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この秋冬、季節はずれの病が流行る…⁉ 赤ちゃんの病気やケガで特に注意したいこととは?【小児科医監修】

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健康状態の悪い女の子
yamasan/gettyimages

2022〜23年の秋冬は、季節はずれの感染症にかかる可能性があるといわれています。また、寒い時季になると起こりがちな事故・けがにも注意が必要。とくにやけどは、秋~冬に多い事故と言われています。赤ちゃんを守るために、大切なことを知っておいてくださいね。

季節はずれの感染症にかかる可能性も

新型コロナウイルス感染症に対する感染対策の効果で、この2年くらいは乳幼児が感染症にかかることが減っていました。その結果として、今までかかっていた感染症に対する免疫を、持たない赤ちゃんや子どもが増えていて、まわりで感染症が起こると、爆発的に感染者数が増える、という現象が見られています(2020年のRSウイルス感染症、2021年の手足口病など)。今後も、このようなことは起こり得ると考えられ、新型コロナウイルス感染症だけでなく、ウイルス性胃腸炎やインフルエンザ、それ以外の季節はずれの感染症なども流行の恐れがあります。

赤ちゃんが感染症にかかる感染経路は、保育園などを除けば、家庭内感染(主にママ、パパ、上の子から)が多いです。三蜜回避・ソーシャルディスタンスなどの新型コロナウイルスの感染予防策もいま一度検討し、家族で予防しましょう。

秋~冬は、とくにやけどの事故に注意が必要です!

寝返りやはいはい、立っちやあんよと赤ちゃんの活動範囲が広がると、事故が起こる可能性がアップします。秋~冬は、ストーブなど暖房器具によるやけどだけでなく、電気ケトルのお湯や熱い飲み物・食べ物がかかってやけどをする事故が後を絶ちません。台所に赤ちゃんが入らないようにゲートを設置しておく、コード類に手が届かないようにする、お茶・みそ汁・カップラーメンなどをお湯が入った状態でテーブルの上に放置しないなど、赤ちゃん目線になって危険なことをチェックし、事故予防に努めましょう。

監修/黒澤照喜先生(両国キッズクリニック 副院長)

取材・文/本間勇気、ひよこクラブ編集部

赤ちゃんを感染症から守るためには、「正しく恐れる」ことです。この秋~冬に注意が必要な感染症の種類・特徴、予防法や対策法などの基本的なことを、ママやパパは押さえてきましょう。また、室内事故を起こさないために、赤ちゃんの成長を先回りし、赤ちゃんの目線に立って、早め早めの対策をしてください。

参考/『後期のひよこクラブ』2023年冬号「2022〜23秋~冬 赤ちゃんを守るためにママ・パパはこんなことに注意して!」

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

『後期のひよこクラブ』2023年冬号には「2022〜2023秋冬 赤ちゃんを守るためにママ・パパはこんなことに注意して!」と「8カ月~1才代 受診の目安・おうちケアがわかる!病気・事故・けがの救急ハンドブック」とじ込み付録があります。この秋~冬に注意が必要な感染症についての情報や、熱やせき、鼻水が出たとき、吐いた・下痢をしたときなどの受診の目安やおうちケアなどを紹介しています。

後期のひよこクラブ 2022年冬号

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