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女性が運べる重さは約10㎏。地震・台風 ママ3人のリアルな被災体験

必要な物をどんどん入れて重たくなった防災リュック。赤ちゃんと、それを持って、逃げることはできますか?
防災ママカフェ®主宰、一般社団法人スマート サプライビジョン特別講師のかもんまゆさんは「一番大事なことは『持って逃げられる』リュックにすること。女性が運べる重さは約10kg、男性は約15㎏が目安。ママは5kgの赤ちゃんを抱っこしたら、あと5kgしか持てない計算に。必要最低限のものを吟味して。逃げるときは、両手が空く抱っこひもがマスト。実際に一度赤ちゃんとリュックを背負って避難所まで行ってみることをおすすめします」と言います。
赤ちゃんと一緒に災害を経験したママ3名に、その後の対策や心構えなどを聞きました。ぜひ参考にしてみてください。
「今こそ考えて備える防災」連載の2回目です。

【台風19号】台風で約2週間の断水。備蓄に大切さを痛感しました

「娘が1才1カ月のときに、台風19号を体験しました。台風で市全体が約2週間の断水に。飲み物や水は日ごろから多めに備蓄していたので助かりました。それまでは、災害=地震のイメージでしたが、断水・停電などライフラインが長期間止まった場合の対策も必要だと感じました」

福島県/えりなさん(27才)&ののかちゃん(1才8カ月)

※令和元年台風第19号は、2019年(令和元年)10月12日に日本に上陸した台風。関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらしました。

パントリー兼備蓄庫に食品や紙皿などを備蓄

「パントリー兼備蓄庫にはカップラーメンやレトルト食品などをキープ。ガスコンロとガスボンベ、ガス対応の鍋もあります。断水で食器が使えず困ったので、割りばしや紙コップ、紙皿も用意」

赤ちゃんグッズはここから使ってローリングストック

「1階のリビング近くのクロゼットに赤ちゃんグッズとウエットティッシュ、除菌ジェル、マスクなどを買い置きし、収納。普段のお世話でもここから使って、常に買いたしています。防災リュックと抱っこひもも同じ場所に置いています」

防災リュックは、ママ1人で赤ちゃんを抱っこした上で持てる量に

「防災リュックは、私1人で娘を抱っこしても持てる重さです。非常食は大人と子ども各1食分。冬は防寒着をたすなど、季節に合わせて中身を入れ替えます。財布には現金1万5000円、封筒には家族分の健康保険証と母子健康手帳のコピーも」

【台風24号】台風直撃で停電・断水!水が底をついて大変でした

「台風の直撃で1日半の停電・断水を経験。当時はまだ長男が2才、二男が8カ月。断水前にあわてておふろや鍋に水をためましたが、復旧する前に底をつき…。それ以来、水は最低3日分はストックがあるように買いたしています」

沖縄県/あやさん(34才)&かのんちゃん(4カ月)&らいとくん(2才)&まなとくん(4才)

※平成30年の台風第24号は、2018年9月21日に発生し、9月30日に日本に上陸した台風。

3日分の水、食品、ガスボンベなどを備蓄

「3日分のペットボトルやウオーターサーバーの水、ガスコンロ&ガスボンベをストックしています。台風シーズンになると買い物に行けない日も多いので、子どもも食べられるシリアルやインスタントラーメンなどの食料品も備蓄しています」

窓や玄関のすき間から水が入ってきたときはペットシーツが便利

「トイレットペーパーは、12ロールか8ロール入りを1〜2パック。ティッシュは5個入りを2パック備蓄。台風で窓や玄関のすき間から水が入ってくることがあるのですが、ペットシーツをすき間に詰めると吸収してくれて便利です」

紙おむつは多めに用意してベビーベットの下に収納

「二男と長女が使う紙おむつは、ベビーベッドの下に収納。それぞれ3パック以上を備蓄していましたが、保育園に通っている二男はそろそろおむつがはずれそうなので、二男の分は少し減らして備蓄しようと考えているところです」

【大阪府北部地震】生後間もない息子と、地震・停電を経験しました

「息子が生後1カ月のときに里帰り先で被災。地震・停電を経験しました。それ以降、必要なものはローリングストックしています。被災後はママ友同士で防災バッグの中身を見せ合う会を開き、どんなものをどんなふうに用意しているか、情報をシェアしました」

兵庫県/まゆこさん(44才)&ゆうたろうくん(1才10カ月)

※大阪府北部地震は、2018年(平成30年)6月18日7時58分39秒に、日本の大阪府北部を震源として発生した地震。
地震の規模はMj6.1で、震源の深さは13キロメートル (km)(ともに暫定値)。最大震度6弱を大阪府大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市の5市区で観測した。

赤ちゃんグッズの備蓄は、これだけあれば安心と思える量をストック

「電気・水道・ガスが止まってしまっても、子どもにそのまま食べさせることができるベビーフードを最低3日分はストック。紙おむつは“これだけあれば安心”と思える2パック分を備蓄しています」

在庫管理がしやすいように、クリアケースに収納

「備蓄品は、押し入れに収納。赤ちゃん用品は中が見えるクリアケースにまとめているので、在庫管理がしやすいです。ここにあるものは日常のお世話でも使っていますが、消費したら買い足し、在庫は常に切らさないようにしています」

防災リュックには最低限必要なものだけ入れる

「持ち出せる量には限界があるので、防災リュックには本当に最低限のものだけを入れています。中身は、マスクと除菌ウエットシート、大人用と子ども用の非常食、飲み物、紙おむつ、軍手などです」

監修/かもんまゆ イラスト/あきばさやか 取材・文/ひよこクラブ編集部

実際に備蓄しているママの例を見ると、今買い足すべきものややるべきことが見えてきますね。防災リュックにあれもこれもと入れてしまいがちですが、持てる重さは限られています。赤ちゃんの成長に合わせて見直すことも大切です。
かもんさんは「赤ちゃんは自分で自分の身を守ることができません。親であるあなたが知っていれば、備えていれば、守れる命があります。どんな災害が起きても、家族みんなが少しでも笑顔でいられるよう、出来ることから少しずつ行動を始めましょう。あなたが動けば、家族の未来は変わります!」と言っています。

かもんまゆさん

Profile
防災ママカフェ®主宰・一般社団法人スマート サプライビジョン特別講師。東日本大震災での物資支援活動を機に、ママのための防災ブックを企画制作。被災地のママたちのリアルな体験と子どもの命を守る知恵を伝える。NHK Eテレ『すくすく子育て』などメディア取材、出演多数。


かもんさんが企画編集した防災ブック『その時ママがすることは?』

※防災ブックの購入、お問い合わせは https://smart-supply.org/store/bousai-book

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