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【専門家監修】学資保険の受け取り時期と受け取り方法のコツを解説! 

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paylessimages/gettyimages

子どもの学費を準備するための学資保険ですが、商品のタイプによって、受け取り時期や受け取り方法が異なります。
おすすめの加入時期など、学資保険の選び方のコツを、お金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞きました。

17才や18才から分割して学資金を受け取るタイプが主流

学資保険は、主に「大学の学費」を準備する目的で加入する保険で、受け取る学資金は、大学の入学費用や在学費用に充てるのが一般的です。
そんな学資保険ですが、貯蓄率の高いプランの多くは、17才から5年間、あるいは18才から4年間に分けて、学資金を受け取るしくみになっています。
たとえば学資金総額が200万円で、受け取りが18才から4年間なら、18、19、20、21才の所定日に、それぞれ50万円ずつ受け取ります。
少し前までは、17才や18才などの満期時に、200万~300万円の学資金をまとめて受け取っていましたが、現在は貯蓄性を上げるために、少しでも長く保険料を運用するしくみに変更。
大学入学後も分割して学資金を受け取るのが主流です。

学資金の受取日は、保険会社ごとに決まっている

学費としてあてにするなら、学資金の受け取りがいつになるかも重要です。
実は、学資金を受け取れるタイミング(所定日)は、保険会社ごとに決まっており、「支払いの対象年齢を過ぎたあとに迎える所定日」に受け取ります。
所定日の例をいくつか紹介すると、明治安田生命は10月1日、ソニー生命は12月1日、フコク生命は11月1日、ニッセイは2月1日、JA共済は契約応当日(契約した日付)です。
ただし、満期で受け取る学資金(分割で受け取る最後の学資金)だけは、どの保険会社でも契約応当日に受け取ります(契約応当日が3月なら3 月、10月なら10月)。
そのため、最後の学資金を大学4 年の学費に充てるなら、4~ 8月の加入がおすすめ。8月までに契約応当日があれば、大学4年の後期分の学費(9月ごろ)に間に合うからです。
なお、学資金を大学入学時の費用にしたいなら、17才や18才の所定日に一括で学資金を受け取ることも可能です。
ただし、一括で受け取ると、分割して受け取るときより受け取り額は減り、貯蓄性が下がります。
そのため、大学入学時に必要なお金は児童手当を貯めたもので払い、学資金は在学中の学費に充てるのが望ましいでしょう。

学資保険の受け取り時期と受け取り方法のポイントをまとめると
1 学資保険は、学資金を分割して受け取るタイプが現在の主流
2 学資金の受取日は保険会社ごとに決まっている
3 満期学資金のみ、契約応当日の支払いになるので、加入月に注意
(文・たまごクラブ編集部)

■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。

監修/畠中雅子 先生

初回公開日 2020/01/16

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