『え~、昔と違う!』妊娠・出産・育児 “今の常識”をばあば、じいじに知ってもらおう(産後の育児編)
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数十年前と比べると、妊娠・出産・育児の常識は大きく変わっています。産後、気持ちよくサポートしてもらうためにも、ばあば・じいにと一緒に育児の常識の変化をチェックしてみましょう。
ママ・パパも正しい情報を再確認できますよ。
今回は産後の育児編。小児科医の浦島崇先生に聞きました。
妊娠・出産・育児の常識、昔と今の違いを知っておこう!
産後のママはホルモンバランスのせいで心に余裕がなくなる状態のため、母や義母の熱心なアドバイスに傷ついたりイライラしたりすることも。
でも、相手もよかれと思ってのこと。妊娠中から「ぜひ手伝ってほしいから、今の育児を知ってほしくて」と、ばあば・じいじにこの記事を見てもらいましょう。
自分たちが「してほしいこと・してほしくないこと」を一緒に伝えておくのも◎。今のうちに、味方をしてくれるサポーターを増やしておきましょう。
ばあば・じいじの疑問『泣くたびに抱っこしたら、抱き癖がつくからダメなのでは?』
⇒『今は、泣いたらすぐに抱っこしてOK!』
以前は、泣くたびに抱っこをすると“抱き癖”がつくとして、避けるべき習慣といわれていました。
でも、今は、さまざまな研究で、抱っこなどのスキンシップが赤ちゃんの心の成長に大切だということがわかってきました。泣いたときに抱っこしてもらう経験が、他者への信頼感をはぐくみます。泣いたらすぐに抱っこしてあげましょう。
ばあば・じいじの疑問『おふろ上がりに湯冷ましをあげないって本当?』
⇒『水分補給は、母乳かミルクで十分です』
昔は、おふろ上がりの水分補給に湯冷ましを飲ませるのが一般的でした。
今は、離乳食開始前の赤ちゃんには母乳・ミルク以外は飲ませなくていいという考え方に。おふろ上がりの水分補給も母乳・ミルクで十分で、湯冷ましを飲ませる必要はありません。
離乳食開始後は、湯冷ましや麦茶を飲ませてもOK。
ばあば・じいじの疑問『赤ちゃんはしっかり着せて、靴下をはかせたほうがいいのでは?』
⇒『動きやすい薄着にし、家内でははだしが基本』
家屋の気密性や暖房の性能が低かった時代は、寒いと赤ちゃんの体が冷えてしまうことがあり、厚着をさせて靴下をはかせるのが一般的でした。
今は体に熱がこもってしまう厚着は避けて、赤ちゃんが動きやすい薄着にするのが基本。
また、赤ちゃんの足裏は体温調節の役割をしているので、室内でははだしで過ごすのが◎。
昔とは常識が大きく変化。ばあば、じいじと情報を共有しよう!
ママ・パパは、実際に子育てをサポートしてもらう際に「してほしいこと・してほしくないこと」をばあば・じいじに具体的に伝えるのもおすすめ。お互い嫌な思いをすることなく、円満な関係を築くことができます。