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【1~2歳のイヤイヤ期】みんなの悩みに竹内エリカ先生が答えます 

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maroke/gettyimages

子どもがイヤイヤすると「これってわがまま?」と思ったり、「大人が甘いから、イヤイヤするの?」と悩んだりするママ・パパは多いもの。1~2歳のイヤイヤに関する素朴なギモンを、子どもの心理に詳しい竹内エリカ先生に教えてもらいました。

イヤイヤの理由がわかりにくい1歳代

自我が芽生え始めたばかりの1歳代は、イヤイヤしてもその理由がよくわからないことが多いもの。1歳代によくあるイヤイヤの疑問に、竹内先生がアンサー。

Qイヤイヤとわがままの違いは? どこまで認めてOK?
Aわがままとは欲求を押し通すこと。感情表現であるイヤイヤは受けとめて

感情表現で自分の意思を表すのと、本当は我慢できるのに欲求を押し通すわがままは違います。1歳代は危険なことなど絶対にダメなこと以外は、自己主張として受けとめてあげて。

Qイヤイヤするのは、大人が甘いから?
A成長過程の一つ。厳しすぎると悪循環に

イヤイヤは、子どもの成長過程の一つ。大人が甘いから、イヤイヤする訳ではありません。感情を押し殺すと、余計に反発して悪循環を招くこともあります。

Qイヤイヤの理由が、わからないときはどうしたらいい?
A「イヤだね~」と言って、気持ちに寄り添って

イヤイヤの理由は、わかりにくいものです。そのため理由がわからないときは、まずは抱っこして「イヤだね~」と子どもの気持ちを言葉にしてみましょう。理由を問い詰めるようなことをするのはNG。

Q1歳6ケ月ですが、イヤイヤしません
A先回りして、子どもの欲求を満たしていないか考えて

イヤイヤしなくても、その子なりに思いを伝えていれば心配いりません。ただし、ママ・パパが先回りして、常に欲求を満たしている場合は、子どもが自分の意思を伝えなくなる可能性があるのでNGです。時には、思いどおりにならない経験もさせてください。

何をしてもイヤイヤが治まらない2歳代

2歳代になるとイヤイヤがピークを迎えます。ママ・パパがどうなだめても、イヤイヤが治まらないことが。そんな2歳代でよくあるイヤイヤの疑問を集めました。


Q自己主張が激しいけど、わがままになる?
Aダメなことはしっかり教えないと、わがままに!

自己主張するのは自我が芽生えている証拠ですが、危険なことや他人に迷惑をかけることはきちんと教えましょう。そうしないと、単なるわがままな子になります。

Q何をしても、機嫌が直らないときは?
Aどうしたいのか、子どもに聞きましょう

イヤイヤが長引くと、子ども自身がイヤイヤの理由がわからなくなることも。「ママもどうしたらいいかわからない。どうしよう?」と子どもに聞いて、提案を待ってみましょう。

Qイヤイヤのとき、お菓子やスマホでなだめていい?
A習慣にすると執着するので、できれば与えないで!

お菓子やスマホでなだめ続けると、何かあるたびにせがんだり、与えないと怒ったりするようになることが。日常的に与えるのは控えて、本当に困ったときの最終手段と考えましょう。

Qあまり「自分で!」と言い出しません
A「自分でできた!」という達成感を味わわせて

着替えのとき「自分でやってみる?」と誘って、子どもに気づかれないようにさりげなくサポートを。できたら「自分でできたね」とほめて、達成感を体験させるといいでしょう。このように繰り返し達成感を得ることで、子どもは自然と「自分で!」と言い出すはずです。

イヤイヤは成長過程の一つですが、ママ・パパのかかわり方が大切なことがわかりますね。「ダメなことはダメ!」としっかり伝えつつも、厳しすぎるのはNG。お菓子やスマホを与えて、なだめるのもなるべく避けたいもの。子どもの心に寄り添い、時には我慢強く待つことも必要な時期。この機会に子どもとのかかわり方を、ぜひ見直してみてください。(取材・文/麻生珠恵・ひよこクラブ編集部)

監修/竹内エリカ先生

参考/1才2才のひよこクラブ2018年冬春号「女の子・男の子&子どもの個性に合わせればイヤイヤ期は9割ラクになる!」より

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