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母乳が出ない!ノイローゼ気味に…。 「お母さんが一番!からの解放」著者インタビュー

更新

母乳が出ない

『お母さんが一番!からの解放』を出版した、イラストレーターのてらいまきさん。2017年に第一子、2019年に第二子を出産され、現在京都で夫と4人暮らし。書籍では初めての妊娠で「妊娠糖尿病」の検査に引っかかってしまった話や、母乳育児について悩んだ体験を描いています。

インタビューの前編【妊娠・出産編】では、てらいさんが「妊娠糖尿病」の検査から出産までの当時のエピソードをお聞きしました。


プロフィール /てらいまきさん
京都在住のイラストレーター・漫画家。息子、娘、夫との4人暮らし。食べることが大好きで、食・旅行ルポ漫画、食べ物イラストが得意。

産後、「母乳」が出ない問題…。「母乳が1番!」からの解放。

『母乳が出ない…!』①

助産師さんの教えを試しても母乳が全然出ない!

母乳が出ない

『母乳が出ない…!』②

乳腺炎の前触れかも

母乳が出たと安心をしていたらしこりを発見。乳腺炎かも…と心配に

――母乳をやめるという決断をする際、一番懸念をしていたことはなんでしょうか?

「母乳は母親だけがあげられるもの!特別なんだ!!という思い込みがあったので、自分の存在意義が揺らぐのではないかと不安でした。ですが、母乳をやめても全く揺らぐことはなく…何も変わらなかったんです。心も体もびっくりするくらい変化がなかったので、あれは杞憂だったんだなと、断乳してすぐに思うことができました。私は無理して母乳にしがみついていたので、気持ちはむしろ楽になりました。」

――断乳の決断する際に気をつけることはありますか?

「断乳をする際、母乳外来に行ったのですが、しこりになることもなく大変スムーズにすすめることができたので良かったです。助産師さんサポートのもと、大体1ヶ月半くらいの時間をかけて授乳回数を減らしていきました。心配な方は母乳外来へ行ったり、産後のサポートもしてくれる産婦人科もあるのでそこへ相談してみるのが良いと思います。」

『母乳をやめる決意!』

母乳が出ない不安

決め手は旦那さんの「母乳ツライならやめたら?」の一言

可能な範囲でラクしちゃおう。育児を助けてくれる便利グッズ

『ストレスなしの離乳食』

離乳食の進め方

離乳食は進化している…!!離乳食の参考書も必見です。

――母乳を卒業したら、次は離乳食問題。よく作っていた離乳食がありましたら教えてください。

「野菜の粉末と粉末おかゆは常備をしており、それらを混ぜたものはよく作っていました。ゴボウやれんこん、ブロッコリーなど、細かくするのが面倒な野菜は粉末がとても便利です。

離乳食準備で特に役に立ったのは「ぶんぶんチョッパー」です。子どもには野菜をたくさんとってほしかったので、ぶんぶんチョッパーでみじん切りにした野菜を入れたおやきを大量に作り、冷凍保存していました。」

『ぶんぶんチョッパー』

ぶんぶんチョッパー
<離乳食を卒業した今でも便利なお助けグッズ>

――他にもおすすめの便利グッズがありましたら教えてください。

「最近のヒットは「AirPods Pro」です。子どもにイライラしてしまった時や、自分のメンタルの不調や生理前のイライラ時に片耳だけ使用をして音楽を聞いています。「外部音取り込みモード」にすると、子供の声もクリアに聞こえるので、子どもが何を言ってるかもわかりますし、気分が落ち着くのでおすすめです。

また、最近はネットスーパーやミールキットの宅配サービスを利用することで、なるべく負担を軽くしようとしています。買い物に行く時間も削減でき、献立にも悩まなくなりました。

他にも便利なお助けグッズは書籍でも紹介しているのでご覧になっていただけたら嬉しいです。」

――大変な育児の中、てらいさんの息抜きはなんでしょうか?

「今の息抜きは自分でご飯を作らないことです。Uber Eatsを定期的に頼んでいます!美味しいテイクアウトのお店をリスト化しておくことも楽しみの一つになっています。」

それぞれの家族・夫婦のかたち。一番そばで支えてくれた夫。

『うちの夫はこんな人』①

うちの夫はこんな人
当事者としてちゃんと向き合ってくれた心強い旦那さま

――夫のサポートで一番嬉しかったことはなんですか?

「妊娠糖尿病に引っかかった時に食事の改善に付き合ってくれたことがとても嬉しかったです!夫も私と同じ食事を取り、ウォーキングにも付き合ってくれたのが精神的な支えになりました。

夫は妊娠も自分事として捉えてくれており、常に私がどのような状態でいるか、またおなかの子はどれくらい成長しているかを知ってくれていたので、妊娠を一緒に乗り越えている心強い相棒のような存在でした。妊娠・出産についての知識を持って、しっかり考えてくれることはとても大きな支えになります。」

『うちの夫はこんな人』②

うちの夫はこんな人

育休取得は育児の大変さや楽しさを共有できた時間になったそう。

現在は2人の子育てに奮闘中。読者の方へメッセージ

――二人目の育児で気をつけていること・意識をしていることがありましたらお聞かせください。

「「お兄ちゃんだから」という言葉を使わないようにしたり、兄だからという理由で何かを我慢させるということはしないようにしています。同時に泣いたときなど、下の子が小さくてまだ周りがわからないうちは、なるべく上の子を優先にしていました。」


――てらいさんの育児のモットーがありましたらお教えください。

「書籍でも言及していますが、やはり「笑顔でいられる選択を」です。そのために夫婦で常に話し合って、何事も乗り越えていきたいと思っています。 

母乳は辛かったらやめてもいいし、離乳食も手作りじゃなくてもいいし、服だって畳まなくていい。楽できることは楽をしていきましょう!」

無事に出産を乗り越えたら、次は「母乳がでない」問題…!引き続き不安でもあった「血糖値」や、大変なミルク・離乳食作りもほどよくラクをすることで乗り越えられたのだそう。

母乳で育てなきゃいけないという決まりはないし、どこでラクをするかもそれぞれの育児・夫婦のあり方。夫婦で話し合いをして、自分たちのカタチを見つけ、育児を楽しんでいくことの大切さを教えていただきました。

てらいさんの書籍はとても親近感のあるイラストで、不安なことやわからないことがストレートに伝わる、とても「共感」できる1冊になっています。気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。(文・清川優美)

『お母さんが1番!からの解放』

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