“子どもファースト”で成功! おむつはずれは1歳・2歳の夏が始めどき
「そろそろトイレでおしっこできるようになるといいな…」と思う反面、おむつはずれを始めるタイミングってつかみにくいもの。実は、夏におむつはずれを始めるのが“子どもファースト”で無理がないとか!? その真相を、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。
夏に始めるおむつはずれのメリットとは?
夏は気温が高いことから、おむつはずれに挑戦しやすい季節といわれています。トイレでおしっこすることに成功しやすく、ママ・パパは比較的ラクにサポートできるようです。夏に始めるおむつはずれ、そのメリットを具体的に見ていきましょう。
メリット1
トイレもおまるも“ヒヤッ”としない
冬だと、ズボンをぬいでおしりを出すと寒く感じたり、トイレやおまるの便器に座ると“ヒヤッ”とするなど、トイレにマイナスイメージを抱きがち。ママも寒い時期は、子どもをトイレに誘うのがついおっくうになることも。夏は気温が比較的高いから、そういったデメリットがなく、子どももママ・パパもラクな気持ちで進められます。
メリット2
汗が出る分、おしっこの間隔が空きやすい
夏は気温が高い日が多いため、たくさん汗をかく時期。体内の水分は汗となって排出されるため、おしっこの量が冬よりも減ります。そのため、おしっこの間隔が空きやすくなり、トイレに誘うタイミングもつかみやすいといえます。結果的に“トイレでおしっこできた!”という経験が増え、それが子どもの自信とやる気につながります。
メリット3
水分補給のタイミングでトイレに誘いやすい
ほかの季節に比べ、夏は水分補給の機会が増えるので、「たくさん飲んだら、おしっこ行ってみようね」などと、子どもをトイレに誘うタイミングがぐーんとアップ! トイレに座る回数が増えるので、偶然でも“トイレでおしっこできた!”と子どもが実感できるチャンスも大幅に増えます。
メリット4
薄着で脱ぎ着がラク。洗濯物も乾きやすい
夏は薄着で過ごすことがほとんどなので、トイレで衣類を“脱がせる→着せる”がスムーズ。おしっこが出そうなタイミングを逃がさずに便器に座らせられます。おもらしすることもあるかもしれませんが、ぬれてしまってもすぐに乾いて洗濯がラクちん。ママ・パパにも負担が少なく、余裕のあるサポートが可能に。
寝返りやあんよなどは、ほとんどの子が成長とともに自然にできるようになります。でも、“トイレでおしっこ”の習慣は、子どもが尿意をどう感じるか、という体の発達(排尿機能)と心の準備が関係するため、大人が意識して伝えていくことがとても大切。夏のスタートがおすすめですが、子どもの様子を見ながら、あせらずに楽しく進めていくことを大事にしたいものですね。(取材・文/茶畑美治子・ひよこクラブ編集部)
参考/「1才2才のひよこクラブ」2017年夏秋号「ストレスフリーのおむつはずれ」より
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