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「母乳は血液」と助産師に言われ、私が母乳育児のために妊娠中、実践したこと

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Tetiana Mandziuk/gettyimages

男の子2人と女の子1人の3児の母親で、現在はフリーランスで講師、保育サポートなど複数の仕事を掛け持ちしているママライターのtaremayuです。24歳で結婚し、結婚2年目から妊活を開始。毎朝、基礎体温をつけてタイミングを図る方法で1年後に妊娠。出産は27歳、29歳、31歳の時です。1人目妊娠時はフルタイムで仕事をしていましたが、産後は在宅の仕事に切り替え、子どもたちの成長に合わせて仕事を増やしていきました。

育児誌で先輩ママの体験談に感銘、母乳で育てたい!

1人目妊娠中から、強く「母乳で育てたい」と思っていました。妊娠中、育児誌で先輩ママの体験談を読んだとき、「母乳はママから赤ちゃんへの贈り物なんだな」と感銘。親子の絆を深められる母乳育児にあこがれてしまったのです。

乳房のお手入れ、専門家に相談しつつ進めるのが大事

安定期に入り、自治体の母親学級だけでなく、母子衛生研究会のプレママ教室に参加。妊娠後期には産院独自の母親教室に参加して話を聴き、母乳育児への思いがぐんぐん高まっていきました。

妊娠6ヶ月の時、乳房相談で「異常なし、良好」と言われてから、乳頭のお手入れを開始しました。妊娠前は貧乳だったのですが、乳腺が発達し、ふくよかなバストに。つぶつぶとした乳カスも出るようになっていたので「清浄綿で丁寧に拭いてお手入れしてね」と助産師さんに言われました。

また、妊娠中期にはマッサージはしなくてもよいけれど、するのなら長時間は避け、おなかが張ってくるようだったら子宮の収縮が考えられるので、すぐにやめること、と言われたので、守るようにしました。

母乳育児がスムーズにできるよう、妊娠中のケアも大切

産院は母乳育児を推奨していて、妊娠中からできる乳房マッサージ、おっぱい体操を教わりました。基底部マッサージは「おっぱいの底の部分を動かすようにする、おっぱいの組織そのものをもみほぐすのではない」といったポイントを教えてもらい実践。乳頭・乳輪部マッサージも妊娠中から行っておくことで、母乳育児がスムーズにできるようになると聴き、しっかりお手入れしました。

助産師さんから「出産して2時間半後にはおっぱいがパンパンになるよ、黄色い初乳を赤ちゃんに与えることが大切。母乳は血液だからね」と言われ、良質な母乳を出せるよう、食事にも気を配るようにしました。「もうすぐに赤ちゃんに会えるのね、しっかりケアしなくちゃ」の思いが高まりました。

勢いよく乳首をくわえこんだわが子、愛しさにキュン

トラブルもなく無事出産。産院でわが子におっぱいを飲ませた時のことは、今でも鮮明に憶えています。お乳を赤ちゃんの口のところに持っていくと、勢いよく乳首をくわえこんで、“ちゅぱちゅぱ”と吸い始めたのです。

驚きました。「これが本能というものなのね」と。生まれてまだ何時間もたたないうちに「人間はまず、“生きる本能”から乳を吸うことを始める」と言いますが、それって本当なのだな、と感動。愛しかったです。

左、右、左、右。交互に乳首を吸わせてみました。ちょっと足りなかったかな、と何度も吸わせているうちに、乳首から血が。まだ生後2日目で、母乳がそんなに出ていないのに、いつまでもくわえさせたからかなと反省。追加でミルクを飲ませました。

入院中は3~4時間ごとに授乳のために赤ちゃんが連れてこられ、私も3日目くらいからだいぶ慣れてきました。5日目、朝起きるとお乳がパンパンになっていて、とても痛くて寝返りが打てないほど。着替えようとしたら、左のお乳からぽたぽたとお乳がたれてきました。搾るといくらでも出てくるのです。助産師さんからは「入院中にこれだけ出るようになれば、表彰ものだよ」と褒められ、母乳育児に自信がわきました。そしてその後、つらくて挫折しそうになる時期もありましたが、完全母乳で3人の子どもを育てることができた私です。

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[taremayu * プロフィール] 
2男1女、三児の母。夫とは19歳の時に知り合い、24歳で結婚、初産は27歳、1人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目までフルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事に携わっている。

■関連:「母乳育児をしたい!」妊婦が、妊娠中からやるべきことは?

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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