「この点数で大丈夫…?」と思っていたら成績大逆転!?伸びる子どもの特徴とは
子どもの通知表やテストの結果を見てがっかり…新年度から挽回できるの…?と不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
口コミサイト『ウィメンズパーク』で、こんな質問がありました。
「小3になり、クラスで学力の差がハッキリとわかるようになってきました。小学校の成績って、その後も同じ感じでいく子が多いんでしょうか? 勉強があんまりだった子が劇的に変わって良くなったり、賢かった子が普通になってたりってありますか?」
がっかりの成績が劇的に変わる可能性に賭け、先輩ママのアドバイスをリサーチしてみました。
小学校のテストは関係なし
「小学校で100点でも、小学校のテストは簡単で差がつかないので頭の良し悪しはわかりにくいです。例えていうなら、偏差値75の高校に入る子も65の高校に入る子も小学校では同じ点数だということです」
「小学校のテストはあまり関係ないみたい。中学に入って予習復習など勉強をしっかりやる子は、大逆転ありですね」
「この点数で、うちの子大丈夫?」と、小学校のテストで一喜一憂する必要はないようですね。
テストの点数ではなく
「中3の息子曰く『小学生の時は頭いいと思ったけど、中学入ったらそうでもなかったという奴がいっぱいいる』と。小学生の時のテストがよかっただけの子は、中学では普通になってしまう子が多いイメージだとか。一方で、小学校で勉強ができなかったのに、まとめやレポートの内容や発言が優れてる子などは中学で上位にいるそうです」
今求められているのは、暗記するだけのテストの点数ではなく応用力。本当の頭の良さとは、そこにあるのかもしれません。
地頭の良い子は上位をキープ
「小学校でも漢字など3回書けば余裕で頭に入る子、20回書いてもあやしい子いますよね。いわゆる地頭の良い子は、中学でも成績がいいですね」
「小学生の間は予習復習をして点を取っている子は少ないと思うので、授業だけで点数をとれる子は、集中力や要領のよさからか中学でも上位にいます」
「小学生だと学校の勉強をすごくがんばる意識はないけれど、それなりに点数のとれる子は地頭がよいので、中学でもそこそこ成績がいいようです。でも、まわりが頑張り始めるから気を抜くとすぐ下位に。ただ、すごい頑張っても能力が追いつかない子もいます。IQや勉強に向いた脳の持ち主というのはありますからね」
中学でがた落ち組も
「小学生の時に塾に通い成績の良かった子でも、中学に入ってから成績が落ちる子が結構いました。特に男子は反抗期も重なって、中学で成績ガタ落ち組が多いですね」
反抗期の成績ダウンはよく聞く話です。塾をさぼったり、親の「勉強しなさい」に反発したり。でも、それさえ過ぎれば挽回あり!?
一番の成績アップはやる気に尽きる
「地頭がいいプラス暗記力が高い子は成績がいいです。そして、トップで居続ける子は、地頭がいい、暗記力もある、そのほかに“やる気がある”が重要です。自ら、自分のために勉強したいと努力するお子さんはトップで居続けます。地頭がよくても、やる気のない子ややらされている子は落ちていっていますね」
「小学生の時のテストで100点ばかりの子が中学でも100点取れるかというと、そんなことはないみたい。中学のテスト上位者は、ある意味勉強好きな子だけかもしれません」
「大手進学塾の事務をしてました。小学4年間は特進クラスだったけど、中学になったら普通クラスに落ちたとか、小学6年のときは下位クラスだったけど中学で伸び、御三家の高校に合格した子も。結局は、本人のやる気かなぁ」
「普通レベルの能力の子も、やる気を持てばトップか上位に近いレベルには行っています」
「甥っ子は小学校のテストはいつも30点くらい。中学でも同じレベル。中1のときの進学塾の入塾テストも不合格。でも、それがショックだったようで、一念発起してトップクラスの高校に合格しました」
たとえ地頭がよくてもやる気がなければ成績はダウン。中学以降の勉強は、やる気のあるなしで大きく違ってくるようです。小学校の成績に一喜一憂せず、この先やる気スイッチをいかにONできるかですね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。