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稽留流産後の手術はどういうもの? 当日の流れや術後の生活について知りたい

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流産は、その症状や超音波検査でわかる子宮内や子宮頸管(しきゅうけいかん)の様子で「完全流産」「不全流産」「稽留流産」「進行流産」とに分かれます。稽留流産は、胎児の姿や胎児の心拍が確認できず、胎児が子宮内にとどまっている状態です。場合によっては自然に排出されるのを待つこともありますが、そのままにしておくと、強い腹痛と大量の出血を起こし危険な状態になることがあったり、感染症を起こしたりすることもあるため、それらを予防する目的で、手術が必要となるケースが多いです。また、流産はとても残念なことですが、手術をすることで、次の妊娠のために心身のダメージを抑える目的もあります。

手術日までの準備から手術当日の流れ

一般的には稽留流産が疑われた場合、1週間前後で再度診察をして確認をします。そこで確定した場合に手術を行うかどうか判断されます。ここでは、妊娠12週未満に起こる早期流産の場合に行われる、「子宮内容除去術」の流れを解説します。手術自体は10分程度で済むため、日帰りで行う場合もありますが、前日に子宮頸管を広げる処置を行うことがあり、施設によっては1泊2日の入院になる場合も。どちらになるかは、病院に確認しましょう。

手術前の過ごし方

稽留流産が確定したら、血液検査など一般的な検査を行います。必要に応じて出血凝固検査や心電図、レントゲン検査などを行う場合も。手術日までは通常通り生活して問題ありませんが、無理はしないように。突然の流産は、精神的にショックが大きいものです。つらい気持ちをひとりで抱え込まないようにして、周囲の人に聞いてもらいましょう。また、手術の前に腹痛や出血が起こった場合は、すぐに受診をしましょう。

入院~手術~退院まで

●入院
1泊2日の場合、前日に子宮頸管(しきゅうけいかん)を広げる処置をして、翌日に手術をして帰宅するケースや午前中に入院して、午後に手術を受け、翌日退院になるケースなどがあります。
●手術
手術直前には超音波検査で流産していることを確かめます。麻酔は点滴による静脈麻酔が一般的。眠っている間に手術は終了します。
●退院
術後は病室で数時間安静にします。麻酔の影響がなくなれば退院できますが、出血量や体調なども考慮した上で判断されます。術後1週間程度出血は続き、その間は子宮収縮剤や感染症予防の薬を服用します。

手術後の体の回復は? 仕事復帰はどうしたらいい?

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手術を受けたあとは、約1週間後に診察があり、子宮の回復具合を確認します。出血が続く長さや量には個人差がありますが、1~2週間程度で収まることがほとんどです。ですが、それ以降も出血が続いたり、血のかたまりが出たり、腹痛や発熱が見られたりする場合は、受診しましょう。シャワーは退院翌日からOK(ここ改行しなくていいのですが、上手く操作できません。よろしくお願いします)ですが、入浴は診察で医師の許可が出てからにしましょう。また、仕事については、術後2~3日は安静を指示されることが多いため、その期間はなるべく休みましょう。復帰後しばらくは無理しないように。

手術後、次の妊娠はいつから考えたらいい?

個人差はありますが、月経は手術後1カ月くらいで再開します。セックスはそれまでは避けましょう。また、次の妊娠は月経が2~3回来てからのほうが、子宮の状態も安定してより安心と考えられています。ですが、生理の周期など個人差もあるので、どのくらい待ってから次の妊娠に臨めばいいかは、医師に確認しておくといいでしょう。流産を経験しても、順調に子宮が回復すれば、次の妊娠に影響を及ぼすことはないので安心してください。

稽留流産手術の気になることQ&A

Q手術の費用ってどれくらい? 保険は適用されるの?

A子宮内容除去術は健康保険の適用になるため、自己負担額は3割です。費用は日帰りか入院かによりますし、大学病院か個人産院かなど施設の規模によっても変わるため、一概にはいえませんが数万円程度でしょう。医療保険や生命保険などに加入していれば、給付金の対象になる場合があるため、保険会社に確認してみましょう。

Q飲酒はいつからできる?

Aできれば1週間後の検診までは様子を見て、控えたほうがいいでしょう。それ以降も1カ月くらいまでは大量に飲むのは避けましょう。

稽留流産手術を経験したママたちのエピソード

「悲しくて痛くて処置中もその後もずっと泣いていて、でも担当してくれた女医さんが親身に慰め励ましてくれ、悲しくて痛いけど、また赤ちゃんに来てもらうための準備なのだと心の中で自分に言い聞かせながら耐えました。」
「子宮口を広げる処置をしてからは手術前までずーーーっと痛かったのですが、麻酔の点滴後は全く意識がなくなり、意識が戻った時は既に手術が終わりベッドに寝かされていました。あの痛みはおなかの赤ちゃんと最後に過ごした証しだったのだと感じました。初めてでしたが悲しいむなしい痛みでした。でもまた赤ちゃんに戻ってきてもらうための準備なのだと思うと、心が救われます。」



だれもが経験する可能性があり、防ぐことはできないとはいえ、流産を受け止めるのはとてもつらいことです。
さらに、手術となると不安や悲しさが増すかもしれません。夫や家族、病院産院のスタッフなどにつらさや不安を聞いてもらい、自分自身の心と体の回復を優先して考えましょう。
(たまごクラブ編集部)

監修者
埼玉医科大学総合周産期母子医療センター 産婦人科外来医長 江良澄子先生

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