ほめて伸ばすって?自己肯定感を高めるひと言の見つけ方
子どもが言葉を理解するようになったころから、意識し始める「しつけ」のこと。「しつけ」がなかなかうまくいかず、イライラしたり怒ってしまったり、しつけに悩むかたも少なくありません。子どもがのびのびと育つために、自己肯定感を高めるしつけを意識してみてはいかがでしょうか?
"自己肯定感"はどうして重要なの?
「自己肯定感」とは、"自分はかけがえのない、大切な存在だ"と自分の価値や存在意義を肯定できる感情のこと。この自己肯定感を高めるには、ほめて伸ばすしつけが大事です。
「自己肯定感」とは...
言葉にするのはむずかしいですが、子どもだったら親から「大好きだよ」とギュッとしてもらったりして、「大切に思われている」「ここに自分はいていいんだ」という感覚を持てることかなぁ。そういうのが大きくなって、友達や恋人から大事にされる、信頼されるという自己肯定感につながるのではないかと思います。
「ほめて伸ばす」を実践するときのポイント
「ほめて伸ばす」って、簡単なようで実は意外と難しい...。ここでは先輩ママから寄せられた、「ほめて伸ばす」を実践するためのコツを集めました。
どこかいいのかわかりやすく伝える
漠然とほめるのではなく、「ここがよくできているね」と具体的にほめたほうが、子どもはうれしいようです。「この字がていねいに書けていて上手だね」「この前は間違えていた問題が、今日は合っているよ」など、具体的に言ってあげてはどうでしょうか。
「手をかける」=「愛情」じゃない
中高生の息子たちがいますが、そりゃもう、かわいがりまくっています。でも、かわいがるだけで手はほとんどかけていません。愛情はきちんと伝えつつも、自分のことは自分でさせています。愛情と手をかけることはまったく別です。
成功体験が自己肯定感につながる
お子さんが、もしまだ何も習い事をしていなければ、何かをさせて、小学校入学時に「まわりよりできる!わかる!」という成功体験を、よりたくさんできるように今から準備しておくといいと思いますよ。うちは、幼少期に習い事を始めたことで、小学生になってから授業が理解できてほめられる、テストで満点をとるなどの成功体験の積み重ねができました。そのおかげで5年生になった今も、学校生活はとても楽しいようで、親の目から見てもイキイキしています。
「ほめて伸ばす」の成功体験談!
「コツはわかったけど、具体的にどうしたらいいのわからない...」そんなかたは、ここでご紹介する先輩ママの体験談を参考にしてみてはいかがでしょう?
笑顔+ていねいなお願い
3歳7カ月の好奇心旺盛な息子。何でも頭ごなしにダメダメと言っても窮屈なので、なるべくにっこりと笑ったり、嫌なことはがっくり肩を落として「お母さんはやめてほしい」ということを伝えたり...という程度にしています。少しでも手伝ってくれたら「きゃー!ありがとう!○○くんかっこいい!お母さんはそんな○○くんが大好き!」とほめます。女の子か男の子かによっても違うし、その子の性格にもよると思いますが、うちはいっぱいラブラブして、ていねいにお願い&感謝してうまくいっています。
イヤイヤ期にも効果アリ!
娘がイヤイヤ期のピークで、怒ってばかりの毎日に限界を感じていました。でも実家に行ったときは、イヤイヤ具合がマシになったように感じたんですよね。多分、母が孫のかわいさあまり、超甘やかしていたので。それで私も、怒るよりある程度のことは笑って許したほうがいいことに気づきました。それからは「そこ、ほめるとこ?」って感じのところでもほめるようにしました。
子どもと接していると、ついついダメなところやできないことにばかりに目が向いてしまいがち。でも「ほめて伸ばす」を意識することで、わが子の自己肯定感を高め、親も子もニコニコの毎日を送ることができれば、ステキですよね。
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。