鶏そぼろ入り卵焼き【大人2人+子ども1人分・幼児食レシピ】
離乳完了期後1才7ヶ月ごろ以降の幼児食期に使えるレシピを紹介します。自我が芽生える1才以降は「自分で食べたい」という気持ちが強くなるもの。食べる意欲を育てる「手づかみ食べ」レシピを取り入れてみましょう。
鶏そぼろ入り卵焼き
鶏そぼろと卵を使うので、タンパク質がたっぷりとれます。細長い卵焼きだから手づかみ食べにぴったり。
【材料(大人2人+子ども1人分)】
鶏ひき肉…25g
わかめ(塩蔵)…5g
卵…3個
しょうゆ・酒…各少々
A[だし汁…大さじ1
砂糖…小さじ1
しょうゆ…小さじ1/3]
サラダ油…適宜
【作り方】
(1) 耐熱容器に鶏ひき肉、しょうゆ、酒を入れて、菜ばしでよく混ぜてからふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約30秒加熱する。一度取り出して混ぜ、さらに約20秒加熱し、ほぐしてそぼろにする。
(2) わかめは水でもどしてさっとゆで、こまかく刻む。
(3) ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、(1)、(2)、Aを加えて混ぜ合わせる。
(4)卵焼き器にサラダ油を熱し、(3)を適量流し入れて巻く。途中サラダ油をたしながら、繰り返し(3)を流し入れて巻き、卵焼きの形にする。1㎝厚さに切り、斜めに2等分に切る。
【大人もおいしく食べるためのポイント】
卵焼きを2~3cm厚さに切って、大根おろしを添えてもおいしいです。
監修/太田百合子先生(管理栄養士)
レシピ提案・調理/井出修子先生(フードコーディネーター)
撮影/矢野宗利
幼児食のお約束(調理をする前に必ずお読みください)
◆レシピは、離乳食が終わった1才7ヶ月ごろ以降の子どもが親と同じものを食べられるように作っています。離乳食が終わりごろの子やレシピの内容では食べにくい子の場合は、子どもの様子を見ながら食材のやわらかさや大きさをアレンジしてください。
◆材料は、大人2人分+子ども1人分(大人の1/2量・出来上がり量の1/5)が基本です。子どもの食べる量、食べられるかたさには個人差がありますから、その子に合ったペースで進めましょう。
◆計量は、1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5mlが基本です。
◆だし汁は、手作りか1才代はベビーフード、2才代は薄めに溶いた市販のだしの素などを使ってください。水溶き片栗粉は片栗粉1に対し、水3の割合で溶いたものです。
◆使っている鶏卵はMサイズ、にんじんなどの野菜はとくに記載がないときは中玉が基本です。また、食材は、皮や殻をむく、へた・すじを取り除く、種やわた・芯・骨を取り除くなどの下ごしらえが済んだものを使用しています。
◆1回の食事で食べさせる初めての食材は1種類とし、食物アレルギーに注意をして少量ずつ食べさせるのが基本です。食べ慣れた食材となら混ぜてもいいでしょう。
【電子レンジのお約束】
◆電子レンジの加熱時間は600Wの場合の目安です。500Wの場合は、1.2倍、700Wの場合は0.85倍の時間で加熱してください。
◆電子レンジは機種によって加熱のしかたが異なりますので、初めはレシピより短い時間で加熱し、様子を見ながら加熱時間を調節し、全体にしっかり火を通しましょう。
◆材料を広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
◆電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達しても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますのでご注意ください。