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【小児科医が解説!】赤ちゃんが自分の髪を引っ張って食べちゃう… 

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naumoid/gettyimages

小さい赤ちゃんの体やしぐさには、大人から見ると理由がわからない不思議なことが多くあります。発達段階によってもさまざまな変化があり、ママたちには疑問に思うことが多いよう。一方で、月齢が高くなってくると、ほかの子と比べて「まだできないの?」の不安やあせりを感じる場面もあるようで…。赤ちゃんの体・行動に関するママたちの疑問について、『ひよこクラブ』の人気連載「すくすく成長日記」監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

関連:【1~2歳】赤ちゃんの困った行動「これって大丈夫?」

赤ちゃんの体についての疑問

生まれたばかりの赤ちゃんの体や体のしくみ・行動には、この時期ならでは特徴があります。生まれながらに持っているいくつかの原始反射は、その代表的なもの。音に反応してビクッと両手を広げるモロー反射や、口に触れたものを吸おうとする吸啜(きゅうてつ)反射、手のひらや足の裏に触れると指をギュッと握る把握反射は、とてもかわいいしぐさですが、生まれてしばらくすると見られなくなります。また、背中やおしりに青っぽい蒙古斑(もうこはん)があったり、頭蓋骨にすきま(大泉門・だいせんもん))があって頭のてっぺんがやわらかかったりするのも、赤ちゃんならではの特徴です。いずれも、成長するにつれて見られなくなっていきます。

Q 手は色白だけど赤ら顔。そのうち顔も色白になるの?(0ケ月・男の子)

A 赤ら顔は赤ちゃん特有のもの。2ケ月ごろにはなくなります
赤ちゃんは皮膚が薄く、血液も濃いため、顔が赤く生まれてきます。“赤ちゃん”というのも、そのためです。その後、徐々に顔の赤みは消えていき、2ケ月くらいになると、生まれた時の影響は少なくなってきます。心配しなくても大丈夫ですよ。

Q 大泉門(だいせんもん)はいつごろ閉じますか? 閉じないこともあるの?(8ケ月・男の子)

A 8ケ月ごろから閉じ始め、1歳6ケ月までにはたいてい閉じます
おでこの上部にある大泉門は、8ケ月ごろから閉じ始めていきます。1歳6ケ月健診でも閉じていない子はいますが、病気ではないので心配しなくて大丈夫。閉じるまでは大泉門のあたりを触りたがらないママ・パパもいますが、触っても問題はありません。おふろのときには、頭も洗浄料を使ってゴシゴシ洗ってください。

1歳前の赤ちゃんの行動についての疑問

5、6ケ月ごろを過ぎると、それまでねんねばかりだった赤ちゃんも、寝返りをしたり、腰がすわっておすわりの姿勢ができるようになってきます。そうすると、自力で移動し、両手を使って物を握れるようになるため、いろいろな物を触りたがり、時には口に入れたりすることも。また、寝返りやはいはいといった運動発達は、赤ちゃんによってはしない子もいるため、ママ・パパが心配になることもあるよう。あまり神経質にならず、見守ってあげましょう。

Q 自分の髪の毛を引っ張って食べてしまいます…(5ケ月・女の子)

A 窒息の危険はなく、うんちとして排せつされるので心配いりません
赤ちゃんの手が頭に触れた時、そこに髪の毛があるため、握って口に持っていっているだけでしょう。口に入れたとしても、少量なので窒息の危険はなく、のどにつかえれば吐き出すはずです。飲み込んだとしても、消化されずにうんちとして出てくるので、心配しなくていいでしょう。しばらくすれば自分の髪の毛から興味が移るので、無理に止めることはしなくて大丈夫です。

Q うつぶせを嫌がってしないのが気になります(7ケ月・女の子)

A うつぶせの姿勢を嫌い、寝返りやはいはいをしない子もいます
うつぶせの姿勢を嫌がる赤ちゃんは、珍しくありません。その場合、寝返りやはいはいをしないこともありますが、これは発達のバリエーションの一つなので問題ありません。10ケ月ごろまでにつかまり立ちができていれば、筋力は正常に発達しているので、やがて問題なく歩くことができるでしょう。

1歳を過ぎた赤ちゃんの行動についての疑問

1歳を過ぎると、1人で立っちしたり歩き始めたり、赤ちゃんにも大きな成長が見られるようになります。意味のある言葉が出始めるのもこの時期。外で遊ぶ機会も増えるため、ほかの子と比べてしまいがちですが、運動や言葉の発達には個人差が大きいもの。ママはあせらず、その子なりの成長を見守ってあげて。自我が強くなり、育児の困難さを感じ始める時期なので、悩みや疑問があれば1歳6ケ月健診などで相談を。

Q 指しゃぶりをしています。問題ないですか?(1歳3ケ月・女の子)

A 4歳くらいまでにやらなくなれば大丈夫
程度にもよりますが、3歳くらいまでなら指しゃぶりを続けていても大丈夫。無理にやめさせる必要はありません。お絵描きしたり積み木をしたり、手先を使う遊びが増えてくれば、自然と指しゃぶりは減っていきます。また、3歳くらいになれば言葉の理解も進んでくるので、「歯並びが悪くなるからやめようね」と言い聞かせればやらなくなるでしょう。4歳になるまでに、やめられているといいですね。

Q 言える言葉の数が増えません。何かできることはある?(1歳5ケ月・女の子)

A 言葉の発達には個人差が大きいもの。2~3語でも心配いりません
言葉を発する、おしゃべりする時期には大きな個人差があります。1歳6ケ月で意味のある言葉を2~3つ言えていればOK。言葉の理解も順調に進んでいるので、ママ・パパは普段どおりの声かけだけで大丈夫です。口の動かし方が未熟で、まだうまく発音できないのでしょう。おしゃべりが達者になる日を、楽しみに待ちましょう。

関連:1歳ごろまではたくさん抱っこを!赤ちゃんにスキンシップが大切な理由

赤ちゃんの体やしぐさ、行動には、その時期にしか見られないものが多くあります。ママ・パパは、必要以上に心配せず、悩みや疑問がある時は予防接種や乳児健診の際にかかりつけ医に相談してみましょう。(取材・文/前田ユリ・ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

参考/「ひよこクラブ」2017年3月号「赤ちゃん18人のすくすく成長日記」より

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