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冬もあせもに!?【皮膚科医に聞く】冬でも赤ちゃんのもちもち肌を守る方法

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iStock.com/oksun70

日に日に寒さが厳しくなる時季。エアコンなどの暖房器具を使ったり、ボアや厚手のフリースなどモコモコ素材の服を着せたりして、「とにかく赤ちゃんに寒い思いをさせたくない!」と思うママは多いですよね。でも、大人にとっては快適な環境でも、汗っかきな赤ちゃんにとっては、そうではないことも。気づかないうちに赤ちゃんが汗をたくさんかいていて、あせもができてしまった、風邪をひいてしまった…なんていうことはありませんか? 
真冬の赤ちゃんの思わぬ肌トラブルについて、ミューザ川崎こどもクリニックの三井理恵先生にお話を伺いました。

寒い季節には無縁? いいえ、冬もあせもに注意が必要です!

あせもは暑い時期に特有の肌トラブルではなく、冬にかかる赤ちゃんも多いとか。なぜ、冬でもあせもができてしまうのでしょうか?

「赤ちゃんは大人よりも汗っかき。暑い時期に限らず、真冬でも汗をたくさんかくことがあります。冬はエアコンなどで室内を暖めたり、大人と同じ感覚で『赤ちゃんも寒がっているかも』と思って、赤ちゃんに多めに服を着せていたりしますよね。すると、汗っかきな赤ちゃんは、いつのまにか汗で服がびっしょり…なんてことも。汗をかいた肌着や服に大人が気づかず、赤ちゃんにそのまま着せ続けると、冬でもあせもになってしまうことがあります。それだけでなく、汗で体を冷やしてしまって、風邪の原因になることもあります。あせもや風邪をひかせないためには、快適な室温や着せ方を知っておくといいですね」

室温は20~23度。加湿で乾燥対策を

「エアコンなどを使い、室温は20~23度をキープしましょう。湿度は50~60%を目安に加湿器などを使って調節を。加湿器がないときは、ぬらしたタオルを室内につるしておくのがおすすめです」

肌着1枚+トップス1枚を基本に着せて

「室内では、赤ちゃんの月齢によって、以下の組み合わせを目安に着せてください。

・新生児期:肌着2枚+長袖カバーオール1枚
・1カ月以降:肌着1枚+長袖カバーオール1枚
(5カ月以降は、肌着1枚+長袖トップス&ボトムス1枚)

寒いからと着せすぎるのはNG。手足が冷たくても、おなかや背中など体幹を触り、ひんやりしていなければ寒くないので大丈夫です」

冬でも汗をかいたら着替えが必要

「汗を吸った服はそのままにせず、すぐに着替えさせて。とくに赤ちゃんは寝入りばなに汗をかきやすいので、背中に汗取りパッドを入れておくのもいいでしょう。汗をかいたら、汗取りパッドは取り出しましょう」

保湿は「じっくり」ではなく「サッと」塗るのでもOK

寝返りやはいはいをするようになると、今までのようにじっくり保湿クリームを塗らせてくれない…というママたちのお悩みの声が。こんなときはどうしたらいいのでしょうか?

「寝返りやはいはいが楽しい時期になると、赤ちゃんは動き回ってしまって、大人の思うようにじっとはしてくれないものですよね。ママとしては、じっくり時間をかけて保湿クリームをていねいに塗りたいところですが、なかなか今までのようにはいきません。そんなときはじっくり塗れなくても、サッとのせるだけでもOK。保湿は毎日続けることが大切なので、習慣にしましょう」

おふろあがり、おむつ替えのタイミングで保湿する

「季節を問わず、おふろあがりやおむつ替えのときは、保湿をしっかり行いましょう。おふろあがりの肌は、とってもデリケートな状態。なるべく早く保湿をしてあげましょう」

乾燥する冬は、外出前後にほっぺを保湿する

「冬は乾燥により、露出している赤ちゃんのほっぺのまわりがカサカサしがち。外出前後は、保湿クリームを塗ることをおすすめします」

肌に赤みがある、炎症があるときは塗らない

保湿は大事ですが、健康な肌に塗ることが大前提。肌に赤みがある、炎症があるときは、親の自己判断で保湿クリームを塗るのはNG。かえって悪化してしまうことがあります」

皮膚のトラブルは皮膚科を受診!

注意していてもあせもができてしまった、肌に赤みやポツポツなど異常が見られる…という場合もあります。そんなとき、小児科と皮膚科のどちらにかかればいいのか迷うママは多いですよね。赤ちゃんのことだから、やっぱり小児科? それとも、皮膚のことだから皮膚科…? どちらを受診するのがベストなのでしょうか。

「皮膚になんらかの症状が見られたときは、迷わず皮膚科を受診してください。とくに赤ちゃんが低月齢のうちは、『皮膚科では診てもらえないのでは…』と不安に思い、小児科を受診するママが多いようですが、0カ月からでも肌の症状のことなら、皮膚科を受診してください。専門家に診てもらうことが、回復への近道だと思います。早く治ったほうが、赤ちゃんにとってもママにとってもいちばんですよね」

赤ちゃんを寒さから守りたいと思うあまり、部屋を暖めすぎてしまっていたり、厚着をさせてしまっていると思わぬ落とし穴があります。赤ちゃんの肌は大人よりもデリケート。冬でもあせもや乾燥によるカサカサなど、肌トラブルの悩みは尽きません。正しいお世話やケアの方法を知って、真冬も赤ちゃんのもちもち肌をキープしていきましょう!(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/ミューザ川崎こどもクリニック院長 三井理恵先生
Profile●小児科・皮膚科・専門外来のミューザ川崎こどもクリニック院長・皮膚科医。3人のお子さんのママ。『ひよこクラブ』本誌連載「〇月生まれBaby 12カ月の成長とお世話どうなるの?」の監修もしています。

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