【鈴木ちなみ】シンガポールの乳幼児保育園は、持ち物の記名不要、朝7時から預かりOK?!
タレント・モデルの鈴木ちなみさんは1才の子のママ。移住先のシンガポールから育児生活をリポートします。連載の第5回は「シンガポールの保育園」をテーマにお届けます。
生後18カ月までの乳幼児保育園がインファントケア
こんにちは!2022年6月に、シンガポール移住を発表し家族で海外生活を送っている鈴木ちなみです。子どもが1才を過ぎてから歩くようになったので、お散歩がとても楽しくなりました。家を出て5mくらいの所で止まって花壇の石をつまみ出すのにハマっているようです(笑)。
今日は子どもが通っているシンガポールの保育園・インファントケアについてお話ししたいと思います。
シンガポールに来てしばらくは子どもと家で過ごしていましたが、日中は暑くてなかなか外にも遊びに行けないし、慣れない場所で子連れでお出かけも大変。子育てしながら家事をこなす毎日に参ってしまっていました。
そんな中、子どもが1才を目前にしてインファントケアに入れることになりました。
インファントケアとは、生後2カ月から18カ月の子どもが通う保育所のことで、朝7時〜夜7時までたっぷり預かってもらえます。食事もお昼ごはんやおやつだけでなく、なんと朝ごはんも食べさせてくれるんです。わが家は子どもに朝ごはんを食べさせてから登園していますが、時間に余裕がないときは寝たまま連れて行って「お願いしますっ!」と預けられるのもありがたいと感じました。
入園するときに先生から「2週間ぐらい様子を見させてね〜」と言われ、初日のお迎えの時間は12時。そこから1時間ずつ時間を延ばしていくスタイルでした。最初の3日間くらいは子どもの元気な様子を写真で送ってもらえたので、園での様子も知ることができ、うれしかったのと同時に安心感も得られました。
持ち物の記名不要、乳幼児3人につき先生は1人・・・日本との違いに驚き!
朝ごはんを食べさせてくれることにも驚きましたが、さらに驚いたのは持ち物に名前を書かなくていいこと。日本の保育園だと持ち物すべてに名前が必要で、紙おむつ1枚にしても名前を書く必要があるイメージだったので「よし名前を書くぞ〜!」と日本から持ってきたお名前シールやスタンプを使う気満々でした。ですが「名前を書いてください」という指示はまったくなく拍子抜け。
インファントケアは1人の先生が担当する子どもは3人と人数が決まっていたり、1つのクラスでも最高15人という定員になっていて個人の持ち物管理が徹底されていると感じました。通い初めて約3カ月たちますが一度も服がなくなったり、通園バックに別の子の持ち物が入っていることはありません。これも共働きが多いシンガポールで働くお母さんを支えるしくみなのかもしれません。
保育園のおかげで親子とも生活にメリハリが
また園では中秋節やハロウィンといった季節ごとのイベントも開催されて、シンガポールにきたばかりの私たちにとっては文化や行事の理解を深めるいい機会にもなっています。
インファントケアに入園した当初は、今まで子どもとこんなにも離れる時間がなかったのでとても寂しかったし、送ってお別れをするときの子どもの表情が不安そうにも見えました。今は先生を見るだけでうれしそうな顔をしたり、私のことなど振り返らずに教室に入っていくほど楽しんでいます。
それに園でたくさん動いているようで夜もぐっすり寝てくれるようになりました。私の生活にもメリハリができて親子にとって、とてもいい選択だったと感じています。こうやって子どもが私の知らない所で成長していくんだな〜とちょっぴり子離れの気持ちです(笑)。
今月のちなみセレクション
ちなみさんが海外子育て生活で見つけたお気に入り♪を紹介します!
【お気に入り①】ベビーカーのレインカバー
レインシーズンの到来に合わせて購入。子どもの送り迎えはベビーカーでしているので、雨が降っても安心です。最初に使うときは子どもの気をそらすためにお菓子を握らせて乗せました。
【お気に入り②】醸豆腐(ヨントーフ)
醸豆腐はシンガポールのローカルフード。日本のおでんの具に似た、野菜や魚の練りものです。時間がないときに鍋にだし汁と醸豆腐を入れて煮込めば簡単に1品できるので最近リピートしています。大根やにんじんを一緒に煮て子どものごはんにも。
文・写真/鈴木ちなみ 構成/たまひよONLINE編集部
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鈴木ちなみ(すずき ちなみ)
©花盛友里
PROFILE
1989年生まれ。2008年モデルデビューし、ファッション雑誌「with」の専属モデルに。フジテレビ『めざましどようび』のリポーターをはじめ、テレビ番組やCM、映画などに出演。20年に結婚。21年9月、第1子出産。