産後のふくよかなフォルムは、子どもへの愛によるもの!~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#5
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、第5回は産後の体型についてです。
産後のふくよかなフォルムは、子どもへの愛によるもの!
妊娠すると、嬉しさのあまり頭の中がハッピーでいっぱいな状態になると思っていました。
しかし実際は、この先ちゃんと妊娠を継続していけるのだろうかという不安の方が勝り、日々の生活に、より慎重になっていきました。
重いものは持たない方がいい、自転車には乗らない方がいい、激しい運動もしない方がいい等々、本当かどうかはわからないけどしない方がいいのかなと思うようないろいろなことを人から聞いては、実践していました。
その結果、妊娠前に比べ、体を動かすことが減っていき、つわりの時期には吐いてしまうことがあるものの、食べづわりもあったため痩せることもなく、体重は増える一方でした。
普段なら運動をしてダイエットを試みるところですが、妊娠中に運動するのも怖く、産院で聞いた食生活の改善をして、運動することなく体重管理をしていました。
妊娠中は運動しにくいけど、出産したらたくさん運動しよう!
そう決意していましたが、出産後の育児は怒涛の如く始まっていき、中々ダイエットまで頭が回りませんでした。
初めての母乳育児も始まり、食べないと母乳の出が良くなかったため、たくさん食べてたくさん水分を摂り、ダイエットとは真逆の食生活でした。
しかし、自分のことよりも子どものため、そんなことを思うまでもなく体が自然と子どもを優先して生活するため、自分の体型のことまで気がいかないというのが正直なところでした。
そして何より、想像していた以上に育児は体力を使い、いかに効率良く睡眠を取るかということが要になってくるため、変に運動をして体力を削ってしまうという選択肢は絶対にありえませんでした。
特に私の場合は、産後間もない頃に旦那が仕事で家にいないことが多く、実家の母が助っ人で来てくれるはずが急遽キャンセルになってしまったため、一人で育児をしていることが多かったことから、体力の温存は新生児育児においてかなり重要なポイントとなりました。
母乳のためにたくさん食べ、育児のために体力を温存し、これでは痩せるわけがありません。
因みに、「母乳育児ってすごいよ~!食べても全然太らないんだよ!」と言っていた先輩ママさんがいましたが、私は勝手なイメージで、「たくさん食べているのに痩せる」ものだと解釈してしまっていました。
しかし実際には、食べている割りには太らないという程度で、痩せるというわけではなく、産後に肥えたままの体は母乳育児でも肥えたままでした。
我が家の場合は、料理が苦手な私の代わりに旦那がごはんを作ってくれていたため、食事だけはしっかりとれていたので、やつれて痩せるということもありませんでした。
しかし、昔に比べ10キロも太った私ですが、実は今の身長&体重は全国的には平均的だということを理解してほしいです。
(とにかく丸顔なのでより太っては見えますが)
出産してすぐにスレンダー体型になるモデルさんたちは、あれがお仕事だから頑張るのであって、そういう事例を自分の家に持ち込まないで欲しいなと全国の旦那様方には思います。
産後少しふくよかに見えるお母さんたちは、自然と子どもを守ろうという体力温存や母乳育児のために燃料を蓄えている素晴らしいフォルムなのです。
最近息子も1歳になり、保育園にも通い出し、私も仕事の時間が増えてきました。
そろそろ本格的にダイエットでも、と考えています。
まだ母乳はあげているものの、時間的に余裕が出てきた私が今後痩せていなかった場合、これからはただの怠慢になるかもしれません…頑張ります。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。
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