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掃除のプロが教える、忙しくても部屋がキレイな時短掃除!

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家の掃除、特殊装備の女性
Prostock-Studio/gettyimages

料理や洗濯に比べて優先順位が低いのが掃除ではないでしょうか。けれど、いつも散らかっていたり、ほこりが目についたりしては心にもストレスがたまっていきます。育児に手がかかっても、仕事が忙しくても部屋を清潔に、快適に保つコツやワザを、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに聞きました。

関連:得意な家事は?後回しにしがちな家事は?【5715人ママ調査!】

汚れを見つけたらすぐに掃除。掃除は、生活に組み込むことでラクになります

ついつい後回しにしがちな掃除ですが、週末にまとめてするのは大変だし、せっかくの自由な時間が家事でうまってしまうのは残念ですね。
掃除は、「掃除の時間」をわざわざ設定するのではなく、生活動線に組み込むのがいちばん効率的です。
たとえば玄関掃除なら、燃えるごみの日に、チラシをちりとりにして掃除をし、そのままチラシをごみ袋に入れて捨てる、洗面所は洗顔後に使ったタオルで洗面台をふいて、そのまま洗濯機に入れる、といった具合です。
ママにとくにおすすめなのが、朝起きたら、通るところをフロアモップで掃除する方法。床のほこりは、家族が寝ている間に数時間かけて床に落ちていきます。そこに人が起きてきて床を通ると、ほこりが舞い上がってしまいます。なので、掃除するときはみんなが起きてくる前に、静かにふき取るのが効果的なのです。
赤ちゃんが起きると、なかなか掃除まで気が回らないという人も、これならできるのではないでしょうか。

毎日の掃除をラクにする、時短家事の3原則とは?

家事を時短化するため実践したいのが、以下の3つの法則です。

1家事のしやすい環境を整える
2工程や道具を見直す
3家事シェアしやすいしくみを作る

この3原則を実践することで、掃除の家事を効率化することができます。以下、この原則に基づいたアイデアの一部をご紹介します。

掃除しやすい環境を整える

まずは、あなたの掃除環境をチェックしてみましょう。

□掃除しやすい家具の配置になっているか
□床にモノが置かれていないか
□汚れを見つけたとき、すぐ手にできる場所に掃除道具があるか

この3つをクリアできていれば、効率いい掃除環境と言えます。逆に、できていないと感じているなら、それが掃除に手間や時間がかかる原因になっているかもしれません。
3つのうち、いちばん大切なのが床にモノが置かれていない、ということ。いろいろ障害物があると、それをどかしながらしなくてはいけません。
モノはなるべく床に置かず、つるせるものはつるして、家具や重いものはキャスターをつけてすぐに移動できるようにすると掃除はぐんとラクになります。
また、掃除機やフロアモップのヘッドが入るように家具を配置するのもおすすめです。ヘッドが入らずイライラ…なんてことがなくなります。

床にモノを置かない習慣は、子どもの事故防止にも!

掃除の動線上や床にモノを置かないのは時短のポイントと言いましたが、床にモノがあると、それにつまずいたり、小さな子が誤って口にしたりと事故の原因にもなります。床の上で遊んだときも、終わったらすぐ片づけるくせをつけて、モノを床に置きっぱなしにしないようにしましょう。ロボット掃除機を使うときも、床にはモノを置かないのが鉄則ですね。今後導入する、という場合でも床にモノを置かない習慣がついているとスムーズですよ。

ムダな配線は整理。子どものいたずら防止にもなります

掃除しにくい場所といえば、テレビの裏など、「配線が集まった場所」ではないでしょうか。
配線が整理されずに出しっぱなしになっていると、掃除しにくいのはもちろん、子どもがいじって思わぬ事故につながることもあります。
ちょっと面倒ですが、一度やってしまえばその後はずっとラクなので、ちょっとがんばってみましょう。

■コンセントと家電が遠いケース

長いコードが床に出ていると掃除がしにくいうえ、赤ちゃんが引っ張ると危険です。家電量販店にある「ケーブルモール」を使って、壁にコードをはわせましょう。

■いろいろな配線が混雑しているケース

用意したいのは、コンセントに差すプラグを最小限にする「電源タップ」と、コードをまとめる「結束バンド」。電源タップは床に置いたり、壁に付けたりせず、家電の棚に取り付けるのがポイント。これで床にはう配線は電源タップの1本だけになります。家電のコードが長い場合は、ゆるくまとめて結束バンドで留めましょう。

