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出産後、母乳が出やすくなるストレッチ・下着のチョイス・乳頭マッサージを産婦人科医が伝授

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g-stockstudio/gettyimages

産後、おいしい母乳をあげるためには、食生活の見直しや冷え対策のほか、ストレッチや下着選び、乳頭マッサージも効果的です。今回は、産婦人科医の小川隆吉先生においしい母乳を作るためのストレッチ・下着のチョイス・乳頭マッサージについて、教えていただきました。

【ストレッチ】上半身を中心に体をほぐす

「毎日、簡単なストレッチをするだけで、乳房が動き自然なマッサージに。上半身の血流がよくなるので、母乳の原料である血液が乳腺に流れやすくなります」

胸のつけ根を動かすストレッチ

1.顔の前で手を握り、両ひじを胸の高さまで下げます。

2.ひじの内側で乳房を内側に寄せながら、両方の乳房を寄せます。これを8回繰り返します。

★ここがポイント
胸の根元からぎゅっと内側に寄せましょう!

肩を回すストレッチ

1.胸の前で軽くこぶしを握り、ゆっくりと大きく後ろに肩を回します。

2.前にきた両腕を今度は逆回転させて肩を回します。これを数回繰り返して。

★ここがポイント
肩甲骨を動かすことを意識すると効果がアップ!

【下着】乳房を締めつける下着や衣服を避ける

「乳房を締めつける衣類は血液の循環を悪くします。乳房を圧迫するワイヤ入りなどのブラジャーも避け、自宅で過ごすときはノーブラがおすすめ。乳房が自然に揺れるとマッサージ効果があります」

【乳頭マッサージ】赤ちゃんが吸いやすく摩擦に強い乳頭にしておく

「赤ちゃんは乳頭だけではなく乳輪まで深くくわえ、舌の上に乳頭をのせ、舌と上あごでしごくようにして母乳を絞り出します。乳頭や乳輪がかたいと、上手にしごくことができません。吸いつきやすく、伸びがあってやわらかい乳頭や乳輪にするためマッサージを行いましょう」

※必ず妊娠20週以降、医師の許可を得てから行い、途中でおなかが張ったら中止します。おなかが張りやすい人は控えましょう。

乳頭マッサージのやり方

★マッサージの基本

1 マッサージする胸を反対側の手で支える
2 親指・人さし指・中指を使う

★乳頭マッサージ

1 乳頭をつまみ1、2、3と数えながらゆっくり圧迫を強くし、4で圧迫をやめます。乳輪部まで、位置を少しずつ変えながらまんべんなく圧迫を行います。

2 乳頭をつまんで圧迫を加えながら、親指と人さし指・中指を左右対称にずらしてもみます。1、2、1、2と数えながら、乳輪部まで、位置を少しずつ変えてまんべんなく行います。

3 横方向に伸ばすマッサージと同様に、乳頭の先に圧迫を加え親指と人さし指・中指を縦方向にずらしてもみます。乳輪部まで、位置を少しずつ変えてまんべんなく行います。

体調のいい日は、ストレッチやウォーキングなど簡単な運動をして、体をほぐすといいでしょう。下着は締めつけのないものを選び、自宅で過ごすときはノーブラがおすすめです。乳頭マッサージは必ず医師の指示に従って行い、おなかが張ってきたら中止しましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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