パジャマ+ノーメイクでゴミ捨てに行くのあり?ご近所さんに会ってしまったら…?
今回のテーマは「ゴミ捨て時の服装」についてです。
「たまひよ」アプリユーザーへ実態を調査するとともに、作家の鳥居りんこさんにアドバイスをいただきました。
ノーメイクで部屋着派が約半数
みなさん、朝、ゴミ捨てに行くときに、服装やメイクはどうしていますか?
「たまひよ」アプリユーザーにアンケートを取ってみると、51.9%の人が「部屋着+ノーメイク」と回答しました。その理由について聞いてみると…。
「家の近くなので気にしてません」(あきまる)
「もともと、メイクはしません。仕事やお出かけのない日に自由を少しでも奪われたくないし」(おいも)
「早朝、または前日夜に捨てに行くので、誰かに会うことがないから」(はむおママ)
「ゴミ捨て場が近いし、部屋着と言っても可愛いのを着ているから」(しぃ)
「ゴミ捨て場は敷地内にあり、あまり誰とも会わないから」(みーママ)
「普段からメイクはあまりしないし、わざわざゴミ捨てのためにメイクはしない。お出かけする予定がなければ面倒なので着替えない」(りくママ)
「ごみ捨てだけにフル装備はめんどくさい。朝はギリギリまで寝ていたい」(ゆう)
その次に多かったのが、「パジャマ+ノーメイク」という人。24.7%となりました。
「ごみ捨てのためだけに着替える気はない」(そば)
「朝6時とかなので時間的にいろいろと無理」(いーたん)
「まわりもノーメイク+パジャマが基本だから(アメリカ在住)」(ゆっこ)
「ゴミ出しの時間に出かける予定がなければ、今の姿のままでいいと思うから。なぜかゴミ捨ての時に人に合わないスペックを持っているようです」(NAYU)
「寝起きのままの格好で捨てに行く。誰に会おうが関係ないから」(kzs)
その次に多かったのが、「お出かけ着に着替え+ノーメイク」派で8.5%。
「最低限スーパーに行っても問題ない格好で捨てに行きます」(ごません)
「外に出るから一応着替える。マスクするからノーメイクで」(T)
その他は、フルメイク派、プチメイク派、お出かけ着でといろいろでした。
「仕事前に出しに行くから」(あき)
「近所の人にあったら恥ずかしいから。プチメイクは日焼け止めと乾燥対策にしてます」(天道虫)
「団地に住んでいて誰かしらには必ず会うので、服はちゃんとしている。顔は半分マスクで隠せるので、眉毛を描いて終わり」(あやたか)
「しっかりメイクしなくても、すっぴんは恥ずかしいから」(りんご)
すっぴんで人と会うのは恥ずかしいという人も少数ですがいました。いつも痛快なアドバイスをくださる作家の鳥居りんこさんに、ゴミ捨て事情についてお聞きしました。
お出かけ姿を「誰かと思った」と驚かれるワタクシ
「いや~、ありますよね、ごみ捨て時の服装問題。ワタクシなんて究極のめんどくさがり屋ですから、徒歩50歩(←我が家のすぐ近くにゴミ集積場がありますの)のためにお出かけ着になるなんて考えられない! ましてや、メイクなんて絶対、無理です。
しかも、問題は我が家前にゴミ収集車が現れる時刻が朝の8時30分ということ。8時台は超夜型のワタクシにとっては、まだ明け方です。しかし、週2回しか収集されない生ゴミの日を逃すことはできない! よって、ワタクシは収集車が奏でるメロディが近づいてくるや否や、飛び起き、必死でゴミを搔き集め(「なんでゴミをまとめとかないかな、前日のオマエ!」と我が身を罵ることは最早、お約束です)息も絶え絶えに収集車の作業員の方に直接、ゴミ袋をお渡しする始末。
ええ、ええ、正直に告白するならば、走り出した収集車を追いかけたことも1回2回の話ではございません。
それでね、大抵は通りに誰もいないことを確認してダッシュするんですが、どうにも動作がのろいのか、これがね~、ご近所の誰かしらに会っちゃうんですよ。ご近所の人って「今は誰とも会ってはならぬ!」って時に限って会いません?
今朝もゴミ捨て時、カラス除けのネットと格闘していた際に背後から「鳥居さん、おはよう」との声がしました。
当然ながら、スッピンのワタクシ。見ようによっちゃ寝巻に見えなくもないくたびれたワンマイルウェア。もう見られたものは仕方がないですから、開き直って「おはよう」返しですわ。
それというのも、ウチの近所では、ゴミ出しのゴールデンタイムというものがありまして、収集時間のちょっと前に出す人が多いんですね。女2人集まれば会話に花が咲くというものですが、そこにワンちゃんのお散歩から帰って来た人も混ざり、ゴミ集積場は立派な井戸端になります。
毎日のように会っていても、女の話に終わりはないもの。気付いたら、早10時前ってこともなきにしもあらずですわ。
まあね、こんな風ですから、今まで誰にも「寝起き姿」を揶揄されたことはないんですが、たまに「本気のお出かけ姿」を目撃された際には、逆にこうなります。
「誰かと思ったよ!!」
人間、眉毛があるのとないのとでは違うということと「馬子にも衣裳」なのでございましょう。
かくなる上は、アートメイクってものを検討した方がいいですかね? 次回の井戸端会議の議案が決まったような気がします(笑)」(鳥居りんこさん)
私も「すっぴん+部屋着」派です。ゴミ出し時間はちょうど子どもの登校時間帯なので、ボーッとしている私にさわやかに挨拶をしていく子どもたちの姿を見ると、ちょっと我が身を振り返ってしまいます…。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子)
鳥居りんこさん
PROFILE
作家、教育アドバイザー、介護アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。最新作は『親の介護をはじめる人へ 伝えておきたい10のこと』(学研プラス)。近刊に『消化器内科の名医が本音で診断「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』(双葉社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年3月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数401人)
※記事の内容は2023年5月の情報であり、現在と異なる場合があります。