SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 妊娠中の暮らし
  4. 食事
  5. ニンプの敵!?イベントありがち”ごちそう”シーンを乗りきる食べ方とは?

ニンプの敵!?イベントありがち”ごちそう”シーンを乗りきる食べ方とは?

更新

LightFieldStudios/gettyimages

イベントやパーティー、職場の歓送迎会、記念日のディナー…。妊娠中も、ごちそうを食べる機会は結構あります。普段は食べないごちそうメニューに心ひかれるけれど、「妊娠中は食べていいの?」と気になってしまうことも。中には妊娠中の食べすぎに気をつけたいメニューもあります。今回は、産婦人科医・佐藤雄一先生、栄養士・小川淳子さん、管理栄養士・乙部智恵さん監修による「妊娠中のごちそう注意点」「正しい食べ方」「あるあるシーンの乗り切り方」をご紹介します。

とくに気をつけたいのは「生もの」「高カロリー」「塩分のとりすぎ」!

妊娠中、アルコールを控えるのは大前提。その上で妊婦が気をつけたい食品の代表格が、「生もの」。また、「高カロリーのもの」「塩分が多いもの」にも注意が必要です。それぞれの食べ方の注意点を確認しましょう。

ウイルスや細菌の感染が心配な「生もの」

妊娠中は免疫力が低下しやすいので、生の魚介類ノロウイルス感染の恐れがあります。生で食べるのは避け、食べるなら新鮮なものを加熱して食べるようにしましょう。
また、トキソプラズマやリステリア菌にも注意が必要。スモークサーモン、生ハム、レアのステーキ、ナチュラルチーズ(非加熱のチーズ)などはそのまま食べるのは避け、食べるならしっかり加熱したものにしましょう。サルモネラ菌に感染する恐れがあるため、生卵は避けるか、すき焼きなどの生卵は新鮮なものを選び、つける量も少量にしましょう。

体重増加、妊娠糖尿病を招きかねない「高カロリー」

イベントや豪華なディナーでは、高カロリーの料理が多いもの。食べすぎて体重が急激に増加すると、体に負担がかかります。また、血糖値が上がり、妊娠糖尿病になるリスクも高くなります。妊娠糖尿病は、妊娠高血圧症候群流産、早産を引き起こすこともあり、注意が必要です。高カロリー料理は味つけが濃いものが多く、糖質や脂質も気になるので、量を減らして食べるのが基本です。
また、低カロリーの副菜を一緒に食べるようにして、栄養バランスが偏らないようにしましょう。ステーキはサーロインではなく脂肪が少ないヒレ肉にする、大皿料理は食べる分だけ最初に小皿に取り分けてそれにとどめるなど、カロリーを減らす工夫を忘れずに。

むくみや妊娠高血圧症候群の誘因にもなる「塩分のとりすぎ」

塩分をとりすぎると、腎臓や血管に負担をかけるだけでなく、むくみの原因にもなります。また、血圧が上がり、妊娠高血圧症候群になる可能性もあるので、注意が必要です。めん類のスープや、鍋ものの汁は飲まずに残しましょう。また、塩分の高い食材は、一度ゆでることで減塩できるので、覚えておいて。加工食品は、塩分過多になりやすいので、食べすぎないように気をつけましょう。めん類や鍋ものの具は野菜も忘れずに。たれやしょうゆのつけすぎにも注意しましょう。

「こんなときどうする?」ありがち“ごちそう”シーンはこう乗りきる!

記念日の豪華ディナーや、居酒屋での女子会、どうしてもラーメンが食べたいとき…。息抜きもいいですが、妊婦ならではの注意点は押さえたいもの。ありがちシーンの乗りきり方を紹介します。

●リッチなレストランで記念日ディナー

フレンチなどのフルコースは量が多く、カロリーが高いので要注意。肉料理なら赤身の肉を選ぶなど工夫してカロリーダウンを。また、ランチコースなら品目も少ないのでおすすめ。

●夜のイベント後にうわさのラーメン屋さんへ

真夜中に高カロリーかつ塩分の多いラーメンを食べると、体脂肪や体重が増えやすくなります。食べるなら夕食の時間までにしましょう。野菜、海藻などのトッピングを多くして、めんは少なめに。スープは残して。

●職場の歓送迎会や女子会で居酒屋やバーへ

居酒屋のメニューは、味の濃いものが多いので注意が必要です。できれば「行かない」のがいちばんですが、職場の雰囲気や人間関係などで断りにくい場合は、野菜やタンパク質の多いメニューを選ぶようにしましょう。もちろん、アルコール類は絶対にNG! また、生活リズムが崩れないよう、必ず1軒で帰宅しましょう。

●ベビーシャワーでケーキ

ベビーシャワーなどパーティーのケーキ。ケーキはカロリーが高く、栄養価の低いものが多いので、食べすぎると体重増加の恐れがあります。なるべく、ホールケーキでなくカットケーキをお願いしたり、手づくりケーキにして、糖質や脂質を控えるのもおすすめです。

鶏レバーは●gまで?妊娠中[とくに注意が必要&絶対NG食品]を産婦人科医が解説

妊娠中は、何かと我慢することが多くて大変ですが、まったく食べてはいけないものは少なく、正しい食べ方が大切。ストレスをためすぎず、心配しすぎず、「正しい食べ方」でイベントやごちそうを楽しみましょう!(文・たまごクラブ編集部)

■監修:産婦人科舘出張 佐藤病院 院長 佐藤雄一先生、栄養士 小川淳子さん、管理栄養士 乙部智恵さん
■参考:『たまごクラブ』2019年1月号「クリスマス&正月メニュー ”妊娠”に影響しない食べ方、教えます!」

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

妊娠・出産の人気記事ランキング
関連記事
妊娠・出産の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。