値上げラッシュの今こそ家電で節約! お手軽に始められる節電&節水のススメby家電女優・奈津子


タレント・女優で1歳の息子の母である奈津子さん。元アイドルながら、家電が好きすぎて、家電製品アドバイザーの資格も取得。そんな家電を愛してやまない奈津子さんの連載「忙しいママ・パパ向け、家電女優奈津子のおきらく家電ライフ」第25回は、節約家電がテーマです。
家電女優の奈津子です。電気料金や生活用品の値上げが続いていますね。東京電力が平均モデルとする家庭の電気料金は昨年同月比で約24%もアップしているのだそう。(※1)
そこで今回は「節電」「節水」につながる家電やツールの中から、比較的取り入れやすいものからピックアップしてご紹介していきます。
お風呂の残り湯を活用している場合には洗濯機と浴槽をつなぐホースとポンプの使い勝手が重要
洗濯時の残り湯の活用は、節水に加えて洗浄力がUP(温かい湯の場合)すると言われています。
この工進「バスポンプ スタンダードタイプ KP-104TH」(実勢価格:3,300円)は、4メートルのホースに加えて短時間で多くの水を汲み上げてくれるパワフルなポンプがセットになったタイマー機能付きで、初回のみ、汲み上げ完了までの時間を計測しておけば、所要時間のセット後、自動的に給水を止めてくれるので時間の有効活用にもつながります。
4kgの洗濯機の場合で約4.7分で給水が完了し、万が一、異物を巻き込んだとしてもモーター焼けを起こさない保護機能が付いています。
節水率は約65%! 水道代だけでなく光熱費の節約も期待できるシャワーヘッドの交換は検討する価値あり
話題のシャワーヘッドはリラックス効果だけでなく、水道代や光熱費の節約にもつながります。
水量調整と止水ボタンつきで3段階の水流切り替えができる「アクセル 節水シャワーヘッドきらりAXL-404」は、やさしい肌ざわりの水流で節水率はなんと約65%。実勢価格も1,940円とお値ごろで導入しやすいです。
高い美容面での効果も狙うのであれば前回ご紹介したRefaの「リファファインバブル S」もオススメですが、いずれにしても購入前に自宅シャワーに取り付け可能なモデルかどうかは、よくチェックしましょう。
洗濯から乾燥まで16.2円!洗濯物が多い家庭でもストレスなく使えるシャープのドラム式
洗濯機は、液体式の洗剤・柔軟剤をタンクに投入しておくだけで、マシン側が衣類に対して的確な量を自動で計量して投入してくれる【自動投入機能】が最近のトレンド。この機能を活用すると手動の手間が省けるだけでなく、これまで惰性で投入していたぶんの無駄な量の薬剤が減りますよ。
シャープのプラズマクラスター洗濯乾燥機ES-W114(実勢価格:26万6300円)は、前述の自動投入機能に加えて「ハイブリッド乾燥NEXT」という独自機能で、業界で唯一、温度センサーにAI制御を搭載しているため消費電力を抑えながらも心地よい仕上がりを実現させます。
1回の洗濯から乾燥までにかかるコストは16.2円(乾燥6kgの場合)で、同等クラスの他メーカーと比べても非常にお財布にやさしいんです。
LEDのシーリングライトなら蛍光灯と比べて電気代が約7割減(※2)とおトクに!
日立のLEDシーリングライトは高効率LEDの採用などにより、【大光量でありながらも省エネ】なため、生活の中心に取り入れるだけで快適かつ電気代の節約に。調光・調色機能も優秀なので集中したいときにもリラックスしたいときにも活用できますよ。
リモコン付きなので手元で好きな明かりを選択でき、ムダな点灯を防げる点も◎。
時短家事の強い味方・食洗機は高い節水力も魅力なのです
パナソニックの食洗機は、「高い洗浄能力」と「使い勝手の良さ」で秀でており、私自身もう何年も愛用していますが、便利なだけでなく、手洗いと比べて【2Lペットボトル約22本分】(NP-TSK1で《汚れレベル2》の場合)の節水につながります。
もう贅沢品というイメージは過去のもので立派な省エネ家電だし、個人的には食洗機が無い暮らしには戻れません!ビバ食洗機!
ソーダストリームなら炭酸水500mlを約18円で作れます!
ソーダストリームは、ガスシリンダー1本でペットボトル(500ml)約120本分の炭酸水を製造できます。つまり1本約18円! 電源コードが不要の手動モデルなら13,200円(税込)からラインナップされています。炭酸水の消費量が多いご家庭は特に検討してみると良いでしょう。
製品情報を打ち込むだけで、年間の電気代を新旧で比較して表示してくれる「しんきゅうさん」
最後に、家電の買い替えをするタイミングでぜひチェックしてほしいのが「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」というサイトです。
古い家電よりも新しい家電のほうが省エネであることは知られてきていますが、例えば、2020年のモデルと2010年に製造された家電とを比べた場合、【冷蔵庫は年間約4,740円〜6,090円】、【エアコンは約2,920円】も電気代の節約ができると言われています。(※3)
本サイトを利用すれば、各社のパンフレットにある省エネ性の基本情報を見比べなくても自動で算出してくれるのが気楽ですよね。環境省が運営していて利用は無料なのでぜひ活用してみてください。
もうすぐ本格的な夏が到来! 冷涼家電の使用が増える前に、節電・節水は意識していきたいところ
なお、今すぐにできる省エネにつながる行動としては「エアコンの室外機まわりに余計なものを置かない」、「なるべく厚手のカーテンを床から隙間なくつける」、「冷蔵庫に食材を詰め込みすぎない」などがあり、ささやかに思えても日常の行動も長期的にはとても有効的です。
省エネにつながる行動は、結果的に環境保全にもつながることが多いので、できることから積極的に意識していきたいところですね。
奈津子(なつこ)
Profile
ドラマ「野ブタをプロデュース」で女優デビュー。以降様々な作品に出演。二十歳の頃にはSDN48のメンバーとなり、アイドル業も経験。その際、劇場近くの電気街を通じて家電の魅力に目覚める。卒業後は「家電アドバイザーGOLD等級」を取得し、現在は家電女優として多くのメディアへ出演。私生活では150台以上の家電に囲まれながら、2021年5月に生まれた息子とエンジニアの夫と三人暮らし。東京FM「スカイロケットカンパニー」にレギュラー出演中。