【専門家監修】9~11ケ月ごろの離乳食[後期]3回食に進める赤ちゃんのサインは?

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大人と同じように離乳食の回数が1日3回になり、必要な栄養の多くを離乳食からとるようになる9~11ケ月ごろ。
この段階にステップアップしても大丈夫な様子とは? 赤ちゃんからのサインの見極め方や進め方のコツなどについて、管理栄養士の太田百合子先生に伺いました。
【記事監修】
管理栄養士
Profile
東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は専門学校などの非常勤講師のほか、講演会などでも活躍。
モグモグからカミカミへ!ステップアップOKなサインとは?
絹ごし豆腐のかたさのものを、上手にモグモグと食べられるようになったら、次のステップに進んでOK。1日3回食にし、歯ぐきでつぶせるかたさを目安に作りましょう。赤ちゃんが食べ物に手をのばすようになったら、手づかみ食べできるメニューを取り入れて。
歯ぐきでカミカミする練習をしてOKのサインはコレ!
☑おすわりが上手になってきた
☑食べ物をじっと見たり、手をのばしたりする
☑バナナくらいのかたさのものを食べられる
☑すぐに飲み込まず、ときどき口が左右に動く
☑歯ぐきでカミカミして食べようとするなど
この2つの様子があったら、モグモグ練習は待って!
1 口をあまり動かさず、食べ物をまる飲みする
2 7,8ケ月ごろのかたさ・大きさの食べ物を口から出してしまう
9~11ケ月ごろの赤ちゃん、口の発達&食べる様子は?
すぐに飲み込まず、ときどき口が左右に動いたり、舌を左右に動かして食べ物を片方に寄せて食べようとする様子も見られるようになります。
また、奥の歯ぐきで、食べ物をつぶして食べます。「自分で食べたい」という意欲が育ち、手づかみ食べを始める子も。前歯が生える子も増えてきます。
大人と同じような1日3回食になったり、「自分で食べる」意欲が出てきて、食べ物に手を伸ばすようになったり…。これは、この時期の大きな変化。
中には、食べ物を手でぐちゃっとするなどの遊び食べをする子も…。そんなときは、家族で一緒に食卓を囲むようにすると、食への関心が高まって食べる楽しさも経験できるのでは?
(文・ひよこクラブ編集部)
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初回公開日 2018/06/20
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