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両親もびっくり! 還暦祝いのプレゼントは孫の“エコー写真”

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現在4歳の長女との生後8カ月の長男の子育てに奮闘中のママライターの“はやしなお”です。私は29歳で長女を、33歳で長男を出産しました。どちらも自信をもって公言できるほどの安産ですが、それぞれで全く違う出産になりました。これから出産を迎える方の参考になるかわかりませんが、私の体験をお話ししたいと思います。

両親の還暦祝い。どうしても報告したかった“妊娠”

私が一人目の妊娠に気づいたのは、楽しみのひとつであるお酒を「おいしくない」と感じたとき。何となく体調も良くないし、最初は風邪でも引いたかなという程度で、気にもとめていませんでした。

生理予定日から4~5日が経過し、「もしかしたら?」と思ったある日の夜。翌日は私の両親の還暦の祝いで集まることになっていました。

「もし妊娠しているのならすぐ両親に報告がしたい…」

そんな思いで妊娠検査薬を使ってみると、結果は“陽性”。すぐに夫へメールをし、そこから夫が帰宅するまで、胸はドキドキ。何も手に付きませんでした。夫が帰宅後、すぐに報告。嬉しい気持ちがさらに膨らみ、号泣しながら報告したことを覚えています。

「還暦おめでとう」の乾杯は、“ウーロン茶”

翌日、還暦のお祝いで乾杯のときにウーロン茶を注文した私。その時点で母は気づいたようでした。乾杯後に妊娠した旨を報告し、その日の朝に病院でもらった“エコー写真”を渡しました。両親にとっては初孫です。

還暦祝いに用意していたプレゼントより、“エコー写真付きの妊娠報告”の方を喜んでいたように見えました。妊娠を喜ぶ両親の姿に「あぁ、よかった。元気に赤ちゃんを生んでもっと親孝行をしなくては」と思ったものです。

それからの妊娠期間はつわりで大変な時期はあったものの、特に大きな問題もなく、おなかの赤ちゃんはすくすくと成長してくれました。

頻繁な“おなかの張り”は、出産の前触れだった

予定日まで間もなく1週間という妊婦健診の日。その頃、健診で内診があった日の夜は頻繁におなかが張ることがあったため、その日も「いつものこと」と気にせず過ごしていました。しかし、寝ようと思っても張りが強く、何度も目が覚めてしまいました。

朝方5時頃、眠れない私はリビングで過ごしていたのですが、何気なく時計を見ているとおなかの張りが10分間隔。少し心配になり病院へ電話すると「念のため入院の荷物を持って、一度先生に診てもらいましょう」とのこと。出勤前の夫と病院へ向かいました。

普段通り、健診の部屋で先生に診てもらうと「子宮口がもう5cm開いているから、このまま入院ね」との言葉。これから始まる出産と、早く赤ちゃんに会いたい気持ちでドキドキしました。

出産当日。忘れられない助産師の言葉…

それからしばらく経っても、「今日中に生まれるかな」とのんきな話をするほど、気持ちに余裕がありました。

しかし、長女が生まれたのは、そのわずか4時間後。初産にしてはかなりの安産でした。

陣痛室で「午前中だけでも仕事行く?」などと夫と話していた私たちに、助産師の厳しいひと言。「仕事なんて行っている場合じゃないわよ。午後に戻ってきたら生まれているかも知れないから、今日は休みなさい!」。

この言葉は、今では私たちの良い思い出です。

赤ちゃんは、妊娠39週のときに、身長46.5cm、体重2630gで元気に生まれてきてくれました。妊娠期間中、自分一人ではなく常に「赤ちゃんと一緒にいるんだ」という幸せな気持ちを感じられたのは母の特権だと思います。また出産を終え、出産がいかに神秘的で素晴らしいものかがわかりました。出産からしばらく時間が経つと当時の痛みなどすっかり忘れ、「あの経験をまたしたい、また小さな新生児を抱っこしたい」と思うのだから不思議です。

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[はやしなお*プロフィール]
小さな頃の夢は保育士さんになることだった程の子ども好き。学生時代は教員免許も取得し、塾講師や家庭教師といった仕事も経験しました。今は在宅で合間時間に仕事をしながら、子育て第一に子どもたちとの時間を大切に過ごしています。子どもたちが大きくなってから一緒に行きたい場所、やりたいことを思い描くのが今の楽しみです。

■関連記事: 前駆陣痛と陣痛の区別がつかなくて困った…【妊娠なめてました日記#7】

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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