息子の好き嫌い爆発!助けられた意外な言葉[夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#95]
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります!
【第95回】息子の好き嫌い爆発!助けられた意外な言葉
もうすぐ3歳の息子。
いろいろなものが食べられるようになったことと比例して、好き嫌いも激しくなってきました。
好きなものは粉物と揚げ物、ゼリーやヨーグルト等のデザート。
嫌いなものは野菜全般。
とにかく野菜を食べてくれません。
カレーやビーフシチューに入れて、あまり形が目立たないようにすれば食べてくれたりもするのですが、野菜そのままの形がわかると途端に食べてくれなくなります。
保育園の先生からも、野菜が野菜とわかる見た目で食べられた方が望ましいとアドバイスをいただいたこともあり、家でいろいろと試行錯誤してみました。
しかし、やはり野菜をそのまま食べてくれると言うことはありません…。
親がおいしそうに食べていると子どもも自ずと食べてくれるという話を聞けば、夫と2人でこれでもかと言うくらいおいしそうに食べてみたりと、とにかく何でもやってみましたが効果はなし。
八方塞がりだ……と少し気落ちしていた時に、大学時代の後輩の言葉をふと思い出しました。
「私、小学校に上がるくらいまで、バナナしか食べなかったらしいんですよ」
それを聞いた当時、とても衝撃的だったことを覚えています。
流石にバナナのみということはないと思いますが、とにかくかなりの偏食でバナナ以外好きな食べ物がなく、ひたすらバナナばかり食べていたというのです。
しかし、その後輩がとにかく明るくて、とてもいい子なのです。
大学も現役で合格しているし、体も健康的です。
バナナしか食べなくてもあんなに立派に育つんだもんな……と思うと、少しの野菜嫌いなんて仕方ないものだし、食べなければ食べなくても気にしなくていいやという気持ちになりました。
思い返してみると、実は私も子どもの頃かなりの偏食でした。
食べ物の見た目をとにかく気にしていて、野菜はもちろんダメですし、フルーツも全体的に無理で、いちごでさえ種やうぶ毛が気になりダメだという始末。
食べられるものが本当になかったなという記憶があります。
今は味が嫌いで食べられないものは無いというくらい何でも食べられるようになりましたが。
一方の夫は、ネバネバ系全般がダメで、梅干しなどもダメ、お餅もダメと、大人になった今も結構好き嫌いがあります。
自分の子どもの頃に比べれば、息子はまだいろいろと食べてくれている方だなと改めて気付きました。
夫にはもう少し頑張って好き嫌いを無くして欲しい気持ちはありますが……。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
吉本興業所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。
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