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洗濯ネットの選び方・使い方で仕上がりに雲泥の差が?!_子育て家庭の洗濯“あるある”を洗濯ブラザーズが解決!

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アジアの女性は服を洗う
RyanKing999/gettyimages

子育て家庭では、毎日の家事として切り離せない洗濯。でも、家庭で行われている洗濯は意外と間違いが多いのだそう。そこで、最近メディアに引っ張りだこの「洗濯ブラザーズ」に、洗濯にまつわる正しい知識を教えてもらうこの連載。
第5回目は、「正しい洗濯ネットの使い方」について教えてもらいます。

洗濯ネット、使い方はいろいろ

100均の登場で、洗濯ネットはグッと身近な存在になったように感じます。ママたちはどんなふうに洗濯ネットを活用しているのでしょう? 口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声から紹介します。

閉めようと思ったら裏返しだったという時に超便利!

「私の中では、『両面ファスナー洗濯ネット』が大ヒットです! 名前の通り、リバーシブルの洗濯ネット。表と裏両側にファスナーの引き手が付いているので、ネットに洗濯物を入れてから、『しまった!ネットが裏返しでファスナーがやりにくい!』ということがなくなりました。
ちなみに100均のものは破けやすいです。ネット入れて洗うもの=デリケートな洗濯物と思っているので、丈夫そうなネットを使っています」

小さいものをまとめるために使ったり、衣類バッグとしても

「子どもの小さな靴下は洗濯ネットに入れて洗っています。ちゃんと1組ずつそろっているか把握しやすいし、どこかに紛れ込んでしまうストレスもなくなりました! あとは絡まりやすそうなものも洗濯ネットに入れて洗っています。子どもの合宿などで持っていく衣類も洗濯ネットに入れて持たせています。軽いし、すぐに洗えて便利です」

シャツはしわになるから乾燥機能が使えない…

「洗濯ネットって、用途別のものがあることに気づき、びっくりです!
ブラ用の洗濯ネット、以前に使っていたものは普通のメッシュでペラペラしていましたが、最近買い換えたものは、薄いスポンジ状で、ブラが傷みにくくなりました。変えてから、型崩れしにくくなった気がします。また、ワイシャツ用洗濯ネットも見つけました。それに入れて洗い、脱水1分で干すと、そこそこの仕上がりになります」

洗濯ネットの選び方のポイントは大きさ

洗濯ブラザーズの茂木貴史さんに、洗濯ネットについて聞いてみると、「洗濯ネットを正しく使っていない人が結構多い」のだそうです。では、正しい使い方を教えてもらいましょう!

「デリケートなお洒落着や下着などの型崩れが心配な衣類は、洗濯ネットに入れて洗っている人が多いと思います。でも、正しく使わないと、きちんと汚れが落ちなかったり、衣類が傷んだりしてしまうことも。大事なことは、入れる衣類と洗濯ネットの大きさです。
小さなネットにぎゅうぎゅう衣類を詰め込む人はあまりいないでしょうが、大は小を兼ねるからと、大きめのネットに入れるとネットに空きスペースができてしまいます。すると、洗濯ネットの中で衣類が動いてしまい、衣類がシワになったり、傷んでしまう可能性もあるのです。
大きめのネットしかない場合は、中に入れる衣類が動かないように、あまった部分を結んで使うといいと思います」(茂木さん)

――ポイントは、中の衣類が動かないということですね。衣類を入れる時に注意することはありますか?

「子どもの制服のブレザーなど、汗や汚れが内側についているようなものは、裏返しをして畳んでから入れると、裏側の汚れが落ちやすくなるのでいいでしょう」(茂木さん)

――その他に気を付けたほうがよいことはありますか?

「現在の衣類業界では、布地のかなりの割合を合成繊維に頼っています。天然繊維のものよりも多く生産されるほどです。これらの合成繊維を家庭の洗濯機で洗うと、1枚のフリースから1回の洗濯で最大1900本以上の大量のマイクロプラスチックファイバーが発生することが報告されています。こうしたマイクロプラスチックファイバーは極小なため、下水処理施設をすり抜けて、海や川に流れ込んでしまうことが懸念されています。
そのため、最近では衣類を保護すると同時に、洗濯によって抜け落ちるマイクロファイバーをキャッチする洗濯ネットも商品化されています。洗濯による環境の破壊には、敏感でありたいと思いますね」(茂木さん)

洗濯ネットも使い方ひとつで、洗い上がりや衣類の傷み具合に差が出るのですね。環境のことも考え、いくつか取り揃えて、適した使い方をしたいと思いました。(取材・文/橋本真理子)

※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

左から、茂木貴史(長男)、茂木康之(次男)、今井 良(三男)。

洗濯ブラザーズ
茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で結成した、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするために活動するプロ集団。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発。セレクトショップや百貨店、オンラインショップなどで販売し、好評を博している。
初の著書に『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム刊)があり、「生乾きの臭い」「黄ばみ」「シワ」「シミ」などの洗濯の悩みは間違った洗い方で起きているもので、それらを解消するための工夫などを紹介している。

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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