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小学生が1人で留守番、大丈夫? どんなことに気をつければいい?

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小学生になると、子どもが留守番をする必要も出てくるでしょう。不審者への心配や、地域の連携の希薄さなどから、子どもに留守番をさせたくないという人も多いでしょうが、いつかは留守番ができるようにならなければなりません。
いったい、みんなは何歳くらいから留守番をさせているのでしょうか。またどうしたら留守番ができるようになっていくのでしょうか。先輩ママからの体験談をもとに「保育園を考える親の会」の普光院亜紀さんにアドバイスをいただきました。

留守番に正解の方法はない

留守番については、何歳になったからできるようになる、という基準も、どうすればできるようになる、というルートも明確なものはありません。それは、その地域性や住んでいる環境によっても違いがあるし、子どもの月齢や性格によっても違いがあるからです。
小学校に入学後、子どもが学童から帰ってママやパパが帰ってくるまでの20〜30分ほど留守番をするようになったというケースが多いようです。
いずれにせよ、いきなりできるようにはならないので、短い時間から少しずつ慣れていくしかありません。そのために必要なのが、準備と子どもとのルール作りです。
留守番の時に心配になるのが以下の3つです。
・子どもの気持ちの問題
・防犯上の心配
・子どもが家で困ったことが起きた時の心配
ここからはそれぞれについて、見ていきましょう。

留守番の必要性を子どもと確認する

親が留守番をさせたいと思っても、子どもが留守番をイヤがるようなら、ムリ強いはしません。その場合、ファミリーサポートや短時間のシッターサービスを検討しましょう。
たとえば、学童から子どもが18時15分くらいに帰ってくるお宅と仮定しましょう。ママの就業が17時30分なので家には18時30分〜40分に帰れるとすると、15分〜25分ほど留守番が必要になるわけですね。
「Kくんは時計の長い針がここになるくらいに学童から帰るけれど、ママがお仕事終えて帰ってこられるのは(長い針が)このくらいになるの。ちょうど、DVDの1話を見ると帰ってくるけれど、1人で待ってられるかな」などと具体的に相談をしてみましょう。
もしも子どもが大丈夫そうだったら、土日などに留守番の練習を何度かしておくといいでしょう。
短い時間でも、子どもははじめての体験に不安を覚えます。できるだけ、早く帰れるようにしましょう。また慣れないうちは帰る途中で「今、●●駅だから、後ちょっとで帰れるからね」などと、留守電でもいいので電話を入れると子どもは安心できるものです。
お腹が空くと不安感が増しますので、おやつと飲みものなど、子どもが帰った後に食べられるものを用意しておくと、子どもはやるべきことができるし、「私のために用意してくれた」と、ママやパパのあたたかい気持ちも感じることができるでしょう。

防犯上の心配をできるだけ減らすルール作り

子どもと相談をして、留守番をすることになったら、まず留守番をする時のルール作りをしましょう。家に入る時、鍵を開ける時、しめる時、家に帰ってからやっていいこととやってはいけないことについて、紙などに書き出して、確認しあいます。
ルールについては、以下のようなことを決めている家庭が多いようです。

・家に入る時は「ただいま」と大きな声で言って入る
(家に人がいるように見せる)
・家に入ったら、鍵をかける
・家の鍵を開ける寸前まで鍵はランドセルの決めたところにしまっておく
・手洗い・うがいをして、学校のプリントを出す
・用意したおやつを食べたり、テレビを見たり、親と約束したことをして待つ
・家の電話がかかってきても出ない
・誰かが来てもインターフォンには出ないし、玄関も開けない
・ガスなどの火は絶対に使わない
・ママが不在の時にお友だちを家にあげない
・困ったことがあったら、ママやパパのケータイに電話をする

鍵がうまく開けられるかなどは事前に何度か練習をしておくといいですね。
留守番体験談として「決められたおやつ以外を食べていた」とか「おばあちゃんの声だったから電話に出てしまった」「家に友だちを入れていた」「宿題を終わらせる約束だったけれど、ほとんどしていなかった」などの話を聞きますが、身の危険に関わるようなこと以外はあまり叱らずに、ちょっとずつルールが守れるようにサポートしていきましょう。
もっとも多いトラブルとして聞くのが鍵に関わることです。

「とにかく鍵をあちこちでなくしてしまって! 何度も合鍵を作りました」

「鍵をどこに入れたかわからずに、家の前で待っていました」

「遠足の翌日、リュックからランドセルに鍵をつけ替えるのを忘れていて、家に入れず、お友だちの家にいるという張り紙が玄関にしてありました」

「子どももよく忘れることがわかっていて、こっそり家の廊下の窓の鍵を外していて、そこから出入りしていたらしいです…」

「帰宅途中、鍵をブラブラ振り回しながら歩いているところをママ友に『危ない』と指摘されました」

など、困った事例はたくさんです。
親が気をつけていれば回避できることもありますが、まだ低学年では鍵の管理は徹底できません。これはその都度、言い聞かせていくしかないようです。

子どもが困った時の心配ごとには

hanapon1002/gettyimages

長い時間でなければ、そんなに困ったことはおきないでしょうが、もしもの時のための対策は必須です。
留守番中に地震が起きないとも限りませんし、お子さんが体調不良になったり、急に不安になったりもするかもしれません。
そんな時のために、ママやパパの連絡先の他に、すぐに駆けつけてもらえるか駆け込める相手を確保しておきましょう。
お隣りが留守番の時間帯に大人がいるようなお宅なら、「4月から6時頃、うちの子が1人で留守番をするようになるのですが、もしも不安なことがあったら、お宅を頼ってもいいでしょうか」などとお願いしておくと安心です。近くに親族がいたり、ママ友がいたりするのなら、同じようにお願いをしておきましょう。
鍵をなくしたりして家に入れない時に行ける場所も確保しておきます。
子どもはママと連絡がつくだけでも安心するものです。子どもの見守りロボットなどを使うと、子どもの喋ったことがママのスマホにメッセージとして届き、逆にママからのメッセージをロボットが読み上げるという機能の製品も発売されています。家に帰ったことを登録したスマホに知らせる機能などを搭載しているものも多く、遊び感覚でこうしたアイテムを使うのもいい留守番対策になります。
どうしても心配な子には、キッズケータイを持たせたり、子どもの見守りサービスなどを検討したりするといいでしょう。

親も子どもも不安な留守番ですが、心配でたまらないという期間はそんなに長くはありません。子どもは成長するものなので、信頼して任せましょう。
ただし、少し留守番ができるようになったからといって、ママが約束の時間をやぶってはいけません。いつもは帰る時間に帰らないだけで子どもはとても不安になります。交通事情などで約束の時間より遅れる時は、必ず子どもに連絡を入れましょう。キッズケータイを持っていなくて、電話に出ないルールなら、お隣に伝言を頼んでもいいでしょう。
また慣れるまでは、帰宅したらお子さんの話をゆっくりと聞く時間を作りましょう。
(取材・文/bizmom編集部 橋本真理子<メディア・ビュー>)

監修
普光院亜紀さん
「保育園を考える親の会」代表。仕事と育児の両立に役立つ出版物の発行や会員の情報交換、イベントなどの活動を行っている。
著書に『「小1のカベ」に勝つ』

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