【妊娠6ヶ月】赤ちゃんとママの体の変化は?この時期にやることは?
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妊娠中期と呼ばれる妊娠6ヶ月(20週~23週)は、おなかが大きく、前にせり出してきます。ママは胎動をはっきり感じて、赤ちゃんが元気に育っていることを体感できます。今回は妊娠6ヶ月の赤ちゃんとママの体の変化について、産婦人科医の小川隆吉先生に解説していただきました。
※ママの体の変化、赤ちゃんの様子には個人差があります。
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多くの人が胎動を感じる
赤ちゃんの動きが活発になり、ほとんどのママが胎動をはっきり感じるようになります。
子宮はさらに大きく
子宮は大人の頭よりもひと回り大きくなり、子宮底がおへその高さまで達します。
腰痛や背中の痛みが出やすい
体の重心のずれやおなかの重みで、腰痛や背中の痛みが出やすくなります。
足がつりやすい
ふくらはぎの筋肉が疲労し、足のつり(こむら返り)が起こりやすくなります。
この時期やっておきたいこと
妊娠6ヶ月になったら、以下のことをやっておきましょう。
☑虫歯など、歯の治療が必要ならしておく
☑経過が順調な人は、医師の許可を得て乳頭のお手入れをスタート
☑立ち会い出産についてパパと話し合う
☑赤ちゃんの名前赤ちゃんの名前について考え始める
体調はココをチェック!
妊娠20週~23週:このころの赤ちゃんの変化は?
妊娠6ヶ月の赤ちゃんは、骨や筋肉が成長して動きもダイナミックに。さらに、以下のように変化します。
・臓器の機能がより成熟し、体の細部が発育してきます。
・ 骨がますますしっかりして、体の末端まで筋肉がついてきます。大きく体を動かす運動などもするように。
・男女の外性器がはっきりしてきます。
・聴覚が発達してきます。
・上下まぶたが離れ、顔立ちがはっきりしてきます。
・頭殿長(頭からおしりまでの長さ)が妊娠23週末で約30㎝。体重約700gになります。
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妊娠6ヶ月は、胎動をはっきり感じるようになり、おなかの赤ちゃんの存在を常に感じるようになります。赤ちゃんは聴覚が発達してくる時期なので、パパがおなかの赤ちゃんに声をかけてあげると良いでしょう。おなかが出てくるため、背中を反らす姿勢になりがちですが、腰を痛める原因になりやすいので注意して下さい。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
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