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寒波到来!「冷え」は万病の元。今すぐできる!冷え対策5つ

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女の子はホットラジエーターの上に凍った手を温め、クローズアップビュー
Mariakray/gettyimages

冬は足元、首元、お腹周りが冷たくなるなど、特に女性は「冷え」の悩みがつきません。今回は、口コミサイト「ウィメンズパーク」のママが実践している冷え対策と、日本東洋医学会専門医の大谷かほりさんに聞いた対処法を紹介します。

まずは、ママたちの冷え対策から!

■筋肉をつける!
「白湯を飲む。会社では階段を使う。滅多にエレベーターは乗りません」

■血行をよくする
「血行をよくしてポカポカしたい、という時はストレッチ、軽く筋トレ、手指は腕をブンブン回したりグーパーしたり。ということで、『動く』『活動する』が一番温まります」

■生姜入り葛湯
「あまりに寒い日は、暖かい靴下にカイロを貼り、あとは生姜入り葛湯を飲みます。それ以外だと、生姜や根菜たっぷりのスープかな。根菜は体を温める効果があるのでオススメです」

■食事に、ニンニク、ニラ、ネギ多め!
「生姜糖やガリなど生姜を多めに食べて、梅湯を飲んで、食事にはネギやニラ、ニンニクなどを多めに取り入れます。あとは、入浴剤を入れたお風呂でゆっくり温まり、首にタオルを巻いて、パジャマの上にガウンを羽織って早めに就寝」

■とにかく外から温める!
「自力では無理なので、食べて飲んで体の中から温めます。あとは遠赤外線ヒーターの前にじっといる。手はお湯につける。風呂に入る。とにかく外からも温めます」

■お灸で体の中から温める
「『寒いかも!』と思った時、首になにか巻く、上も下も重ね着(ジーンズ履いているならスパッツを履く、ゆるゆる部屋着を着ていたらゆるゆる毛玉だらけのスカートを重ねばき)して、レッグウォーマー装着ですね。あとはお灸をポチッと手にして軽く体を中から温めます」

■腹巻サイコー!
「腹巻!最強ですよ。薄手のもので十分です。腹巻をすると、体幹が温まり、その温かくなった血液が循環するので、全体にポカポカします」

■電熱ヒーターつきウェア
「最近安いですよね。電熱ヒーターウェア、充電式。身体づくりでどうこういう年齢ではなくなってきました。物理的に強制的に温めます。コタツを着ているという感じです」

冷えは万病の元! 今すぐ取り入れたい冷え対策

冷えの改善策にはどんな方法があるのでしょう。大谷かほりさんに具体的な対策についてアドバイスをもらいました。

「東洋医学的には、冷えは『陽虚』(活動力や熱エネルギーが衰えている状態)や『気虚』(活力不足)、『気うつ』(エネルギーが上手く巡らない)、『血虚』(血の働きが悪い)などが原因で起こります。代謝がよくない、疲れやすい、血行状態が悪い、ストレスで自律神経が乱れている、低血圧などがあてはまります。また、病気とまではいかないけれど、運動不足や虚弱体質で、筋力や心肺機能、胃腸が弱い人も冷えやすいと言えます。

冷えは万病のもとといいますが、免疫力が下がり風邪をひきやすくなるほか、内臓機能が落ちるため慢性的な胃腸症状を呈することも。寒さを感じると血管が収縮するので肩凝りや腰痛、頭痛、関節痛や神経痛も起きやすく、血圧も上がりやすくなるので注意が必要です。

ママたちの声にもありますが、冷え対策として体を動かすことは、筋肉が増えて冷えの根治にもつながるので一番のオススメです。冷え性の人は、上半身は温かくしても下半身が冷えるという人が多いので、腹巻、裏起毛のボトムス、湯たんぽもいいですね。下着は、綿や絹よりも、通気がよく汗をかいても冷えにくいウールがオススメです。また、最近はフローリングの部屋が増え、靴下を履いていても冷えるという人も多いので、スリッパやルームシューズなどを利用するといいでしょう。
外出時は、頭を覆うだけでも寒さ対策になるので、帽子やフードを活用して冷えから体を守りましょう」(大谷かほりさん)

体を冷えから守るポイント

Point1 冷たいものや糖分、カフェインの多いものは控えめに

冷たいものや生もの、糖分過多は冷えを助長させるので、冬は控えめに。暖かい飲み物でも排尿時は体温が奪われるので、2ℓ以上摂るのはNGです。またカフェインの多い飲み物は利尿作用があり水分が失われるため、過剰に摂ると逆にむくみやすく冷えにつながることも。1日数杯程度にして、カフェインの少ないデカフェと組み合わせて。

Point2 生姜は生より加熱したもののほうが効果大

体を温める食品は、ニンニクやニラ、生姜、ネギ類、唐辛子、花椒、ナッツ類、かぶ、舞茸、牛肉、羊肉、よもぎ、紅茶など。生姜は生よりも加熱したものに温め効果があり、チューブ入りでもOK。食品はなるべく加熱して食べ、冷たいものは控えるか常温にして温かいものとセットで摂ることが大事。

Point3 運動後は、冷えた体を温めて

連日のプール通いや、ホットヨガのスタジオと更衣室の温度差が激しいと、逆に体を冷やすことに。運動後はサウナやジャグジーなどで体を温めるか、早々に洋服を着込むなど、温度差のリカバリーを。

Point4 授乳中などゆっくり入浴できない場合は足湯も有効

授乳中は肌を出したり、夜中にミルクをつくったりするなど冷えやすいので、就寝用ソックス、ケープなどで体温が逃げないように工夫を。ゆっくり入浴できない時は、足湯がオススメ。そのほか、蒸しタオルで首や肩を温めるのも◎。カイロを使う時は、尾骨付近に貼って腰やお腹を温めて。

Point5 湯冷め予防に干したみかんの皮が◎

体を温めるには入浴、手浴、足浴ですが、湯冷めには要注意。湯冷め予防には、食べた後のミカン類の干した皮をお風呂に入れるのがオススメ。そのほかお風呂に塩を入れる方法もありますが、追い炊き機能つきの窯を傷めることもあるので、ナトリウムを除去したにがりを選んで。


冬の冷え対策とても参考になります。温かいタオルで首や肩を温める方法や、干したみかんの皮など手軽に取り入れられそうですね。(文・酒井範子)

大谷かほりさん
東京女子医科大学東洋医学研究所助教。日本小児科学会専門医、日本東洋医学会専門医、インフェクションコントロールドクター。東京女子医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学東医療センター小児科入局。3.11の体験から高度不妊治療を決意、出産を経て2014年より現職。雑誌「母の友」(福音館書店)で「心も体もお大事に 東洋医学のお話」を連載中。

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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