工程や道具を見直す

家事が効率よく進まないときは、工程や道具に原因があることがあります。何気なくしていたことや使っていたものを変えるだけで、劇的に時短できることがあります。

お気に入りの掃除道具を手の届く場所に置いておく

私がママにおすすめしたいのは、片手で掃除できるフロアモップやハンディモップです。フロアモップは、ほこりが舞い上がりにくく、片手で操作できるので赤ちゃんを抱っこしながらでも掃除できます。フロアシートは、その都度交換するのではく、まとめて4~5枚セットしたほうが時短になります。
ハンディモップは、汚れがちな場所に置いておけば気がついたときにさっとふき掃除ができ、まとめて週末に掃除する負担がなくなります。
フロアモップやハンディモップは、気がついたら掃除できるよう汚れがちな場所に置きましょう。ただし、子どもが見るといたずらしたくなる道具でもあるので、できるだけ子どもの目には届きにくい場所がいいでしょう。

汚れるとわかっている場所には「マット」を準備

手づかみ食べを始めるころや、遊び食べをするころは、食卓がどうしても汚れしまいます。そのつど食卓や床を掃除するのは大変ですよね。
そこで活用したいのがランチョンマットやレジャーシート。ビニール製など水洗いできるランチョンマットやトレーの上で食事をするようにすれば、さっと水洗いするだけ。床にはレジャーシートしいておけば、これもさっとふくだけです。予防することで、家事の負担は減らすことができます。

ブロックや積み木遊びはレジャーシートやプレイマットの上で

子どもが大好きなブロックや積み木遊び。パーツがたくさんあって、片づけが大変ですね。でも、そのままにしておくと踏んでしまったり、どこかに無くなったりしてしまうことも。
そこでおすすめなのが、レジャーシートやプレイマットの上で遊ぶ方法。遊び終わったらレジャーシートを二つ折りにしてザーッと収納箱に入れるだけです。あと、最近では収納袋にもなるプレイマットがヒットしています。遊び終わったらマットについているひもを縛れば、コンパクトな袋になるというスグレモノです。便利なアイテムを使って収納ストレスを減らしましょう。

そのおもちゃや絵本は本当に必要か、家に入れたときのことを想像して買う

子どものおもちゃや絵本はデザインがかわいいものも多く、子どもが喜んでくれることを想像して、ついたくさん買ってしまいますよね。
でも、効率的な収納の基本は、モノを増やさないことにあります。モノが増えすぎると、掃除も大変になりがちです。
おもちゃや絵本を買うときには、おもちゃならほかに代用ができないか、絵本なら図書館でまずは借りて様子を見て本当に必要なら買うなど、慎重に選ぶことが大切です。

収納スペースをとる紙おむつは、ネットを賢く利用して

かさばって収納スペースを占領してしまうのが紙おむつ。とはいえ必需品ですから、ストックしている人も多いでしょう。
けれど、効率的な収納の基本はモノを増やさないことです。そこでおすすめなのが、アマゾンの定期便サービスです。必要な時期に自動的に商品が自宅に届くうえ、割引サービスも受けられます。必要以上におむつをストックすることがなりますし、意外に重く、かさばる紙おむつを買う手間がなくなるので便利です。

家事シェアしやすいしくみをつくる

掃除を家族とシェアしたいときは、ルールをきちんと作ってリードすることが大切です。
たとえば、トイレは使ったあと汚れていないかチェックする、おふろは最後に入った人が洗うなど。家族にも、汚れを見つけたらすぐ掃除、という習慣をつけてもらえたら大成功ですね。
それには「いつもきれいにしてくれてうれしいな」「掃除のプロみたいだね」といった、やる気が出る声かけも効果的です。
また、相手にも都合があるので、すぐやって、ではなく2~3時間のゆとりを持って「何時までにやってくれると助かる」と伝えましょう。思いやりが伝わることで相手も動きやすくなります。

絵本やおもちゃの収納は子ども目線で

収納は、子どもともシェアしやすい家事です。子どもが2~3才になったら、子ども目線に仕様変更をして、お片づけが楽しくなる習慣をつけてあげましょう。
まず、引き出しは出し入れがしにくいのでカラーボックスを活用します。カラーボックスの低い位置に、カラーボックスサイズの段ボール製の箱をセットします。ここに、ゆったりとおもちゃを収納します。ぎゅうぎゅうに詰め込んでいると目当てのおもちゃや絵本が見つかりにくいので、ゆったりめに収納することがポイントです。

