「高位破水」からの「陣痛促進剤」使用で、トータル4時間半のスピード出産!
kieferpix/gettyimages
ママライターの“のいえ”です。長男と次男、さらに男女の双子と4人の子の育児と仕事に奮闘している私。ドタバタな毎日ですが、長男を出産したときのことは、今でも鮮明に覚えています。
焼肉を食べると陣痛が来るって本当?…外食中に破水
あれは、出産予定日1週間前、「焼肉を食べると陣痛が来る」というジンクスを試すべく、夫と焼肉屋で食事をしていたときのこと。トイレに行くと、ほんの少し下着がぬれているのに気づきました。でも、そのときは特に何も思わず、そのまま食事をして帰宅。
翌朝、「破水だったのかな?」と、気にはなったのですが、おしるしも来ていないので、様子をみることに…。
するとその夜、かなり下着がぬれてしまっているのに気づいたのです。心配になり、念のため出産予定の大学病院へ直行しました。検査の結果、高位破水と診断され、そのまま入院となりました。
促進剤を使っても陣痛が来ない!破水しているのに…
翌朝の診察では、子宮口はまったく開いていませんでした。ただし、高位破水しており、妊娠週数も問題ないため、「早めの出産がよい」と診断され、陣痛促進剤を投与することになりました。
しかし、陣痛促進剤を使っても、低くて鈍い痛みが続くだけで、あまり効果が感じられません。
結局、その日の夜は自然に陣痛が来るのを待つことに。明朝になっても陣痛が来ていなければ、強めの陣痛促進剤を投与して、次の日に出産することになりました。
促進剤の再投与。1分間隔の急な陣痛に悶え苦しむ…
翌朝の診察で、「子宮口は少し開いているけど、10時から促進剤使おうか」と、先生に言われ、陣痛室へ移動しました。陣痛促進剤の投与が開始されてから、「どんな子が産まれてくるかな」、「どんな顔しているのかな~」などと、考えていたときのことです。
「ドン!」と、いきなり何か、硬いもので腰骨をなぐられたような強烈な痛みがやってきたのです。しばらくするとおさまって、すぐにまた強烈な痛みがおそってきます。いきなり、1分間隔の陣痛がやってくるとは…!
陣痛は徐々に間隔がせまくなっていくものだと思っていたので、「予定とちがう」と、うなることしかできません。それから4時間あまり。助産師さんに「まだまだね~」と言われるたびに、落胆しながら必死で陣痛とたたかい続けました。
すると突然、「ばちゅん!」という音とともに大量の生ぬるい水が…!慌ててかけつけた助産師さんに「子宮口が開いているね。次の間隔で分娩室に移動しましょう」と言われて、やっと分娩室へ。待っていました、その言葉!
ついに出産へ…最後の最後に、微弱陣痛!?
私の気持ちは一気に、終わりのみえない絶望から希望へと変わり、そのまま分娩台へ。不思議なもので、希望がみえてくると、なぜか痛みがある中でも周りが鮮明に見えてきました。先生方の質問や声がけにもハキハキと答えられます。
分娩台に上がってからは、「はやくいきみたい。ふんばりたい」という気持ちとたたかいながら、先生からいきみのゴーサインが出るのを待ちました。そして、ついに「いきんでいいよ」という先生の言葉が。
ところが「来た!いよいよだ」と思った瞬間、なぜかフッっと陣痛が弱まってしまったのです。それでも、先生や助産師さんの指示に従いながら、タイミングを合わせること2・3回。「ぎゃー!」という元気な産声が響きます。無事、元気な男の子を出産しました。
高位破水から、あっという間の長男出産。いきなり1分間隔の陣痛はすさまじかったです。出産後、処置中の先生に、最後に陣痛がなくなったことを話してみると、「モニターで見てすぐ対処したけど、最後は薬きかなかったねぇ・・・」と言われてしまいました。実は、次男を出産したときにも最後に陣痛がなくなってしまったのです。「これは体質なのかな?」と謎は残ったままですが、何はともあれ、無事出産できたことに感謝しています。
■その他のママライター体験談はこちら
[のいえ * プロフィール]
のいえです。長男、次男、夫と私の4人家族だったところに、まさかの男女の双子を妊娠!2017年6月、新たに双子が加わり6人家族になった兼業ママです。
職場復帰し、夫にも手伝ってもらいながら仕事に育児に奮闘中です!
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。