産後に尿もれトラブル発覚! お母さんとしての私の体を受け入れ、笑顔で育児
現在2人の娘の子育てをしながら、在宅で仕事をしているライターの“セイコ”です。私は高齢初産で、長女を42歳で授かりました。妊娠・出産の体への影響は思っている以上に大きいものでした。
出産後、自然ともとの体に戻ると思ったら大間違い!
妊娠・出産で体が大きく変化することは、情報として知っているつもりでした。しかし、出産後に一時的に体型が変化するかもしれないと思ってはいましたが、体の機能が変化することになるとは…。
出産のあと、まず気になったのは骨盤のことです。もともと腰に不安があったこともあり、産後を含めて2年近くベルトを使用しました。骨盤を引き締め、体型を戻したいとも考えていました。
…が! 腰まわりの太さは戻ってはくれませんでした。もともと中年太りのお年ごろだったこともあり、「まぁ、こんなものか」と諦めムードに…。でも、ベルトを長く着用したことにより、骨盤はきちんと引き締められたかなとは思っていました。
しかし、すべてをもとのとおり引き締めるのは簡単ではないのだと悟るできごとが起こりました。産後、尿もれトラブルに苦労することになったのです。高齢初産が関係しているのかどうかは定かではありませんが…。
出産をする前は遠い将来のことだと思っていたのに
助産師さんが「産後すぐに体を動かして無理をすると、中高年になったときに尿もれなどを起こすようになる」と注意していたのを覚えています。私の場合、出産時が42歳だったので、無理に体を動かさずとも、尿もれをするようになってしまいました。
産後日数が経るごとに少しずつ症状は軽くなっていったのですが、いまだに苦しめられている状態…。普段の生活で困るのは、膀胱に尿がたまっている状態でのくしゃみ。油断していると、「あーやってしまった」ということがあります。こまめにトイレに行くことを心がけ、くしゃみをするときは気をつけるなどして対処しています。
しかし、なわ跳びやトランポリンは、怖くていまだにできません。子どもと遊具で遊ぶときは、ヒヤヒヤしながら遊んでいます。なわ跳びで尿もれが起こることは、産後のダイエットでトライした際に発覚し、地味にショックでした…。
嘆いていても仕方がない、少しでも改善する方法を
分娩時に骨盤底に負担がかかると“産後の尿もれ”を引き起こすことがあると聞いたことがありました。できるだけ「骨盤底に負担をかけないことが大切だったのかもしれない。いきむタイミングなども関係していたのかな」と、今は思っています。
“産後の尿もれ”は、骨盤をしめて内臓がもとの位置に戻れば治るかと思っていましたが、骨盤ベルトとは別のケアが必要だったのだと感じました。
そこで、骨盤底筋のトレーニングを始めることにしました。私のようなおなかに力がはいったときに尿がもれる“腹圧性尿失禁”に効果があると聞いたからです。今後は医療機関で相談することも含めて、気長につきあって改善していけたらと思っています。
妊娠・出産による体の変化は、あらがい難いことだと思います。もちろん努力で改善できる部分については、正しい方法でトレーニングを行って、以前の自分に近づくことはとても素敵なことだと思います。でも、それと同時に、ありのままを受け入れて、お母さんとしての新しい自分の体とも仲良くつき合っていけたら…と考えています。年齢を重ねていくのと同じように、そのとき、そのときに合った方法を模索しながら、無理のない範囲でトラブルと向き合えたら良いなあと、私は思います。
[セイコ * プロフィール]
年齢的にも娘1人かと思っていたら、まさかの2人目を授かり、現在5歳と3歳の姉妹を育児中です。2人目は初産ほどの体格変化はなかったかもしれません。在宅にて広告マンガ制作やライティング、ときどき動画制作などをしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。