不要品は「あげるボックス」で有効活用

効率的な収納の基本は、モノを増やさないこと。不要になった衣類や本、自宅では使わないいただきものなどは「あげるボックス」とラべリングした箱を用意し、お友だちが遊びに来たら自由に持ち帰ってもらう、というのはいかがでしょう。
リユースできるとうれしいですし、廃棄の手間を減らすこともできます。

ロボット掃除機などは便利ですが、ライフスタイルに合うかどうかを見極めて

家事シェアは家族の協力だけでなく、代行サービスや家電の活用も含まれます。家事は一人で頑張らなくていいのです。
掃除の家電といえば、ロボット掃除機です。定番ともなった吸引掃除機だけでなく、床ふきしてくれるものや、窓ふきまでしてくれる家電も登場しています。
高価なイメージですが、お試しできるレンタルサービスや1万円台のロボット掃除機などもあるので、たくさん情報を集めて、自分の考えや生活スタイルに合わせたオリジナルの時短家事を創り上げてほしいですね。

ママの時短アイデア

ママたちが実践している洗濯の時短アイデアを、本間さんのコメントとともに紹介します!

●下の子はすでに小3です。お尻を拭かなくなって何年だろう?でも未だに(おしりふきを)箱買いしてます。
テーブル拭くのも、手を拭くのも、口を拭くのも、床のちょっとした汚れを拭くのもぜーんぶお尻拭き(笑アカチャンホンポの厚手のものを愛用してます。あの厚みがちょうどいいです♪

【本間さんからアドバイス】
収納の時短ポイントは、余計なものを増やさないこと。おしりふきなど慣れたものを掃除にも活用するのはとてもいいと思います。

●片付けと掃除、我が家で実践していることを書きます。休日に思い切って断捨離して、捨てられないおもちゃは大きめな玩具箱に入れる。(小さい子どもでも片付けられるように)我が家では3色の引き出しタイプのカラーボックスの2段目はぬいぐるみ、3段目はおもちゃを収納しています。あとは押入れの下の段にケースで収納している玩具たちがあり、こどもは自分で出し入れして遊んでいます。

【本間さんからアドバイス】
おもちゃやぬいぐるみの中でも、子どもの中で今気に入っている「流行り」があると思います。今気に入っているものを出しておいて、あとは押入れに入れておけばモノが減るので収納が楽になります。定期的に押入れのものと入れ替えてあげれば、子どもも飽きずに遊べます。

●ルンバ、とても役立っています。音が大きく、2歳の子どもには「怖いー!!」と大泣きされます。が、もともと外出時に使用していたし、携帯からも操作できるタイプなので、床の片付けをして家を出てからスイッチONにすれば問題なしです。うちの子は怖がって近付かないので、ホーム待機中でも乗られる心配はありませんが、もし充電中や待機中が心配でしたら、柵や箱で囲ってしまうとか、子どもの入れないエリアに置くとかはどうでしょう?使い始めてから、床に物を置かないよう気を付けるようになったので、かえってキレイに見えるようになりましたよ!ルンバは買って良かったもの第2位です。(1位は食洗機です)

【本間さんからアドバイス】
ロボット掃除機、とても便利ですね。出かける前に棚などのほこりを床に落としておいてからスイッチを入れると、それらも外出している間に掃除してくれるのでおすすめです。

関連:「名もなき家事」にコピーライターが名前をつけた!共感の嵐

掃除はためこまず、こまめにすることが時短につながるのですね。まずはお気に入りの掃除道具をゲットして、モチベーションを上げてみてはいかがでしょうか。
(取材・文/岩崎緑、ひよこクラブ編集部)


■監修/本間朝子さん
自分自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。「時間がない」「家事が大変」と嘆く多くの主婦の悩みを解決している。
また、毎月無料で「時短家事セミナー」を自主開催している。著書に『ゼロ家事』(大和書房)、『本間式 置くだけ片づけ』(エクスナレッジ)、『写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)、『名もなき家事を楽しく減らす法』『「片づく仕組み」のつくり方』(三笠書房)、『ムダ家事が消える生活』(サンクチュアリ出版)、他多数。

●オフィシャルサイト:本間朝子オフィシャルサイト

●Amebaブログ: 知的家事プロデューサー本間朝子のブログ

※このエピソードは「ウイメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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