和風のラタトゥイユ【大人2人+子ども1人分・幼児食レシピ】
離乳完了期後1才7ヶ月ごろ以降の幼児食期に使えるレシピを紹介します。歯が生えそろうまでは、大人のように上手にかんで食べられないもの。食材のやわらかさや大きさなど、かみやすい工夫があるレシピなので「かみかみ食べ」の練習におすすめです。
和風のラタトゥイユ
野菜は炒めてから煮るので、やわらかくなり食べやすいです。厚揚げの食感も、いいアクセントに。
【材料(大人2人+子ども1人分)】
なす(小)…1本
ピーマン…1個
玉ねぎ…1/2個
トマト…1個
ごぼう…10cm長さ1本
厚揚げ…1/2丁
サラダ油…大さじ1
だし汁…大さじ4
塩…少々
【作り方】
(1) なすは縦半分に切り、皮に隠し包丁を入れてから、2cmの角切りにする。ピーマン、玉ねぎは1.5cmサイズに切る。
(2) トマトは皮を湯むきして種を取り除き、2cmの角切りにする。
(3) ごぼうは1.5cm幅の斜め切りにし、やわらかくゆでる。
(4)厚揚げは湯通しし、1cm四方×8mm厚さに切る。
(5)鍋にサラダ油を熱して(1)、(2)、(3)を入れてさっと炒め、だし汁を加えて煮立ったら弱火にしてふたをし、7~8分煮る。
(6) (5)に(4)を加えてひと炒めし、塩で味をととのえる。
【このレシピを離乳食が終わりごろの子にアレンジするなら】
野菜は1cmくらいのサイズに、厚揚げはみじん切りにして。
【大人もおいしく食べるためのポイント】
お好みで塩をたして味付けしてください。
監修/太田百合子先生(管理栄養士)
レシピ提案・調理/井出修子先生(フードコーディネーター)
撮影/矢野宗利
幼児食のお約束(調理をする前に必ずお読みください)
◆レシピは1才7ヶ月ごろ以降の子どもが親と同じものを食べられるように作っています。離乳食が終わりごろの子やレシピの内容では食べにくい子の場合は、レシピ内の【離乳食が終わりごろの子に…】で記載しているレシピの変更点を参考にアレンジしてください。
◆材料は、とくに記載のない場合、大人2人分+子ども1人分(大人の1/2量・出来上がりの量の1/5)が基本です。子どもの食べる量、食べられるかたさなどには個人差がありますから、その子に合ったペースで進めましょう。
◆計量は、1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5mlが基本です。
◆だし汁は、野菜スープなどは手作りか1才代はベビーフード、2才代は薄めに溶いた市販のだしの素などを使ってください。水溶き片栗粉は片栗粉1に対し、水3の割合で溶いたものです。
◆使っている鶏卵はMサイズ、にんじんなどの野菜はとくに記載がないときは中玉が基本です。また、食材は、皮や殻をむく、へた・すじを取り除く、種やわた・芯・骨を取り除くなどの下ごしらえが済んだものを使用しています。
◆1回の食事で食べさせる初めての食材は1種類とし、食物アレルギーに注意をして少量ずつ食べさせるのが基本です。食べ慣れた食材となら混ぜてもいいでしょう。