【医師監修】[1歳~1歳6ヶ月ごろ]赤ちゃんの力を伸ばす!1日の過ごし方を小児科医が解説
1歳を過ぎると、あんよができるようになり、元気に動いて行動範囲が広がります。
「ママ」「ワンワン」などの言葉を話し始めたり、自分でなんでもやりたがるなど、心も大きく成長します。そんな1歳~1歳6ヶ月ごろの赤ちゃんの成長をサポートする、1日の過ごし方とそのコツについて、小児科医の山中龍宏先生に伺いました。
「元気に遊ぶ→しっかり食べる→ぐっすり眠る」の流れで赤ちゃんは育つ!
日中に体をたくさん動かして遊び、しっかり離乳食を食べると、夜はぐっすり眠れるようになります。1歳を過ぎると自我が芽生えるため、離乳食時などの生活場面でママを悩ます行動をとる子も。とはいえ、早起き・早寝の生活リズムを定着させることが、この時期に欠かせないポイントです。
1歳~1歳6ヶ月ごろの理想的な1日の様子とは?
昼寝が1回になる子が増えますが、2回寝る子でも16時までに切り上げると、夜の就寝に響きにくいでしょう。日中の活動量が少ないと夜の寝つきを悪くする場合があるので、注意して!
■1歳~1歳6ヶ月ごろの1日の過ごし方(例)
6:30 起床
7:00 朝食
9:00 室内遊び
10:00 お散歩、外遊び
*お散歩や外遊びでしっかり体を動かそう
12:00 昼食
13:00 昼寝
15:00 おやつ
*おやつでは、離乳食でたりない栄養素を補って!
16:00 お散歩・外遊び
17:00 室内遊び
18:00 夕食
19:00 おふろ
20:00 就寝
*就寝時間には部屋を暗くして眠りに誘う雰囲気づくりを
ぐんぐん育つ1日の過ごし方、3つのポイント
この時期の赤ちゃんにおすすめの、過ごし方のポイントは以下の3つ。1日1日の積み重ねが、赤ちゃんの力を伸ばすカギ。生活リズムを見直すときは参考にしてみてください。
ポイント1:睡眠のリズムを崩さないように注意して
自己主張が出てくるので、就寝時間になっても遊びたがって寝るのを嫌がることも。「絵本を1冊読んだらねんね」など、寝入るまでの流れをつくり、毎日決まった時間に寝かせて。
ポイント2:おやつは補食。たりない栄養素の補給を
遊び食べを始める子もいますがダラダラ食べはNG。遊び始めたら30分ほどで食事を切り上げて。離乳食だけでたりない栄養を補うために、1日1~2回おやつ(補食)を与えても。
ポイント3:外遊びやごっご遊びをたくさんさせよう
あんよができるようになったら、ますます外遊びが好きになるはず。1日2回、午前と午後にそれぞれ1~2時間は、公園などで体を動かす時間をつくって。ごっこ遊びで、歯磨きなどの生活習慣を教えるのもおすすめです。
赤ちゃんが夜ぐっすり眠ってから、家事を頑張るママもいるかもしれませんが、ママも早起き・早寝の生活リズムを送ることが理想です。1歳を過ぎたら、遊び感覚で掃除などをお手伝いしてもらうことも、赤ちゃんにはいい刺激に。もしくは、ママが早起きして、済ませる手もいいかもしれませんね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/22
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