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ちょっと目を離したすきに…【赤ちゃんのやけど/溺水/感電】ここに注意

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Martinan/gettyimages

赤ちゃんの事故やけがの原因は、日常の思いも寄らないところに潜んでいます。予想外のものでやけどをしたり、少しの水でおぼれそうになったり…。赤ちゃん事故を防ぐために、ママ・パパはどんなことに気をつけたらいいのでしょう? 「ひよこクラブ」の人気連載「赤ちゃんのすくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に、やけど・溺水・感電についての防止策と、事故が起こってしまったときの対処法について聞きました。

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「やけど」事故 ここに注意!

「やけど」事故で多いのは、熱いものを触ってしまう例。ガスコンロやアイロンのほか、炊飯器など蒸気の出るものでやけどをしてしまうこともあります。つかまり立ちができるようになると、机の上に置かれた熱い飲み物をひっくり返してしまうことも。電気カーペットや湯たんぽなど、それほど熱いと感じないものでも、長時間触れていると低温やけどの原因に。やけどのケアは、流水で患部を冷やすのが基本ですが、重症の場合はすぐに救急車を呼ぶか、近くの小児科を受診しましょう。

「やけど」事故から赤ちゃんを守る防止策

ガスコンロやIHクッキングヒーター、魚焼きグリル、炊飯器、電気ケトルなど、やけどの原因となるものが多い台所には、ゲートをつけるなどして赤ちゃんを近づけないこと。うっかり台所に入ってしまった場合に備え、IHクッキングヒーターや魚焼きグリルなどには、チャイルドロックをかけるようにしましょう。熱い蒸気の出る炊飯器や電気ケトルは、確実に赤ちゃんの手の届かないところへ。ファンヒーターやストーブを使用する際にも、必ずガードをつけて。アイロンがけは、できれば赤ちゃんが寝ている時間帯に。大人の熱い飲み物を置きっぱなしにしたり、ママが赤ちゃんを抱っこしながら熱いものを飲んだりするのはやめましょう。湯たんぽや電気カーペットは、寝る前に温めておき、就寝中は使わないように。自宅では気をつけていても、実家に帰省したときや、友だちの家に遊びに行ったときは油断しやすいもの。やけどの危険はないか、注意して見るといいですね。

「やけど」をしたときのケア…軽症の場合

やけどの範囲が狭く、軽症の場合は、患部を20~30分ほど、最低でも5分は流水で冷やします。流水で冷やします。流水をかけにくい場所は、冷水で絞ったタオルなどで冷やすといいでしょう。保冷剤は、冷やしすぎて凍傷になることもあるので、おすすめしません。冷やしたあと、赤ちゃんの機嫌がよければ、そのまま様子を見て。水ぶくれができた場合は、無理につぶさず、病院で処置してもらいましょう。

「やけど」をしたときのケア…重症の場合

体の表面積の10パーセント以上をやけどした場合は、すぐに救急車を呼び、待っている間に流水シャワーなどで患部を冷やします。衣服の上からやけどをした場合は、無理に脱がせると皮ふがはがれてしまうこともあるので、着たままで冷やして。

「溺水」事故 ここに注意!

赤ちゃんの室内での事故死で、大きな割合をしめるのが「溺水」事故。とくに浴室での溺水が多く、毎年のように死亡事故が報告されています。赤ちゃんは、水深10㎝でもおぼれてしまうので、できれば残し湯はしないようにしましょう。入浴や水遊びの際は、少しの間も目を離さないよう注意。おぼれてしまったときは、すぐに湯から出し、意識と呼吸を確認して。水を飲んでいた場合、無理に吐かせると誤えんする危険があるので、そのまま様子を見ます。意識がない場合は、すぐに救急車を呼ぶこと。意識があって大丈夫そうでも、水が気管に入っている場合もあるので、念のため小児科を受診して。

「溺水」事故から赤ちゃんを守る防止策

溺水事故が多い浴室は、使わない間は入り口をロックしておくこと。できれば残し湯もしないようにしましょう。浴室以外では、トイレや洗濯機でおぼれ死んでしまった事例もあります。赤ちゃんが水周りに近づかないよう、ママ・パパはできるだけ目を離さないように。

「溺水」事故について教えて!

