46歳で出産 女優・加藤貴子が共感した『子育て4カ条』とは?
6回目となる今回は、読者から教えてもらったという『子育て4カ条』にまつわるエピソードです。
女優という華やかな世界で活躍しながらも、44才で第一子、46才で第二子を出産した加藤貴子さん。この連載では、加藤さんの赤裸々な育児話と、育児に影響を与えた言葉を紹介します。
深く共感した『子育て4カ条』
私のブログやここでの文章を読んでくださった皆さんから、貴重な感想や体験談、あたたかいアドバイスなどをたくさんいただいております。ありがたい限りです。ありがとうございます。
今回は、そのいただいた書き込みで、とても参考になった子育て4カ条をシェアさせていただきたいと思います。
1.乳児はしっかり 肌を離すな
2.幼児は肌を離せ 手を離すな
3.少年は手を離せ 目を離すな
4.青年は目を離せ 心を離すな
私は5歳児と2歳児の母なので、2人の子どもを見比べながら、納得の言葉でした。二男はすでに、イヤイヤ期に入りましたが、まだスキンシップによるコミュニケーションをいちばん求めます。
抱っこはもちろん、ひざの上での手遊びや、肌のぬくもりが直接伝わる遊びを何より好みます。
それにきちんと応えられるときは機嫌も安定しているのですが、私が忙しかったり、長男に時間をとられ、本人が満足するまでつき合えなかったときの二男は、如実にグズりが激しくなります。
年齢が上がるにつれ、課題は難しくなる
そう言えば、長男を出産したときに、先輩ママのおおたか静流さんから、「抱きぐせなんて考えずにいっぱい抱っこしてあげればいいよ。『抱っこ抱っこ!』とせがむ時期なんて、すぐに終わっちゃうんだから」と言われたことがありました。
よく、「子どもは3歳までに一生分の親孝行をしてくれる」などと聞きますが、5歳になった長男の子育てを振り返ると、それもまた納得の言葉です。
当時は子どものために抱っこしていたつもりでしたが、むしろ私のほうが無償の愛で抱擁されていたんですよね。
そんな長男ももうすぐ5歳になり、今は自分の興味あるものだけに突っ走り、ちょっと目を離せばあっという間にどっかに飛んで行っちゃいます。危険なことかどうか考える前に行動に出ちゃうので、手の届く範囲で一緒に行動をしようとして気が抜けず、こちらがもうクタクタです。
それにしてもあらためてよくよく読んでみるとこの4カ条、どんどん課題が難しくなっていきますよね~。ホント、育児は育自だと、日々痛感しています。
(構成/ひよこクラブ編集部)
子どもが成長するにつれ、親も成長しなければなりません。『子育て4カ条』をなんとなく頭の片隅に置いておくと、目の前の子どもとどう向き合うべきかが、自然と見えてくるかもしれませんね。
次回も、加藤さんの育児に影響を与えた言葉が登場します。お楽しみに!
Profile●加藤貴子
1970年生まれ。1990年に芸能界デビューして以降、数々の作品に出演。代表作として『温泉へ行こう』シリーズ(TBS系)、『新・科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)、『花より男子』(TBS系)などがある。