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高齢出産したら、貯蓄のポイントは教育、住宅、老後資金の順で【専門家】

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日本の銀行帳に10万円、現金が記録されている
kazuma seki/gettyimages

赤ちゃんを授かったのが遅めのファミリー向けに、貯蓄ポイントをお教えします。

ライフプランを書き出して時間を有効に使う貯蓄計画を

高齢出産ファミリーの場合、老後までの20年前後の時間で、教育資金、住宅資金、老後資金を準備しなければなりません。もちろん、お子さんを授かるまでに多くの貯蓄をしていれば有利ですが、あまり貯蓄がないご家庭では、綿密な貯蓄計画が必要になります。

まずは、パパ、ママ、赤ちゃんの年齢を書き出して、ライフプランを立ててみましょう。貯蓄できる時間の短さが、実感できるはずです。お子さんの教育資金が重くなる時期をしっかり把握した上で、マイホームの購入計画や賃貸住まいの計画、そして老後資金の準備計画を立てましょう。

教育、住宅、老後資金の順で貯蓄計画を実行に移そう

貯蓄の優先順位は、教育資金、住宅資金、老後資金の順です。教育資金の準備として、児童手当には手をつけずに貯めるほか、学資保険に加入すれば、しばらくはそれでOK。教育資金作りのベースが整います。

次は家を持つか、賃貸のままで暮らすかを話し合いましょう。お子さんが小学校低学年くらいまでが繰り上げ返済のチャンスなので、購入するならなるべく早い実行がおすすめ。頭金が10%以上と、諸経費5%程度が貯まっていれば、物件探しを始めたほうがよいでしょう。

マイホーム取得が遅くなるほど、住宅ローンの返済終了も遅くなるリスクが高まります。すでにマイホームを持っている場合は、繰り上げ返済に力を入れるといいでしょう。賃貸のままで暮らすことを決めたご家庭は、多めの老後資金準備が必要になります。

老後資金の準備計画は、遅くとも40代に入ったらスタートを。まずはiDeCo(確定拠出年金)での積み立てを始めるのがおすすめです。専業主婦のママもiDeCoを利用できますので、少額でも積み立てをスタートして、公的年金を補うようにしましょう。

監修/畠中雅子先生 文/畠中雅子先生、たまごクラブ編集部
参考/「たまごクラブ」2020年5月号「たまごお金クラブ」

教育、住宅、老後資金の順で貯蓄計画をスタートさせるのが失敗を少なくするポイント!ライフプランを立てて時間の短を実感すると課題が見えやすくなります。

畠中雅子先生
Profile
3人のママであり、講演で全国を飛び回るファイナンシャルプランナー。生活に密着したアドバイスに定評あり。

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