おっぱいとミルクのベストなバランスを模索…慣れない授乳でトラブル続き!
現在10歳と2歳になる2人の娘がいる、ママライターの天野つばさです。32歳の時に長女を自然分娩、40歳で次女を帝王切開で産み、2つの出産方法を経験しました。1人目は食欲旺盛で母乳不足になり、ミルクが大好きな子でした。2人目はミルクをあまり飲まず、母乳が大好きな子でした。同じ遺伝子で同じように育てているつもりでも、個性が出るものですね。そんな当時の母乳育児を思い出しながらご紹介します。
産院でもらった”使い捨て母乳パッド”が原因?
新生児期の乳首周りのトラブルは、慣れない事もあって多く発生しました。その1つに「赤ちゃんに吸われて乳首が痛いな」とずっと思っていたのですが、原因は吸われていたからではなく、使い捨ての紙の母乳パッドの摩擦だったようです。
赤ちゃんを産んだ病院でもらったもので、最初からずっと使っていたので、「まさかパッドが原因だったとは」と思わずびっくりしました。
私が住んでいる地域では、産後に助産師さんが自宅に来てくれて、いろいろと話を聞いてくれて、その際に助言をもらって、母乳パッドの代わりにタオルやガーゼにしてみたら、悩まされていた痛みが取れて快適になりました。その後、外出用にオーガニックコットンでできた母乳パッドを購入しました。
乳首の負傷で”乳頭保護器”を試したら
母乳を飲むのにも全力投球で力いっぱいの赤ちゃん。毎回吸う力が強く、早々に乳首が切れてしまいました。片方切れたらもう片方もすぐに切れ、母乳をあげるのがとても怖く苦痛になりました。
調べたところ”乳頭保護器”というものがあると知り、即購入。シリコンでできたカバーで乳首に被せれば、乳頭を保護してくれるので、痛みがなく授乳を続けることができます。
「これは名案!最高アイテム!」と思ったのもつかの間、普通に飲むよりも吸う力がいるらしく、5分程口にくわえて吸ってみたものの力尽きてダウン。母乳が飲みにくくなるらしく、うちの子は嫌がりました。妹に店を探しまわってもらってやっと手に入れたのに、結局じかに吸わせることになりました。
搾乳機を試して判明!母乳不足だった…
次に試したのは搾乳機。本当は傷が付くから手で搾る方がいいそうですが、搾乳機だとサクサク母乳がとれて、全然乳首が痛くなかったです。搾乳機を使っている間に、乳首は馬油を付けてラップして自然治癒にまかせました。
搾乳機を使う事でどのぐらい母乳が出ているかわかったのですが、私の母乳は1回の搾乳で100ml前後。粉ミルクの缶に書いてあるその頃の娘のミルクの量は120ml。1時間も乳をくわえて満腹かと思いきや、グズって泣いていたのは母乳が足りなかったと気づきました。
翌日から夜に粉ミルクをあげたら、ぐっすり寝てくれました。母乳だと、赤ちゃんがどのぐらい飲んでいるかわからなかったので、搾乳機を使うことでどのぐらいの量が出ているかわかり便利でした。
難しい…母乳とミルクのバランスに悩む
1回無料で、母乳マッサージをしていただける機会があり、施術してもらったら噴水のように吹き出て、その”効果”に驚きました。
私の母乳はよく出るらしく、100点満点中90点ぐらいの出のよさということでした。当時、ミルクが楽でどんどんミルクが多くなり、「このままミルクだけでもいいかも」などと思っていたのですが、「もったいない」と言われ「赤ちゃんの体重も順調に増えているし、母乳を多めにしましょう」と提案されました。
私の場合、母乳はミルクよりも飲むのに時間がかかるので、授乳時間が長くなり、更に母乳は消化が早く授乳間隔が短く1時間おきの状態。整ってきた生活リズムも崩れていき悩んだりもしました。
母乳は赤ちゃんにもいいし、お金もかからず、哺乳瓶を洗う手間やミルクを作る手間もなく楽かもしれません。でも粉ミルクも腹持ちがよく、母親以外でもあげることができて便利です。私の場合は夕方の母乳の出が悪くなる時間帯ぐらいから、粉ミルクを足していく感じがベストと感じて、ミルクとの混合で2人とも育ててきました。ちなみに授乳が終わって、バストサイズは悲しいことに2サイズダウン、妊娠前のブラジャーは全部使えなくなりました。
[ 天野つばさ * プロフィール]
10歳と2歳になる8歳差の姉妹育児中の専業主婦。姉を自然分娩、妹を帝王切開で産み2つの出産を経験。娘達が好きなものに一緒になって全力でハマって楽しんでいます。現在は、ディズニーとアンパンマンLOVE。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。