破水するも、微弱陣痛で子宮口開かず。陣痛促進剤をうち、出産まで36時間!
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夫と息子と暮らすライターの“アンナさん”です。今、8ヶ月になる息子は、結婚10年目に不妊治療を経て、やっと授かった赤ちゃんでした。
食べづわりと動かない生活で、体重17キロ増!
妊娠初期は食べづわりがひどく、空腹になると気持ちが悪くなるので、常にご飯やおかしをパクパク。妊娠初期、空腹になった記憶がありません。気づいたときには、母子手帳の体重欄に、【体重増加注意】の赤線が、連続3回もひかれているではありませんか。
「妊娠初期でこんなに体重が増えると、後半が大変だから注意してください」と指導されてしまいました。あわてて炭水化物をへらして野菜中心の食事に改善することに。
しかし、動くと流産してしまうのではないかと不安になり、ほとんど動かない生活をしていたところ、臨月には、なんと体重が17キロも増加していたのです。
おしっこもらしちゃった…は、破水だった
出産予定日から5日すぎた日の朝、それは突然やってきました。テレビを見ていたら、パンツにジュワっとひろがる生あたたかい感覚。おもらししちゃったかもと思ってトイレへ行くと、パンツがぬれていましたが、無臭。「破水って、羊水が出続けるのでは?」、「これが破水なのかな?」と頭のなかは、疑問だらけです。
念のため、病院へ行くと、「高位破水」と診断され、即入院となりました。子宮口が3センチ開いているとのこと。2日前の検診のときには、子宮口はまだ硬い状態でした。
先生からは、「早いペースだから、きっと今日中には赤ちゃんに会えますよ」と言われ、ワクワクドキドキの入院となりました。
微弱陣痛。陣痛促進剤をうつも、子宮口が開かない
お昼に入院し、午後になると陣痛がはじまりました。しかし、陣痛の間隔は、10~15分と良い感じなのに、陣痛の痛みが続きません。微弱陣痛のまま、眠れない夜をすごして、翌朝をむかえました。
朝になっても、子宮口は入院したときと同じ3センチのまま。破水しているので、「今日中に出産しましょう」とのことで、朝から陣痛促進剤の点滴投与がはじまりました。
お昼に、やっと4センチ、夕方にやっと7センチ。そして、本格的な陣痛がはじまりました。痛い、とにかく痛い。いきみたいのに我慢しなきゃいけないなんて…。
赤ちゃんより先に、人生初の痔が顔を出したのです。
無事出産。しかし、地味に会陰縫合が痛かった…
本格的な陣痛から、約6時間。ついに子宮口が10センチ開き、分娩室に移動です。先生に「あと3回いきんだら産まれるよ」と言われ、その気になり、1回いきむが変化なし。
2回目、「おんぎゃー!」とかわいい産声が。陣痛の痛みはどこへやら。分娩室に響き渡るわが子の声、目の前にいる子どもの姿に、今までに味わったことのない、幸せな気持ちで満たされました。
しかし!感動もつかのま。会陰縫合の痛いこと、痛いこと。グサッ、グサッと縫われている感触が痛くて、思わず「やめてください!」と叫んでしまいました。
ただ幸いにも、縫合上手で評判な先生だったので、その後、会陰が痛むことはなく、ドーナツクッションいらずで過ごすことができました。
出産は、「鼻からスイカが出るほど痛い」と言われていますが、赤ちゃんに会える喜びが待っているので、陣痛がどんなに痛くても耐えることができました。
私の場合は、お産し終わった後の会陰縫合で悶絶しましたが、今となっては、人生初の痔も含めて、すべてが良い思い出です。
ちなみに、母乳の出がよくないため完全ミルクですが、17キロ増加した体重は、残り2キロ減らせば、妊娠前の体重に。頑張って戻します!
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[アンナさん * プロフィール]
夫と8ヶ月の息子との3人暮らし。
結婚すれば、子どもはすぐにできると思っていただけに、結婚10年目の奇跡に日々感謝です。
大好きな安室奈美恵さんのような、カッコいいお母さんを目指して、奮闘中です。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
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