簡単!削り節だし汁の作り方 きほんの離乳食
食材のおいしさを引き立てる、削り節だし汁の作り方を紹介します。
離乳食の味つけは、1歳ごろで大人の半分くらいの薄味といわれています。薄味でも、素材の味を引き出す、だし汁の作り方をマスターしましょう。
今回は、鍋で作る方法とより手軽な、電子レンジを使う方法をご紹介。離乳食は1回分が少量なので、まとめて作ってフリージングするのがおすすめです。
製氷皿にだし汁を入れて凍らせ、凍ったらキューブを製氷皿からはずして冷凍保存袋に入れて保存しましょう。大さじ1ずつの量のキューブにしておくと調理の際に便利です。
1~2週間を目安に使い切り、必ず再加熱してから食べさせましょう。
削り節だし汁<鍋で作る場合>
■材料
削り節 ・・・ 5g
水 ・・・ 2カップ
■作り方
(1) 鍋に水を入れ、沸騰したら削り節を一度に入れ、1~2分加熱する。
(2) 削り節をひと混ぜしてから火を止め、削り節が沈むのを待つ。
(3) ざるにペーパータオルを重ね、削り節をこす。
削り節だし汁<電子レンジで作る場合>
■材料
削り節 ・・・ 約2g
水 ・・・ 1カップ
■作り方
(1) 耐熱容器に水と削り節を入れ、ふんわりとラップをかける。
(2) 600Wの電子レンジで約1分加熱し、粗熱が取れてから、茶こしなどでこす。
■監修
太田百合子先生(管理栄養士)・中村美穂先生(管理栄養士)
■参考
『最新!初めての離乳食新百科』 (ベネッセコーポレーション 刊)より抜粋。
※情報は書籍掲載時のものです
■動画撮影時期/2019年12月
■取材・文/たまひよ編集部
●離乳食の材料は、厚生労働省策定の「授乳・離乳の支援ガイド」を目安に、作りやすい分量にしています。赤ちゃんの食べられる量、食べられるかたさなどは個人差がありますから、その子にあったペースで進めてください。
●電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
●電子レンジを使う際は、広口の耐熱容器に入れて水分を加え、ふんわりとラップをかけて加熱することを前提としています。
●レシピ内で使用している食材(主に加工食品)によっては、微量にアレルギーを引き起こす原材料が入っている場合があります。十分にご注意ください。
●1回の離乳食で食べさせる初めての食材は1種類とし、食物アレルギーに注意をして少量ずつ食べさせるのが基本です。食べ慣れた食材となら混ぜてもいいでしょう。