夫がセックスを拒否…でセックスレス○年目…。レス解消法は?
●5月17日は「多様な性にYESの日」
5月17日は「LGBT嫌悪に反対する国際デー(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia)」として国際的に知られている記念日です。日本では2014年から公式に「多様な性にYESの日」として認定されました。
きっかけは、1990年5月17日にWHO(世界保健機関)の精神疾患のリストから同性愛が削除されたことによります。「この日を同性愛差別に反対するきっかけとしよう」とフランスの活動家が呼びかけて、国際的な記念日として世界中に広まったそうです。
勇気を出して“寂しい”を伝えて
同性愛者への偏見が社会問題として取り上げられたと同じく、夫婦間のセックスレスもひとつの問題になっています。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、セックスレスで悩む女性が多くいます。出産を機に、夫とのセックスが苦痛になる女性側の拒否も聞きますが、逆に、夫側の拒否も少なくありません。
「結婚8年目。産後レスになりました。夫は隣で寝ているのに全くしてくれません。寂しいです。こうやって枯れてしまうのかと思うと辛いです…」
夫からのセックスレスを改善した方の意見を聞いてみました。
「子どもと一緒に寝ているし、寝かしつけと同時に寝てしまうことも多いためレスが続いてしましたがレスは解消しています。きっかけは、それまでは子どもが真ん中に寝ていましたが、並びを変えて、夫の横に寄り添うように眠ることに。すると、どちらからともなくスキンシップが始まりレス解消に繋がったと思います」
「小3の娘が赤ちゃんの頃からずっと一緒寝ていたのでチャンスもなかったのですが、まず、娘を子ども部屋で寝かせるようにしたら、夫もその気に」
子どもと一緒に寝ていると、気になってその気になれないのが大きな原因のひとつなようです。
でも、住宅事情や子どもの年齢で無理なケースも。
「私はラブホでレス解消しました。行ってみたい!と言って乗り気じゃない夫を連れて行きました。子どもたちがいると2人でゆっくりお風呂なんて入れなかったので何年かぶりに一緒にお風呂へ入ったり、ゆっくり話したりのんびりしながらレス解消できました」
「子どもが寝た後、夫が帰宅するまで頑張って起きていて、夫と同時に布団に入るようになったこと。先に寝ていると夫も求めにくかったそうです」
「夫と休みの前の日に晩酌するようなり、流れで同じ布団に潜り込みました。最初はチューくらいでしたが、回数を重ねるとお互いにしたい時に言いやすくなってきましたね」
同じ布団で寝る。同じタイミングで布団に入る。この2点がポイントですね!
「性欲というより、レスで気持ちが寂しかったことを伝えました。すると、その夜、抱きしめられて『ごめんね、今度の休みどう?』と夜の誘いを受けました」
「妊娠をきっかけに全くなくなりました。聞くと、出産後の女性の体の具合が分からず、手を出していいものか分からなかったそうです。もう大丈夫だと伝えたところ、久しぶりにしました」
「久しぶりに夫が誘ってきた時、あなたから誘ってもらえるだけで心が満たされると伝えたらしっかり理解してくれました」
「普段の生活で喜びや怒りは隠さず見せるのに、セックスはやはり恥ずかしさが勝る。自分から誘って拒絶されたら傷つくし怖いし。だけど“察して”だと絶対に変わらない。気持ちを伝えるって本当に大事なんだと改めて気づかされました」
男性は40歳頃からガクッと性欲が落ちる傾向があり、仕事の疲れなどからもセックスは面倒になってしまうとか。逆に女性は、出産で性欲が落ち、男性と反比例するように40前後に向けて性欲上昇するとか。そのギャップがレスにつながっているのかもしれませんね。
女性から言い出すのは勇気がいることですが、勇気を出して寂しい気持ちを言葉にして伝えることは近道かもしれません。
でも、責めるような言い方は逆効果なようです。気をつけて。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。