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コロナ禍でパパの収入が減っても大丈夫!?今すぐできる、貯蓄を増やす家計づくり【FP直伝】

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日本語マネー円感覚のカルキュレーター、ノートパソコンやポーチ
ThitareeSarmkasat/gettyimages

新型コロナウイルス拡大による経済への打撃は、家計を直撃。収入減や想定外の出費が多くなるなど、今までの家計管理では立ち行かないケースも多いのではないでしょうか。そこで、ファイナンシャルプランナーで2人のお子さんのママでもある竹下さくら先生に、忙しいママ・パパでも今すぐできる家計の見直し方について聞きました。

わが家だけではない。コロナによる家計の大混乱

新型コロナウイルス拡大により、家計はどのような影響を受けているのでしょうか。一部の声を紹介します。

●3人家族です。夫はもろにコロナで打撃を受けた職種で、緊急事態宣言以降仕事があまりなく、最低賃金だけで生活しています。もともと月々の支払いが多く、保険も学資や年金など複数。光熱費も結構するので困っています。

●ネットスーパー利用、コロナ禍で食しか楽しみがないことから、食費が増加。消毒・マスクなどで、生活用品費も増。自粛で、お買い得な店にも行けず、暇なので、通販でいろいろ見て買ってしまいます。「コロナだからしかたないか…」と言い訳しています。

●4月、5月と夫婦でテレワーク、小学生も終日自宅だったために、水道代、電気代ともに2カ月で8000円増、ガス代も月に4000円増。食費は月5万→8万に。レジャー費、ガソリン代が減った分、食費と光熱費がかかりました。自粛でがまんをたくさんしたのに、支出が減っていないのは切ないです。

収入減に加えて、今までにない出費が増えている現状がわかります。その一方で、たまひよ世代がお金のことで気になっているのが「教育費」や「貯蓄」のこと。家計が混乱している今、とくに支出について、どのように見直していけばいいのでしょうか。

固定費を見直すことが、無理なく貯蓄を増やす第一歩

――収入が増えない中、支出をどのように見直すといいでしょうか。

竹下先生(以下敬称略)支出を削ろうとするとき、食費やレジャー費を節約する方は多いですね。ですが、とくに食費は少しでも安く、とこだわりすぎると暮らしと心からゆとりを奪い、心身ともに苦しくなり長続きしないものです。おこづかいや光熱費も、がまんしすぎるとストレスがたまり、リバウンドしやすくなります。
そこで注目してほしいのが固定費です。固定費とは家計の中の「通信費」「住居費」「保険料」などで、毎月必ず一定額がかかる支出のことです。一度見直しを行うだけで、以後何もしなくても家計をラクにしてくれるのが、固定費の節約なのです。

保険は収入の5%以内が目安。かけすぎていませんか?

――固定費を節約するための目安はありますか?

竹下 まずは、貯蓄をすることを前提とした、手取りの世帯月収に対する支出の目安を知っておきましょう。
・住居費 30%
・食費 20%
・水道光熱費&通信費 10%
・教育費 10%
・レジャー費、その他 10%
・夫婦のおこづかい 10%
・保険 5%
・貯蓄 5%

乳幼児家庭の一例。年収や価値観、資産などでも大きく異なるので一つの目安ととらえてください。
貯蓄目標を5%にするためには、住居費と通信費、保険をできるだけ適正な割合に見直すことが大切です。
その中でも保険に着目してみましょう。収入に対して5%を超えていませんか?保険は、貯蓄では対応できないほどの大金が必要になる事態を想定して備えるもの。優先順位をつけて、必要最小限におさえることが大切なのです。

特別定額給付金を保険料のまとめ払いとして活用!

――保険を必要最低限に、ということですが忙しいママやパパでもできる見直し方法はありますか?

竹下 保険は専門知識が多く、本格的に整理したいのなら、専門家に相談したほうが安全です。
ですが、ひとまずの節約効果をねらうということであれば、保険料をまとめ払いにする方法があります。月払いを年払いに、年払いを2年分払いにというように、まとめて払えば払うほど保険料の総額は少なくなります。今回の特別定額給付金を保険のまとめ払いにあてるのも一案といえるでしょう。
中でも、持ち家の人におすすめなのが、火災保険や地震保険のまとめ払い。もともと来年には火災保険も地震保険も値上げが予定されていますが、昨今相次いでいる自然災害によって、再来年以降の保険料アップもほぼ間違いなさそう。今のうちに5年契約などに切り替えてまとめ払いしておくと、これから先、数年分の保険料で考えればかなり出費を抑えられます。

保障内容は変えずに、保険会社を変更する方法も

――ほかにも、すぐできる方法はありますか?

竹下 現在加入している保険会社が従来型の企業なら、ダイレクト型(ネット型)の保険会社のほうが保険料は割安になります。ダイレクト型(ネット型)の保険会社は人件費や支社の家賃などの固定費をかけていない分、保険料を安くできるからです。同じ保障内容で複数の保険の見積もりを比較するサイトなどを利用して、検討してみるといいですね。

お話・監修/竹下さくら先生 取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部

いかがでしたか?家計を見直すときに気をつけたいのは食費や光熱費などの変動費ではなく固定費、ということがわかりました。今できることを、少しずつ進めていきたいですね。

竹下さくら先生(たけしたさくら)

Profile
ファイナンシャル・プランナー。2人のお子さんの母でもある経験に基づいたアドバイスが定評。最新刊『1時間でわかる やれば得する! 保険の見直し 100の鉄則』(技術評論社)など保険、教育費、住宅費関連の著書多数。

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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