ママ友の呼び方どうしてる? (子ども名前)ちゃん・くんママは失礼?!
ママ友の呼び方は「〇〇ちゃんママ」、それとも「〇〇さん(苗字)」「〇〇さん・ちゃん(名前)」など、皆さんはどのように呼んでいますか。
口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの声とともに、テレビで活躍する野々村友紀子さんに聞いてみました。
まずは、ママたちの声を紹介します。
■苗字で呼ぶことがほとんど
「面と向かっては、A子ちゃんママはほとんどないです。子どもが高学年になって、名前と顔が一致してくれば、B山さん(苗字)で呼びます。すごく仲がいいメンバーは、C子ちゃん、Cさん、C子さん(名前)です」
■苗字を忘れた時は、A子ちゃんママに
「C子ちゃんやC子さんと呼ぶのは仲良くなってから。最初の頃は苗字で呼びますよ。たまに苗字を忘れた時は、A子ちゃんママと言っちゃいます」
■下の名前で呼ぶのは親しい人だけ
「1番親しみのある呼び方は『C子ちゃん』、2番は『A子ちゃんママ』、3番(最も他人行儀)は『B山さん』かな? 私の個人的な感覚です。幼稚園では『A子ちゃんのママ』と呼ぶ(呼ばれる)ことが多いです。小学校では『A子ちゃんのお母さん』か『B 山さん』です。下の名前で呼び合うのは、休日も遊ぶような親しい間柄のママ友数名だけですね」
■幼稚園は〇〇ちゃん呼び文化
「親しみは、A子ちゃんママ < B山さん < C子ちゃんだけど、親しさと馴れ馴れしさは紙一重。幼稚園では圧倒的にC子ちゃん呼び文化でした。小規模園で親のつき合いも濃密だったので。私もできるだけ頑張ったけど、B山さんが精一杯という関係の人も残りました。園の外の関係だと、C子さんと呼ぶことが多いです」
■〇〇さんと苗字呼び
「A子ちゃんママは、本人に言った事はないかな…、個人名ではないので。ただ幼稚園は子どもも苗字呼びしないので、B山さんだと誰?となる事が多くて。『A子ちゃんのママだよ』と言われてはじめて分かることも。苗字も個人名じゃないけど、一般的な呼び方ですから私はそうしています。あと、親しくなれば、なるべく名前プラス『さん』にしています。ちゃんとは呼べない、不器用な人間です。呼べる人羨ましい!」
■学年が上がるにつれ苗字が一般的に
「C子ちゃんが一番親しいです。幼稚園時代からの仲良しはそうです。その次はB山さん。A子ちゃんママは、子どもが幼稚園、小学校低学年時代に知り合ったママで、そんなに親しくならなかった方の呼び方です」
■出会った場所によって呼び名が変わるかも?!
「保育園のママはA子ちゃんママ、上の子の小学校のママはB山さん、育休中に育児サークルで知り合ったママは、C子ちゃんです。なんでしょう、特に意図があるわけじゃないのですけどね。」
個人としてつき合っている感じがするのは、『〇〇さん』『〇〇ちゃん』呼び
ママ友の呼び方について、2人の子どもを育てる先輩ママでもあり、放送作家としてテレビなどで活躍する野々村友紀子さんに聞いてみました。
「子どもが幼稚園くらいの時が『〇〇ちゃんのママ』と呼ばれると、自分がなくなると言われはじめていた頃でした。ウィメンズパークのママたちがいうように、私も『〇〇ちゃんママ』という呼び方は、名前をうっかり忘れて困った時に使うくらいでした。私のママ友の呼び方は、下の名前で『〇〇ちゃん』、年上のママ友は『〇〇さん』が多いですね。
幼稚園で親しくなったママ友から、『名前で呼びあわない?』と言われたのがきっかけですが、これが意外によかったんです。
名前で呼び合うと子どもを通してではなく、その人個人とつきあっている感じがしてうれしかったことを覚えています。もちろん、あまり親しくない人から『友紀子ちゃん』と呼ばれると、びっくりすることもありますが…(笑)。「〇〇ちゃん」「〇〇さん」呼び方は、親密な感じするのでママ友と仲良くなりやすいのではないかと思います。
私が気をつけているのは、呼び方を強要しないことです。例えば、『名前で呼び合わない』と言われても、グループの中には名前で呼べない人もいるからです。特に、ママ友グループに後から入ってきた人は、いきなり『〇〇ちゃん』の名前呼びはハードルが高いこともありますよね。そういう人もいるので、そんな時は『好きなように呼んでね』と伝えています。
反対に、ママ友というだけでなく、個人としてこれからもつき合いたいと思う人に出会ったら、自分から『なんて呼べばいい?』などと聞いてみるのもいいかもしれません。そうすればグッと距離も縮まるのではないでしょうか。
ただ、今まで『〇〇ちゃん』だったのに、ある日『〇〇(苗字)さん』に変わっていたら、ショックかも(笑)」(野々村友紀子さん)
ひと昔前は「〇〇ちゃんママ」というのが主流でしたが時代とともに、変わっているのですね。名前って最初の呼び方が定着すると、なかなか途中から変えられないものです。仲良くなりたい人には、下の名前で〇〇さん呼びから始めてみるのがいいかも知れませんね。
(文・酒井範子)
野々村友紀子さん
Profile
大阪府出身。芸人として活動後、放送作家へ転身。夫は芸人・2丁拳銃の修士さん。現在はバラエティ番組の出演、企画構成に加え、吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、漫才執筆、アニメやゲームのシナリオ制作もするなど多方面で活躍中。最新刊に『ハッキリものを言って嫌われる人、好かれる人の伝え方』(クロスメディア・パブリッシング)など多数。
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。