【医師監修】妊娠中に牛乳は飲んでもいい?
妊娠中に口にする食べ物や飲み物は、赤ちゃんに影響しないか、どのくらい食べていいのか…不安になることも。ここでは、食材ごとの解説に加え、妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期の時期別にチェックができます。
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妊娠中の牛乳
乳製品全体の摂取目安は1日500g程度です
妊娠初期 | 妊娠中期 | 妊娠後期 |
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カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液の成分になるもの。不足すると、骨密度の極端な減少にもつながりかねません。ただし、乳製品全体の摂取目安は、1日200g程度。牛乳ならコップ1杯程度です。乳製品の過剰摂取やサプリメントでの補給は尿路結石の危険があるので、日頃から乳製品を摂取していた人はこれまで以上に摂取する必要はありません。これまであまり乳製品をとる習慣がなかった人は、1日の目安量を目指して摂取を心がけるといいでしょう。なお、牛乳は一般的にアレルギーを起こしやすいとされる食物のため、「妊娠中に摂取するとおなかの赤ちゃんがアレルギー体質になりやすい」といううわさがあるようです。しかし、実際にそのような報告はありませんから、妊婦が牛乳を避ける必要はありません。