【保健師監修】哺乳びん&乳首の選び方 赤ちゃんがむせるのは、乳首が合っていないことが原因のことも
ミルクを飲ませているときに、赤ちゃんがむせてしまうことが気になることはありませんか? それは哺乳びんにつけている乳首が赤ちゃんに合っていないことが原因かもしれません。先輩ママの体験を聞きながら、乳首の選び方のポイントを助産師・保健師の平田かおり先生に教えてもらいました。
【先輩ママの体験談1】乳首のサイズが合わずによくむせて心配に…
母乳とミルクの混合で授乳しているNさん。新生児期、哺乳びんでミルクを飲ませると、心配な様子があったそう。
「新生児期用の乳首がついた哺乳びんを購入し、母乳を飲ませたあとにミルクをたしていたのですが、飲む様子に気になることがありました。
ミルクを飲ませるとき、娘が吸うとミルクが勢いよく出てしまい、しょっちゅうむせていたんです。もしかしたら、吸う力が強く、乳首のサイズが合っていないのかも…と思い、ワンサイズ大きい乳首に変更しました。するとむせることなく飲めるようになったんです」(Nさん)
【先輩ママの体験談2】使う哺乳びんのサイズによってなんだか飲みづらそう…
サイズ違いで哺乳びんを購入したMさん。新生児期に、大きいサイズの哺乳びんを使うと、飲みづらそうにしていたとのこと。
「せっかくだからと、小さいサイズの哺乳びんと大きいサイズの哺乳びんを購入しました。新生児期に飲ませているとき、大きいサイズの哺乳びんだとなんだか飲みづらそうな様子…。調べてみたら、私が購入したメーカーは、大きなサイズの哺乳びんに付属しているのは、月齢が上がってから使う、大きいサイズの乳首だと判明! 乳首にもサイズがあるなんて知りませんでした。その後、合ったサイズを購入し、大きい哺乳びんにつけて使ったら、うまく飲めるようになりました。」(Mさん)
【平田先生アドバイス】乳首をどう選べばいいかわからないときは専門家に相談を
体験談のママたちは、赤ちゃんの飲みづらそうなことをきっかけに、乳首を再検討できてよかったですね。
メーカーによって、哺乳びんについている乳首のタイプや素材、穴の形などが違います。赤ちゃんの成長に合わせてサイズ展開をしているものもあれば、サイズアップが不要なものもあるなどさまざまです。
今使っている乳首が合わないかも…と思っても、どれが合うのかどうか、本当に替えていいのかどうかをママだけで判断するのは難しいものです。
そんなときは、乳幼児健診や母乳外来で専門家に相談することをおすすめめします。現在までの体重の増え具合、赤ちゃんが実際にミルクを飲む様子などを総合的に診てもらい、相談できるので安心です。
ミルクを飲ませていると、むせてしまうという悩みのほかにも、早飲みしてしまう、飲むのに時間がかかりすぎるといった声も少なくありません。
そんなときは、同じメーカーで乳首のサイズを変更したり、違うメーカーの哺乳びんを試してみてもいいでしょう。成長と赤ちゃんの飲み方に合ったものを選ぶのがポイント。迷ったときは、乳幼児健診や母乳外来で相談しましょう。
撮影/野中麻実子 取材・文/本間勇気、ひよこクラブ編集部
初回公開日 2020/11/15
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