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子育てや家事で余裕のない産後に「ごめんねスイーツ」よりもほしいものとは⁉︎『ふうふう子育て #54』

更新

以前は嬉しかった夫からの謝罪のしるし「ごめんねスイーツ」にイライラするようになった青鹿さん。好きな食べ物を前にしてイラつくのは嫌なので、今の自分のニーズについて説明することにしました。


大好きなスイーツは自分で選びたい













必要な物やほしい物は変わっていく

産前、夫からもらって嬉しかった「ごめんねスイーツ」。しかし産後に同じことをしてもらっても嬉しくないどころか、むしろイライラするようになった私。そこで夫に「今後はごめんねの気持ちを、物じゃなくて、言葉や行動で表してほしい」と正直な気持ちを伝えました。

私の伝え方が悪かったのもあるのですが、夫は最初ムッとした顔をして「物で清算しようとしているわけじゃないんだけど」と答えました。それはその通り。だって産前は私もそのやりとりを楽しんで「それでよし」としていたのだから。どっちがよいとか悪いとかの話をしたいわけじゃなく、私のニーズが変わったという話をしたいと伝えました。

誰でも、そのときの状況によって必要としている物事……つまりニーズは変わります。それは悪いことではなく、ただの変化です。ただ変化したのなら、次はどうしてほしいかを直接話したほうが、相手も「よかれと思って続けていたのに」とすれ違いが起きずに済みます。

夫は「僕もスイーツを渡すこと自体じゃなくて、ユウ(私)に喜んでもらいたい、謝罪したい気持ちで買っていたから、そうならないなら買って帰る必要はないね」と納得してくれました。

そして今の私のニーズを夫に伝えました。

土壇場で状況が変わることは誰にでもあるので、その時は普通に「ごめん」と口に出して謝ったり、急きょワンオペになった労を言葉でねぎらってほしい。私は言葉がほしい。

予定をキャンセルするのであれば、リスケジュールの提案をしてほしい。それに家事や子育てを肩代わりしたら、やっぱりその分どこかでやってほしいんです。スイーツをもらうよりも、そのほうが絶対に嬉しい。

夫は全て了承してくれました。

そして「今後はスイーツを買って帰るのはやめるね」と言ったので、それはちょっと違うことを伝えました。お土産で買ってきてくれるものはとても嬉しい! ただ謝罪と紐づけた買い物をやめてほしい旨を伝えました。

私は甘いものが大好き。だからこそ、その好きな物にマイナスな感情を紐づけたくない。そして何よりも妊娠中に増加した体重が産後そのまま増加の一途をたどって大変なことになっているので、イライラした気持ちでカロリーを摂取したくない!

それとイライラを収めるためにどうせカロリーを摂るのなら、自分でゆっくり選んだ大好きなスイーツでカロリーを取りたいこと、いつも高級アイスが食べたいわけじゃなく、おだんごが食べたい気分の時もあることを力説しました(笑)。

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(編集協力:大西まお)

『青鹿ユウの夫婦でふうふう子育て』をすべて読む

漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール

漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

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http://aoshikayu.com/

※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。

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