だんだん「人間」になる子ども[ハハのさけび #35]
1歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
だんだん「人間」になる子ども[ハハのさけび #35]
いつからか、ひとり遊びを始めた子ども。奥からオモチャを引っ張り出してきて、独特な遊び方をしていたり、何言ってるかよくわからないけどおしゃべりしていたり。親の私が誘導したわけではない、子どもなりの興味を持って、クリエイティブに遊んでいる様子(ハハのさけび#32参照)を見ると、1人の人間だなあという感じがします。
保育園に通い始めてからは、毎日の連絡帳が楽しみ(ハハのさけび#27参照)。同じクラスにお友達ができて、「今日は◯◯ちゃんと手をつないで歩いていました。」みたいな、家では見られない様子を読むと、結構びっくりします。考えてみれば、子どもは1日の大半を保育園ですごしてるんですよね。子どもにとっては、保育園の先生やお友達は、すごく近しい人なんだ・・・とか考えると、私の目が完全には及ばないコミュニティに、すでに属しているんだよなあと実感します。
最近は、子どもの性格らしきものも出てきてる感じがします。私と違って、結構几帳面なんですよね・・・。オモチャをしまうのがすごく上手だし、クレヨンとかも、きっちりしまうのが好きなタイプみたい。ドアが開いていると気になって閉めにいくし。私はズボラなタイプであまりそういうのが気にならないので、私とは違う人間なんだなあと、すごく感じる瞬間です。
いつのまにか、独立した1人の人間って感じがしています!
そんなの当たり前のことなんですが・・・妊娠中は文字通り一体化していたし、出産後も、ずっとお世話をしていないといけない生き物って感じで、そんなにコミュニケーションも取れなかったので、最近改めてそう感じているというか。
と同時に、出産後は子どものお世話が生きる目標のようになってしまっていた(ならざるをえなかった)自分は、この子が独立していったらどう生きるんだろう?と、ちょっと不安になったり。まだまだ手がかかるので、先の話ですけどね。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した35歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。