Q 沐浴のときに気をつけたい事故やけがはありますか?(0ケ月・女の子)
A 洗う際に顔を水面につけないよう注意して

沐浴では、赤ちゃんをうつぶせ姿勢にして背中側を洗う際、うっかり顔を水面につけてしまうことがあるので、注意が必要です。沐浴後、赤ちゃんを別の大人に受け渡す際に落下させたり、頭をぶつけてしまったりすることもあるので気をつけて。

Q おふろのお世話で気をつけるべき事故は?(2ケ月・女の子)
A 目を離したすきにおぼれるケースがあるので注意

ママ・パパが脱衣所で着替えをしたり、シャンプーをしていて目を離した際に、赤ちゃんがおぼれる例があります。ママ・パパが髪を洗っている間は、赤ちゃんを脱衣所で待たせる、バスチェアを使うなど、溺水を防ぐ対策を。首輪型の浮輪をつけて湯船で待たせるのは、空気が抜けておぼれる危険があるので絶対にNG。入浴中は使わないようにしましょう。大変な場合は、赤ちゃんのおふろだけを先に済ませ、ママ・パパはあとで入浴するのもひとつの方法です。

「感電」事故 ここに注意!

赤ちゃんは、大人が触ってほしくないものほど触りたがるもの。電化製品のコードやコンセントの差し込み口に興味を示す子は多く、場合によっては「感電」事故につながる危険があります。コンセントガードや配線カバーなど安全グッズを利用し、赤ちゃんが触らないよう対策を。赤ちゃんが感電してしまった場合、意識がなければすぐに救急車を呼び、救急隊員の指示を仰いで。意識がはっきりしているようなら、安静にして様子を見、体調に問題があるようなら受診を。感電のやけどは深部に達している場合が多いので、すぐに冷やしてから小児科を受診して。

「感電」事故から赤ちゃんを守る防止策

「危険だから触ったらダメ」が理解できるようになるのは、3歳ごろ。それまでは、危険なものは触らないよう対策するしかありません。コンセントの差し込み口にはガードをつけ、コード類は配線カバーでまとめて、赤ちゃんの目にとまらないように。古い電化製品は、コードに破損した箇所がないかチェックしましょう。

「感電」事故について教えて!

Q コンセントの差し込み口は、どのくらい危険なの?(7ケ月・男の子)
A 差し込み口を触ることより、穴に物を入れることが危険です

差し込み口を触ること自体は、それほど問題ではありません。しかし過去の例では、鍵を両方の穴に入れて通電したという事故が。差し込み口に金属を差し込んで人体に通電すると、最悪の場合、心臓が止まってしまうほどの危険があります。コンセントカバーをつけても赤ちゃんが取ってしまう場合もありますが、できるだけ触らないよう工夫して。

Q 電化製品のコードを引っ張ってしまいます…(1歳1ケ月・男の子)
A 感電ややけどの危険があるため、安全グッズなどで対策を

電化製品のコードは、赤ちゃんがかじると感電する危険があります。過去には、ヘアアイロンのコードの破損部をなめてやけどしたり、コードを引っ張って電気ポットを落下させ、やけどしたケースも。電化製品は使うときのみ取り出して、なるべく出しっぱなしにしないようにしましょう。しまえないものは、コードを壁際に寄せてガードする安全グッズなどを利用し、早めに対策を。使わないときはコンセントから抜いておきましょう。

やけど、溺水、感電…どれも赤ちゃんが命を失う恐れもある危険な事故です。赤ちゃんが成長して行動範囲が広がる前に、ママ・パパは早め早めの対策を心がけましょう。また、赤ちゃんが成長するにつれて、手の届く場所が広がってきます。成長の節目に合わせて、見直すことも忘れないようにするといいですね。(取材・文/前田ユリ・ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

参考/「ひよこクラブ」2017年10月号「赤ちゃん39人のすくすく成長日記」より

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