【先輩ママの失敗談】働くママが陥りがちな仕事の落とし穴
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育児をしながら働くということは、想像以上に大変なことがたくさんあります。先輩ママたちも、いろいろな失敗を経験しながら、自分なりの働き方をつくってきています。先輩ママ達が試行錯誤の末にたどり着いた、仕事との向き合い方をご紹介します!
【失敗1】安易な「できます!」で仕事がまわらなくなった
小学1年生の男の子のママSさんは、「復帰直後は時短勤務などで負い目があり、つい『できるだけやります!』と答えてしまい、よく自分の首を絞めていた」といいます。
「仕事を持ち帰っても、家ですることは子どもがいるとまず不可能。だから割り切って、周りに『ここまでは確実にできます』と定量的にキッパリ伝え、職場でできる仕事を効率的に片付けるように意識したら、うまく回るようになりました」。
【失敗2】仕事をひとりで抱え込み、突然の休みで職場に迷惑を…
子どもの発熱などで突然休むことになったとき、同僚にフォローを頼もうとしても業務内容が上手く伝えられず、迷惑をかけてしまったという失敗談はよくあります。
それに備えて、3歳の男の子のママKさんは「自分がいないとダメな業務は、できるだけ無くすようにしました。最初は少々手間がかかりますが、必ず他の社員と共有・引継ぎをするシステムを作っておけば、突然休むことになっても慌てずにすみます。」とアドバイスしてくれました。
ルーチン業務は複数体制にして誰かが突発的に休んでもバックアップできるよう、上司に頼めるといいですね。
【失敗3】やる気が上司に伝わらず、昇進を逃す
キャリアアップについては、前出のSさんがこんな反省点を語ってくれました。
「私は昇進のタイミングを2回逃しているのですが、後で上司に『昇進したかったの? 言ってくれなかったし、悩んでいるそぶりもなかったから…』と言われた時はショックでした。迷う気持ちもありつつ、時短勤務の私には無理だと尻込みして最初から諦めていたんです。でも少しでも迷いがあるなら、そうした迷いも含めて周囲に発信していった方がいいと思います。
そして大事なのは、仕事を絶対に手放さないこと。子どもが成長するにつれて、だんだんママの自由になる時間も増えます。小さいうちは子育て優先で仕事にブレーキをかけつつ、アクセルを踏める時がきたら思いきり踏める環境を維持することが大切です」と、自らの経験を元に語ってくれました。
少し先の自分を見据えながら、今の状況の中でできることをやる。それが、ママが無理なく仕事を続けていく上で大事なことのようです。
この記事では、2017年9月に開催されたイベント「ママtomoパパtomoカレッジ」にて盛況を博した「先輩ママトークセッション 働くママの24時間」の内容をピックアップしてご紹介しました。
「ママtomoパパtomo カレッジ」は、“ママになっても・パパになっても学びたい!”を実現したあたらしいかたちのイベントです。ママがパパといっしょに赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。
次回は2018年3月3日(土)に立教大学にて、育休復帰準備講座を実施します。
興味のある方は、こちらをチェック。
http://women-sp.benesse.ne.jp/cos/common/mamatomo/osusume/college.html
(文・ママtomoパパtomoカレッジ運営事務局)
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