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子どもの好き嫌いやばっかり食べは自我が発達してきた証拠。おおらかに見守って【専門家】

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写真はイメージです
quintanilla/gettyimages

子どもはそもそも気まぐれ。味やかたさ、見た目などの小さな変化で食べ物の好みが変わります。
今は嫌いでも調理方法などを工夫したら食べる場合も。また、好きなものばかりを食べるばっかり食べは、おおらかに見守ることも大切だといいます。
管理栄養士の太田百合子先生に食べさせ方の工夫などについて聞きました。

【ケース1】初めて見る食材には手をつけない

今まで見たことがないものには、警戒心が強くなり、慎重になる子がいます。また、なじむまでに時間がかかる場合も。ママやパパは早合点して、「嫌いなのかも…」と決めつけないようにしましょう。まずは、子どもの好奇心をそそる形にしたり、調理の工夫をして食卓に出すなど、見た目の工夫から試してみて。ただし、何回か試しても食べないなら、無理しないでちょっとお休みすることも大切です。ほかの食材で栄養を補うようにしましょう。

[解決アイデア1]ほかの食材に混ぜてみる

食べ慣れているものに混ぜてしまうのもコツ。野菜嫌いなら、とろみのあるシチューやカレーなどに。味つけの工夫でケチャップ、ゴマ油、マヨネーズなどでバリエーションを。うま味のある豚汁、ポトフで煮込んでも。

[解決アイデア2]子どもが喜ぶ楽しい形にしてみる

初めての食材を出すときは、クッキー型などで、かわいい形に抜いたりして、見た目に変化をつけてみましょう。まずは大人が「いただきま~す」と、おいしそうに食べてみせて、子どもをその気にさせましょう。

[解決アイデア3]同じ栄養価のある食材を選べばOK

形を変えたり、ほかのものに混ぜて何度かトライしてもだめなときは、同じ栄養価のある、ほかの食材を食べることでよしとしましょう。次のチャンスを待つことも大事。無理強いすると、食事が楽しくなくなってしまうので、しばらく様子を見ましょう。

【ケース2】食べることに興味がない

好き嫌いというよりも、むしろ食べることに興味がない子も中にはいます。この場合は、いろいろな手段で食べさせようと頑張るのではなく、「食べることは楽しいこと」を実感させてあげるのがいちばんです。
何をするのも「ママやパパと一緒」が楽しい時期でもあるので、買い物や料理をするときに、子どもと一緒に食材を選んだり、お手伝いをしてもらいましょう。汚したり、時間がかかっても面倒がらずに、一緒に楽しむことがポイントです。

[解決アイデア1]大人と一緒にショッピング

調理が済んだ食材は見慣れていても、元の形を見る機会は少ないものです。一緒に買い物へ行ったとき、キャベツやにんじんがたくさん並んでいる中から、「どれがいいかな?」と、子どもと一緒に選んでみるといいでしょう。食への関心が高まることにつながります。

[解決アイデア2]大人と一緒にクッキング

「料理の手伝いなんて、まだまだ無理」とためらわないで、子どもにできる範囲のお手伝いをやってもらいましょう。キャベツを1枚ずつはがしたりすることなら、子どもも楽しみながら料理に参加できるはずです。

[解決アイデア3]食事の前はおなかをすかせる

食事の前に甘い飲料やお菓子を与えてしまうと食べられません。また、食事の前にしかられたりするとおなかがすきません。食べる前は、楽しく食卓に向かう環境を整えることが大切です。

【ケース3】食べてもすぐベーッと出しちゃう

一度は口に入れて食べようとしたのに、ベーッと出してしまうと、「嫌いなのかもしれない」とママやパパは思ってしまいがち。でも、それは嫌いというよりも、食べづらかったり、味や香りに慣れていないことが原因の場合が多いようです。
子どもが食べやすい食材の切り方や調理方法、味つけに変化を出すことで、食べるようになることもあります。子どもの好きな味で風味を変えるというのもいい作戦。一度であきらめないで、いろいろ工夫してみましょう。

[解決アイデア1]食材の切り方・形を工夫して食べやすくする

乳歯が生えそろわないうちは、大人と同じように簡単に食材をかみ切ることができません。子どもの歯の生え方をチェックして、子どもが食べやすい切り方や形を工夫しましょう。

[解決アイデア2]加熱時間をひと息長めに加減する

子ども分は大人分よりも、もう少しやわらかくなるように加熱しましょう。野菜と肉や魚では、加熱による変化のしかたが違うので注意して。野菜類は加熱するほどやわらかくなりますが、肉や魚はかたくなってパサパサになるので、加熱時間を加減しましょう。

[解決アイデア3]食材・調味料の特徴を生かして、食べやすくする

子どもが食べやすい調理の工夫には、食材の切り方や形、かたさを調節する以外に、食材や調味料の特徴を生かした調理方法で食べやすくすることができます。

・野菜は、油で炒めてからよく加熱する
・魚などはマヨネーズでしっとりさせる
・肉は繊維を断ち切り、粉をまぶしたりして肉汁をとじこめる
・ひき肉や葉野菜はあんでからめる
・薄切り肉はこまかくほぐす
・果物の酵素で肉をやわらかくする
・だしのうまみでおいしく仕上げる
・ケチャップなど子ども好みの味にする

監修/太田百合子先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

好き嫌いの「好き」はお気に入り、「嫌い」は飽きていたり、食べづらいという意思表示です。また、ばっかり食べは、こだわりの表れです。どちらも自我が発達してきた証拠でもあるので、その成長を喜びながら、少しの工夫を取り入れながら、ゆっくりと対応しましょう。


太田百合子先生
Profile
管理栄養士。東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は大学、専門学校などの非常勤講師のほか、講演会などでも活躍。

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