子どもはどっち似⁉︎見抜く人の意外な共通点 ~夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#6
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」、第6回は「子どもはどっち似⁉」のお話です。
子どもはどっち似⁉︎見抜く人の意外な共通点
子どもが親のどちらに似るのかは、とても興味深い事柄です。
男の子はお母さん、女の子はお父さん似になるとよく聞きますが、男の子でもお父さん似の子もいれば女の子でお母さん似の子も勿論いて、どちらにも似ている子もいればどちらか一方の遺伝子が濃い!という感じの子も。
生まれたばかりの頃は、毎日のように顔が変わっていっているような気がして、今日は旦那が強めかも、今日は私に近い!等日々の変化を楽しんでいました。
息子も1歳になった最近は、「お父さんにそっくりだね」と言われることが増えました。
しかし興味深いのは、友人知人は「旦那似」と言う人が多いのに対し、親族はみんな「私似」だと言うことです。
この場合の親族は、私の親族だけでなく旦那側の親族も含みます。
実際に、私も自分に似ていると思うのですが、それは私の小さい頃にそっくりだからだということが大きいです。
とは言え、いろんな人に旦那似と言われるので、旦那の小さい頃にも似てるのかと疑問に思い、写真を見せてもらうと…全く似ていませんでした!!
昭和初期かのような雰囲気を醸し出している幼少期の旦那!
完全にギャグ漫画のタッチで神様に描かれたような目鼻立ちでした。
なるほど。
だから旦那の親族も「私似」と言うのかと合点がいきました。
私の幼少期の頃は、ほぼほぼ息子と同じフォルムなのですが、息子の方がタレ目かなという感じです。
旦那もどちらかというとタレ目なので、その辺の感じが「旦那似」と言われる所以なのではないかと思われます。
そのため、初対面の方や私や旦那が成人してから知り合った方々には「旦那似」と言われることが多いのかなと。
しかし、そんな方々の中でも「奥さんそっくりだね!」と迷いもなく言って下さる方々もある一定数存在することに気付きました。
パッと見のタレ目に騙されることなく、ズバリ真髄を見抜いているかのような観察眼…一体どうしてわかったのか…。
私は、「私似」と言う方々の中にある共通点を見つけました。
それは、絵が上手い人という点です。
絵やデザインに関する職業についていたり、学生の頃から絵が上手い方々は、物の基本となるフォルムを理解する能力に長けているのか、パッと見の印象には騙されないのです。
逆に「旦那似」と言う方々は、基本的に優しい性格の方が多く、人を疑ったりしないからかすぐに目のいく目元の印象を受けて「旦那似」となるのかもしれません。
そして私は、「私似」と言う方々のもう一つの共通点も見つけました。
それは、化粧が上手い女性という点です。
やはりこの方々も騙されません。
いくらマスカラやアイシャドウで目を装飾しても、本来の目元にどのような化粧が施されているかを瞬時に理解できるのです。
そして私はこのことから、一つの結論に至りました。
息子は私似か、旦那似か…それは、私のすっぴんに一番似ているということです。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。