赤ちゃんにとって危険なお部屋や収納になってない? 収納アドバイザーが教えたいNGポイント5つ
大人だけで生活していると、床にモノが置いてあったり、食べてはいけないモノがテーブルに出ていても特に問題ありません。
しかし赤ちゃんがいる暮らしになると、そうはいきません。なんにでも手を伸ばし、なんでも口に入れてしまう赤ちゃんが、安全に生活できるようにするのは大人の役目。
筆者も9年ぶりに赤ちゃんを迎え、日々モノの置き方やしまい方を工夫しています。
育児しやすい環境を整えて「赤ちゃんのいる暮らしをラクに楽しく」していきましょう!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
NG1 口に入る小さなモノが床に落ちていないか
部屋が片づいていないと、なかなか気づけないのが、床に落ちているさまざまなモノ。
特に赤ちゃんに兄弟がいる場合は注意が必要です。3-5歳くらいのお兄ちゃん、お姉ちゃんの遊ぶおもちゃは、赤ちゃんが飲み込んでしまう様な大きさのものがあります。
兄弟の遊ぶ場所を区切ったり、床に落ちているものがないかこまめに確認しましょう。
NG2 手の届く場所に危険なものが置いてないか
まだ届かないだろう…と、普段から「~だろう」で物事を考えてしまう人は気をつけて。
赤ちゃんは日々成長していて、昨日できなかったことが、今日にはできるようになります。
昨日届かなかった高さ・奥行きに、今日は手が届くかもしれません。
常に「~かもしれない」という意識を持って、鋭利なもの・割れるもの・体に害のあるものの置き場所を考えましょう。
NG3 キッチンや洗面所の扉はかんたんに開かないか
キッチンや洗面所の収納には、赤ちゃんにとって危険がいっぱい!包丁やフォークなどケガを招くもの、洗剤や漂白剤など飲んだり食べたりしてしまうと有害なもの…
また火や水も、赤ちゃんが勝手に触ってしまっては大変です。
一番てっとり早いのは、簡単にキッチンや洗面所に入れないようにすること。
それができない場合は、収納の扉や引き出しにチャイルドロックをかけて、赤ちゃんが開けられないようにしましょう。
NG4 コンセントは気になって触れる状態でないか
ハイハイの赤ちゃんの格好のいたずらポイントが、コンセントです。
赤ちゃんの目線でみるたこ足配線は、なんだかごちゃごちゃしていて楽しそう!
コンセントはできるだけ赤ちゃんの目に入らないように、家具などで目隠しするか、カバーをかけましょう。プラグが差してない空いているコンセントには、コンセントキャップを差し込んで、事故を防止しましょう。
また長いコードに引っかかったり、噛んだりしないように、コードは部屋の隅に這わせてスッキリした配線にします。
NG5 赤ちゃんが過ごす場所に落ちてくるものはないか
室内をぐるっと見回して、棚の上など高い位置も確認してください。
床に落ちているものの危険ですが、赤ちゃんが遊ぶスペースの近くに、落ちてきそうなものはありませんか?
ちょっとしたインテリア雑貨や写真立てでも、上から降ってきて赤ちゃんに当たったら大変!
地震で揺れて落ちることも想定して、赤ちゃんが普段過ごすリビングや寝室の環境を整えておきましょう。
大人だけで過ごしていると、なんともないモノの置き方や収納方法が、赤ちゃんとクラスとなると一変します。
自分の10分の1くらいの小さな愛しいわが子。
赤ちゃんの目前・立場になって、今一度お部屋の安全面をチェックしてみてくださいね!
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)