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笑わない、あんよをしない、言葉が出ない…小児科医がその不安、解消します!

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olesiabilkei/gettyimages

赤ちゃんの発達には、個人差があるものですが、遅めでも・早めでも気がかりに感じてしまいがち。ネットで検索してみたり、ママ友に聞いたりしても答えが見つからず、不安になることもあります。日本小児保健協会会長であり、障がいのあるお子さんの発達支援に積極的に取り組んでいる、あきやま子どもクリニックの秋山千枝子先生に、赤ちゃんの体と心&言葉の成長について、伺いました。

関連:赤ちゃんが”はいはい”をしないときに見直したいこと#1【体の発達】編

0~5ヶ月ごろの成長の不安&解消法

この時期の赤ちゃんは、少しずつ、自発的に手足を動かすようになります。5ヶ月ごろになると、うつぶせで遊ぶ子も。このころのママによくある不安・気がかりに、秋山先生が答えます。

★泣くたびに抱っこをしていると、自立が遅れるの?(1ヶ月)

「泣いたらママ・パパが抱っこしてくれるという信頼関係が親子の絆を深め、子どもが安心して自立への一歩を踏み出すことにつながります。ためらわず、どんどん抱っこして大丈夫です」(秋山先生・以下同)

★あまり泣いたり笑ったりしません(2ヶ月)

「あまり泣いたり笑ったりしない子もいますが、ママ・パパのかかわりが少なくなりがちなので、小さなことでも反応してあげましょう。声を出したり、体を動かしたときは、『いっぱい動くね~』『おしゃべり上手ね』などと積極的に声をかけてみて」

★5ヶ月なのに、まだ寝返りの気配がありません(5ヶ月)

「寝返りは6ヶ月を過ぎて始める子もいますし、寝返りをしないで、はいはいやつかまり立ちを先に始める子もいます。寝返りをしなくても、運動機能に問題はないことが多いので、あせらなくて大丈夫です」

6~11ヶ月ごろの成長の不安&解消法

おすわりの姿勢で遊んだり、ずりばいをしたりなど、活発に動くようになるころ。ママの気がかりも、はいはいなど、赤ちゃんの体の成長に関することが多くなるようです。

★うつぶせにするとすぐ泣きます。はいはいが遅くなる?(6ヶ月)

「うつぶせが嫌いだと、はいはいが遅くなる可能性はあります。あお向けに寝転んだママの上にうつぶせで赤ちゃんを寝かせて、スキンシップをすると、うつぶせで遊ぶのを楽しめるようになります」

★はいはいをしないと、足腰の筋肉が弱くなりますか?(8ヶ月)

「今しなくても、足腰が弱くはなりません。ただ両手と両ひざをつく姿勢は足腰が強くなり、あんよで転んだときに手をつきやすくなる可能性があります。立っちしてからでもいいので、はいはい遊びをしてみては」

★「ちょうだい」「どうぞ」ができません(10ヶ月)

「『ちょうだい』『どうぞ』などのやりとりは、繰り返し教えないとできるようになりません。その際、言葉だけでなく、動作を添えて伝えて。ママとパパが2人でやって、手本を見せるのも効果的でしょう」

1歳~2歳ごろの成長の不安&解消法

1歳を過ぎると、自分の足で歩き始め、言葉に対する理解もますます深まるころです。

★伝い歩きばかりで、なかなか手を離して歩きません(1歳)

「慎重派で、手を離す自信がないのかも。伝い歩きができればあんよもできるようになるので、あせらずに見守って。大人が手をつないで歩く練習をしても。1歳6ヶ月を過ぎても歩かないときは、小児科を受診しましょう」

★物の名前は理解しているよう。でも、あまり言葉が出ません(1歳6ヶ月)

「1歳6ヶ月ごろで3つ以上の言葉が出て、大人の言うことを理解しているならOK。赤ちゃんが言葉や表情、しぐさなどで伝えようとするのを待ち、その気持ちを言葉にしてあげると言葉の発達を促します」

★物の並べ方にこだわりがあり、つき合うのがひと苦労(1歳8ヶ月)

「1歳6ヶ月を過ぎると、こだわりがいろいろ出てきます。物を並べ始めたらママやパパも一緒に並べて『楽しいね』と声をかけてみて。何にこだわっているかをよく観察してみると、発見があることも」

関連:[10年ぶりに妊娠しました#38] あれっ、発達のんびりしすぎじゃない?

赤ちゃんの発達にも個性があり、一人一人異なるものですが、ついついまわりの子と比べて「うちの子、これで大丈夫?」と不安になってしまうものですよね。どうしても気になることは、健診時に専門家にたずねてみても。
『ひよこクラブ』2018年8月号 「0カ月~2才ごろまで 月齢別 『うちの子、これで大丈夫?』に小児科医が答える! 成長の不安、スッキリ解消します!」では、ほかにも成長の不安に対するかかわり方や解決方法を紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/秋山千枝子先生
あきやま子どもクリニック院長。日本小児保健協会会長。日本小児神経学専門医。障がいのあるお子さんの発達支援、子どもの心の発達に関する相談、病児保育にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。

■参考:『ひよこクラブ』2018年8月号 「0カ月~2才ごろまで 月齢別『うちの子、これで大丈夫?』に小児科医が答える! 成長の不安、スッキリ解消します!」

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